がっちりマンデー

儲かる雑用ビジネス「ロボットvs人間」【がっちりマンデー感想】(2017/03/19)

がっちりマンデー『儲かる雑用ビジネス「ロボットvs人間」』を見て

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。

今週は、ロボットvs人間の特集でした。

「何のこっちゃ」ですが、今は雑用もロボットが代行してくれる時代になってるそうです。

人間様は、「気持ちが分かってこそ雑用」という感じではあるようですが、単純なルーティンワークを繰り返すのはロボットの方が分があります。

森永卓郎曰く
「雑用の無いビジネスは無い。出来れば何とかしたいというニーズがある。」

確かにその通り。
人間の最後の仕事の雑用がロボットと人間のぶつかり合いになっていました。

ゲストはピース綾部。昔工場勤務で椅子製造Bラインだったそうです。
最初に与えられた仕事はパイプを磨く仕事だったようです。

協働双腕ロボットYuMi:ABB株式会社

ABBJapanという会社で作られているYuMiというロボットが紹介されていました。

ABB株式会社とは世界4台ロボットメーカーのひとつ。本社はスイスです。
グループ年商は年商338億ドル(3.8兆円)というとてつもない企業です。

そこが開発した、今の時代限りに無く人間に近いロボット

YuMi

世界初協働双椀ロボットです。

紹介してくれる中島さんはど緊張していましたが、YuMiは落ち着いた物でした。

協働双椀ロボットとは?

人とロボットが一緒に働けるロボットです。
産業用ロボットは、近くで人が働くのは禁止されています。
危険だからです。アームとか鋼鉄製ですし周りなんて見てないので思い切り動きますし。

しかし協働双椀ロボットは、樹脂製で安全、小型軽量の38kg。人の隣でも働けます。
普通のオフィスでも使えるように家庭用電源で動きます。

作業を教えるのが簡単

普通のロボットだと緻密で難しい作業を行うのもあり、専門家がプログラミングしていました。
しかしYuMiは誰でも覚えさせることが出来ます。

直接動かして覚えさせます。それこそ手取り足取り教え込み、タブレットで確定したらその動作を繰り返します。

素人でもガッチリポーズを教え込めてました。

工場でも単純作業をしていると人間は飽きてしまいます。
しかしYuMiは繰り返しやることが出来ます。

はんこを押す作業も、まさに判で押したように正確。
人間みたいに同じ場所に押してもずれません。

単純作業に活躍の場がある

導入事例:リンガーハット

YuMiを使っているリンガーハット町田鴨川店。
包んだ餃子をケースに移すという仕事をしていました。

ロボットなので疲れないし、同じ作業をし続けても安定した仕事をしてくれるそうです。
人だと1時間連続でヘトヘトだが、休み無く常に正確です。

人間がリストラされちゃうのでは?

「人間には複雑なサービスの仕事をやるから大丈夫」と店長

雑用時間が減る分を他の仕事に回せるため、スマートな分担作業となり効率がアップしました。

派生商品:外観けんた君

派生型として、お腹にセンサーが付いていて、検品をしてくれるロボットもいます。
製品の傷や汚れやチェックします。

高齢化により労働者を集められないのが工場の現実。

「人を置き換えるのでは無く、人がいなくて出来ない仕事をやるのがこれからの物づくりの基本」

凄く納得しました。

お値段700万円

ですが様々な現場から問い合わせ殺到だそうです。

そして森永さんが
「人工知能が入ってくるともっと凄くなる」と語りました。

人工知能をつけることで餃子作業は何が変わる?

メーカーの方が来ていたので訪ねていました。

「傾けたらもっと入れられるとかが判断出来るようになる」
「更に弁当を盛り付ける作業だと見た目が良くなるなどを学習し始め、配置を微調整したりが出来るようになる」

そういう時代になったら面白いですねぇ。弁当工場がロボットになりそうです。

ソフトウェアロボットBizRobo:RPAテクノロジーズ

東京都港区赤坂にある、RPAテクノロジーズ。
新しいタイプのロボットで話題です。

社長は大角社長。年商は10億円ぐらいだそうです。

こんなのやりたくないという雑用や事務処理をミス無くやるロボットはサーバーの中にいました。

BizRoboはパソコンで行う作業をサクサクこなすソフトウェアロボット

ロボット…では無いですよね。自動化ソフトウェア。

例えば経理の雑用である交通費申請の確認。

金額が合っているかなどを人が一つ一つ検索して確かめなければなりません。
それを一覧に纏めてたりと大変ですし社員100人いたらさらに大変です。
それを代行してくれます。

人間がネット使って調べて入力してを繰り返すと1件1分程度かかります。
BizRoboだと3件で10秒かかりません。

データを読む、それを検索、○×判定をあっという間にこなします。
20件調べても30秒かかりませんでした。

更にそれを報告書としてExcelに纏めました。

これを24時間365日辞めずにやってくれます。
そんなに交通費申請のある会社は嫌ですけど。

WordExcelも使いこなし、検索、計算、纏めるをあっという間にやってくれます。

BizRoboの仕組み

どういう雑用をどうこなすかを、RPAテクノロジーズに発注すると、BizRoboを1日くらいで設定してくれうるそうです。
それを月額10万円(交通費精算用)~で使うという形のようです。

月額課金ライセンス制だからぼろ儲けですね。
10万円どれだけ変更に応じてくれるかによりますけど。

「雑用時間が激減で安い、皆さんハッピー!」と社長は仰ってました。

導入事例:BizReach

人事部で活用しています。
1ヶ月に1度従業員の働きがい確認アンケートをしていて700名からアンケートを収集し分析しているそうです。

Excelで送られてきて整理して纏め報告書を作る作業は、情報が極秘扱いのため作業は1人で丸二日かかりました。
それをBizRoboだと10分でやってくれるそうです。

担当していた方は、作業が無くなり嬉しそうです。

この会社ではロボレボリューションという取り組みをやっているそうでs。

「生産性の向上のためルーティンの業務はロボットに」

という形で雑用だけでは無く繰り返し作業はBizRoboを導入。
本来やらなきゃいけない所に集中することで、会社全体として付加価値が上げようとしていました。

世界も狙うBizRobo

現在日本で4000体(?)が活躍中で世界も狙うそうです。
海外では難しそうな気がしますけどね。事務作業の文化が違うので…

PCが全部やってくれると言うことで生産性を上げるという仕組みでした。

レンタル社員サービス(人間による隙間雑用):タスクール

人間だって負けてない隙間雑用サービスは名古屋にあるタスクールという会社が行っていました。

渡邊社長は37歳。
「経済番組なので是非出たいなと見てました」

この会社はレンタルオフィスの運営をしている会社です。
ただそれ自体はどこにでもありますが、オフィスを貸すだけじゃ無くて社員も貸すといレンタル社員サービスをやっています。

貸事務所+細かい雑用をやってくれるレンタル社員

例えば、お客さんが「請求書作って」「会議の資料を作って」「コピーを100部お願い」とかそういうのを代行してやってくれるそうです。

薄い壁の小部屋におっさん一人が待機。
利用しているお客様は、営業代行業務の個人事業主だそうです。

依頼主の代わりに請求書を作成したり、領収書の作成、書類のコピーなど雑用をこなしています。

利用しているオーナーさん。
「外に出っぱなしのもんだからいなきゃ滞る。明日の準備など様々な事をやって貰っている」

利用体系

レンタルオフィスだけだと月額41000円
社員は、1時間2000円だそうです。

普通に社員やアルバイトを雇うと人件費が…だけど自分で雑用は大変。
という個人事業主などには確かにぴったりですね。なるほど。そういう所狙ったか。

レンタル社員は正確さが要求される雑用も確実で、困ったときだけ頼めると好評。

オフィスはいらないが、社員だけはレンタルしたいというニーズにも応えてくれます。
場所を選ばず、面倒な雑用だけお願いという物です。

細やかなサービスが喜ばれ、お得意様も急増中とのこと。

ロボットだと決まったことだけしか出来ないが、機転を利かせてすぐに出来る。
面倒くさいことも出来るとのこと。

ちょっと情報セキュリティとかが気になりますけどその辺も大丈夫なんでしょう。
この会社は5周年とのことで、ニーズはしっかりあるようです。。

「色々な事が臨機応変に出来る」

小さな企業がちょっとこれやりたいとプログラムを作って自動化まではやってられないわけで。
そこに人間が活躍する場がありました。

森永卓郎オススメのこれから来る雑用ビジネス:越境ECサポートビジネス

電子商取引は人気で今は海外向けにも行う事があります。

現在は中国でのネットビジネスに企業が進出中となっていて、サイトを中国に向けて更新しなければなりません。
それらの雑用を代わりに行うサービスなどが伸びるだろうと語っていました。
現在は人海戦術ですが、AIが発展すれば自動的に…というのも。

海外戦略の一端を担う可能性もありますね。

と、今日は珍しく結構マトモでした


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