がっちりマンデー『あなたの知らない市場』を見て
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
今週は、あまり知られていない市場の特集でした。
一般人が入れないような専門職の人が行く市場ということです。
なので、ちょっとマニアックな市場になるようです。
ゲストは眞鍋かをり。
結婚前はお金儲けキャラだったが、最近では子供のことを考えて金をやりくりするようになったとのこと。
それはさておき、新しい商品が伸びると市場が出来る。市場が出来ると今何が来ているかが解ると、森永卓郎。
我々より先に行っている知らない市場についてを紹介していました。
中古オフィス家具市場:プラスロジスティクス株式会社
群馬県前橋市にあるプラスロジスティクス株式会社の倉庫。
その中では、中古のオフィス家具の競りが行われていました。
全国の中古家具店が買いに来るそうで、1000点ぐらいの商品が取り扱われます。
事務用デスクや、事務用チェア、ホワイトボード、応接セット、ロッカーなど多種多様です。
群馬の倉庫にまで客が来るの?
それが結構集まってきます。
今中古オフィス家具が人気だそうです。
景気回復により企業は採用人数を増やします。するとオフィスの引越が増えます。
そんな感じで中古オフィス家具のニーズが15年前から急増しているそうです。
富山県から買い付けに来ている人は、毎週来ているなんて人もいました。
いったいどんなオフィス家具が人気?
イスは新品だと1万円する物が1700円
事務用デスクは新品8万円が3500円などなど。
ただ一番人気はロッカー
個別で物が入るタイプは新品だと8万円だが、18000円という値が付きました。
あまり市場に出回らないそうで高くなるとのこと。
出回るタイミングは、企業で制服が廃止になったときなど会社で着替える必要が無くなるとロッカーが出るそうですが、そんなタイミング少ないですからねぇ。
落札金額、小売りが買った金額の10~15%くらいが手数料としてプラスロジスティクス株式会社に入ります。
最初名前を聞いたときにそうかなと思いましたがやはり「PLUS」の子会社。オフィス家具、事務用品で有名な会社です。
そのPLUSの配送子会社だそうでして、配送して必要無い家具を集めていましたが、これを売れないかと始めたビジネスです。
売れ残った家具は、ナカダイというリサイクル会社と手を組んで鉄やプラスチックに解体して売るそうです。
無駄が一切ありません。
年間売り上げ5億円
で、今期は過去最高益となるようです。
かき入れ時は選挙だけどどういう傾向が?
新品よりもぼろぼろが人気があるそうで、年季が入っている方が庶民派として好感度が高いそうです。
変な拘りがあるんですねぇ
金魚市場:株式会社マルウ
愛知県弥富市にある株式会社マルウ
ここは金魚卸売市場でした。
愛知県弥富市は、奈良県大和郡山、東京都江戸川と並ぶ金魚日本3大産地のひとつです。
弥富には3箇所の市場があり、市場は年間で100回開催されています。
月曜水曜金曜と開かれ、年間3000万匹以上が取引されます。
斜陽産業と思われがちの金魚ですが最近アートアクアリウムなどで人気。
いい金魚は高く売れるそうです。
市場が開かれると全国から20人もの買い付け人が集まります。
千葉、東京などからも。
「ここでしか出ない金魚がある」
「種類が一番揃う」
と、この市場しか出ない生産者の金魚が目当てです。
とにかく弥富の市場は金魚の種類が豊富。
頂点眼、桜錦、ピンポンパール、水泡眼などなど聴いたことの無いような金魚が沢山。
色が他の生産者と違い凄く赤いやつとか品種改良が様々に行われた金魚が沢山です。
因みに私はこの間金魚が人気というテレビ番組を見ていまして、そこで既にこういう市場があるのは知ってました。
そんな感じで、全国から小売店小売店に卸す業者が集まります。
12時30分に競りがスタート。
競りの小屋の中に水路が通っていて、そとから木箱が巡に流れてきて箱ごと競り落とす方式です。
金魚ってどのくらいの値段?
頂点眼は1匹250円など
形がでかくて最高のリュウキンは15000円とか高値が付きます。
1時間で競りは終了し、5万匹が完売。
業者はどれだけ金を使うか
50万円~100万円ぐらい
1日で40万円とか
などなどかなりの金額が動きます。
市場では今日でどのくらいの金が動いた?
400万動いた。
1回400~500万ぐらいが動くそうで、手数料10%が市場の儲けです。
金魚は好きな人がいる市場で、生産者もアート作品を作っているような感じになっています。
その為こういう市場もあるようです
中古車市場:株式会社ユー・エス・エス(USS)
これはもう有名です。愛知県東海市にあるUSSが主催する中古車オークションです。
まるで一流ホテルのエントランスのような会場。北海道スイーツ祭りも開かれるくらいです。
週に1回、1開催1万台を扱う中古車のオークションを開催しています。
会場広すぎて酷いです。
オークション当日会場前には、買い手の行列がずらっと
どんなひとたちが買いに来るかといえば中古車販売業と、業者の人がメイン。
大手チェーンも買いに来ます。
USSの品揃えは日本一で、高級車、クラシックカー、トラック、バスなどの大型車輌
工事用、農業用の特殊車両、阪神ファンのバスまでありました。
オークション会場は1350席あり、最新式のタッチパネルを完備。
前方にある大型モニターと手元のモニターを見ながら競りを行います。
取引のスピードがとてつもなく早くて、1台10秒ちょっと。平均しても20秒程度で終わるそうです。
その仕組みは?
まずはデータで下調べが可能で、ボタンを押すと車種や車の状態によって3000円or5000円アップします。
画面に映る3色ランプが入札人数を示していて、緑は3人以上黄色は2人、赤は1人。
赤になって1.6秒だれもボタンを押さなければ落札決定という仕組みです。
10台同時に競りを行い、1万台を1日でさばきます。
これだけのスピードでどのくらいのお金が?
車輌代金は60億円動く
取引成立の度に、売り手書いてから手数料を貰う仕組み
更に、月額11800円払えばインターネットでも競りに参加が可能です。
全国から2万9000社ぐらいが参加しているそうです。
客も車も増えすぎて、さばききれなくなり、海外の客向けに低価格の車を扱う新会場をオープンするほど盛況でした。
因みに、市場は大きいほど有利となります。
品揃えが豊富で選べるからです。大きければ大きい程儲かります。
USSは中古車市場の元締めとして君臨してますからねぇ。そりゃガッツリ儲かります
木材市場:日田中央木材市場
大分県日田市にある、日田中央木材市場。
3万坪という広い市場で東京ドーム2個分の大きさとのこと。
扱っているのは木材。
市にかかるだけで4万本あるそうです。
日田市は、林業が盛んで日田市内に木材市場が7箇所あります。
その中で最も規模が大きいのが日田中央木材市場です。
4万本が1日で売れちゃいます。
どのくらいの金が1日で?
6000万前後
市場の儲けは売り上げの数パーセントの手数料と木材の選別、並べたりする手間賃です。
ただ「儲かるもんじゃない」と市場の関係者の方。
一般材(樹齢100年未満)のひのきと杉の競りが行われていました。
ここでは競りではなく、入札で行われます。
自分の入札価格を書いて手渡し、一番高い金額を書いた人が購入するというシンプルな仕組み。
良い木材は年輪が詰まっていて強度があるから価値が高くなります。
安い木材はぐちゃぐちゃ…
木材はいったいどのくらいの値段?
ひのきだと1本4000円ぐらい
ひのき風呂とか豪華なイメージがあるが、ユニットバスの方が高いそうです。
ひのき風呂は贅沢じゃなかったんですね。手入れ面倒ですしねぇ。
シャワーやトイレ付きのユニットバスよりも安いのは当然か。
最近では国産木材の需要が減少し、ひのきも杉も安いそうです。
国産木材の需要は3割にまで減っています。その分市場の利益も減少と。
これって完全斜陽産業ですし何で取り上げられているのか不思議でしたが。
需要が伸びている注目の木材
バイオマス用発電用材木
これの需要が凄いそうでして、昔は山に放置していた間伐材が金になる時代になったそうです。
バイオマス発電とは、木のクズを燃やして発電している発電です。
地球に優しい再生可能エネルギーとして大きなブームになっています。
バイオマスの発電材料は捨てられていた間伐材で、その間伐材が7000円とかになるようになりました。
ひのきより高い(量は違います)
最近では品不足になるほど人気だとか。
何故人気?
急成長しているバイオマス発電は、燃やす木材が間伐材だと国の電気の買い取り価格が高くなるそうです。
そういう仕組みがあって高く売れるそうです。
森永卓郎注目の市場:中国美術品オークション
中国美術品オークションというのが行われているようです。
日本の家庭に眠っている中国の美術品を日本の代理店が中国市場で売る仕組みで掛け軸が、1本500万で売れたりするそうです。
家庭に掘り出し物があるかも?
コメント
すでに取り組みされている内容・とても参考になりました。
すごく役に立つものでしたありがとうございます。