がっちりマンデー『儲かる変なチェーン店』
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
今週は、変なチェーン店の特集でした。
良い店だからチェーンになるけど、変だけどチェーンになるというチェーン店があるらしいです。
ゲストは商売をやっているヒロミさん。加圧トレーニングを3店舗出しているそうです。
チェーンにしないの?
チェーン展開するのは、精神力が強くないと出来ない
儲かって欲しいなと思うが、儲からないときに気を遣う
それが出来る人で心臓が強くないとやっていけない
との回答。経営者としてのチェーン展開とは結構厳しいようです。
1店舗だけだと売り上げはたかが知れているが、固定費は一緒なので店舗を増やすと増えていく。
それも2倍3倍以上になる。
と、森永さんは語っていました
ミリオンスーパーショップ(自動販売機)
ミリオンスーパーショップという激安自販機チェーンがあります。首都圏に1000台ぐらいの黄色い激安自販機を置いている会社です。
本社は沖縄にある株式会社ミリオン。
首都圏で勢力拡大中となっています。
2011年に2011年沖縄から関東へ進出したそうです。
ドリンクを売るための大胆活緻密な戦略
普通の激安自販機の場合、マイナードリンクが多いですが。
ミリオンの自販機は、コカコーラ、ワンダ、午後ティーも100円とか100円切ったり。
大手メーカーを扱います。
どうやって仕入れる?
例えばエナジードリンク
今年夏は暑かったが、急に台風が本州に来たりして涼しくなる。
計画数在庫がはけないとか作りすぎとなるので、それをがっつり買い込む。
メーカーの在庫を全部買い取る
ドリンクのパッケージデザインは時期で変化します。売れ残りは在庫となってしまいます。
なので製造メーカーは製造後早く出荷したい訳で、それをミリオンは見逃さないそうです。
普通のスーパーだと5000ケースとかの発注ですが、ミリオンは13万ケースと桁違い。
自販機が沢山あるので大量仕入れますのでメーカーは安く卸してくれるそうです。
安く大量に仕入れた後はどこに自販機を置くかがポイント
川崎市高津区でごく普通の家に自販機を置かせて貰おうと飛び込み営業します。
メジャーを出して、別の会社の自販機の隣におけるか確認。
置けると決まったら飛び込み営業。
「毎月決まった金額を通帳に振り込むので明らかに利益出ているか解る」
普通の自販機会社と違い、毎月決まった金を振り込んでくれる定額制です。
ミリオンから、場所の占有料として、毎月いくらみたいな家賃みたいな形で入るそうです。
通常飲料メーカーが自販機を置く場合、無料レンタルで自販機本体は置きますが、売り上げの何割かをオーナーが貰う歩合制。
その為損するリスクがあります。
ミリオンは、無料レンタルで自販機本体をおきまして、更に毎月定額のお金が入ります。
リスクがありません。
そのおかげで現在年間4000万本を売り上げ現在も増設中です。3年以内に首都圏3000台が目標だそうです。
すぐに真似されそうな物ですが人材に何を仕入れるかなどの嗅覚が凄いプロ(元大手の営業マン)がいるらしく。
なかなか真似できない部分があるそうです。
おにわや(愛知県名古屋市)
「Oh庭Ya」というトラックが名古屋市を走っていました。【おにわや】
植木屋さんのチェーンです。
2004年に設立し全国に40店舗あります。
普通の植木屋とは色々違います。
まず社員が若いです。平均年齢32歳。
植木屋というとベテラン職人のイメージだがそうでも内容です。
今までの植木屋とは仕事の仕組みも違う
依頼者が「結構新芽が伸びてるので玉を小さくして欲しい」とつげの玉造を依頼。
それらを元に「見積書」を作ります。
見積書作成がおにわやの新しいところ。
見積もりやる業者もあるが、結構言い値でぱっと見ていくらという料金の出し方が多いです。
職人さんの人数、作業、日数で絵金額が決定する形です。
職人さんによって手間賃が違い、よく解らないと言う声があります。
そこでおにわやは、作業ごとの値段を細かく設定しました。
つげの木の葉を丸くカットする玉造というカット方法は、1ついくらが大きさで決まるそうです。
見積もりバイブルがあり、木の種類枝振りで値段が決まります。
松の木だと。
大きいのを整えるのは9000円
小さめの松は6000円
つげの葉のカットは3000円などなど。
引っ張りだこになるきっかけ
「草むしりだけだと呼んでも来てくれない。木一本だけだと呼んでも来ないというを言われていたのがきっかけ」
昔の植木屋は草むしりや芝刈りなどの仕事を受けてくれないことがあったそうで。
それもやってくれると言うことで重宝されているようです。
そういう軽作業は若手育成の場でもあります。
「業界自体が、高齢化が進んでいて跡継ぎがいなくなる。次に頼む植木屋がいなくなる」
と言う問題も解決するために未経験の若手をどんどんと採用しているそうです。
ただ若いだけでは駄目なのでは?
一人前になるプロセスを言語化した。100項目くらい。
それを1つずつ習得する仕組みを作る。
一人前になるために必要な職人技術をリサーチしマニュアルにまとめ上げたそうです。
マニュアルで習得し現場で草むしりから経験すれば手に職が付くそうです。
年間1万5000件の依頼に対応しているそうです。
庭師は今までアーティストで、所謂カリスマ美容師みたいなものだったそうです。
おにわやは、QBハウスみたいな感じ。明瞭会計で短時間。
そういうニーズにぴったり応えたそうです。
旬菜亭(東京都墨田区)
葬儀、通夜、告別式、法事の仕出し料理ケータリングの会社です。通夜や葬儀を提供する会社のシービーサービスという会社が2000年に設立した事業です。
都内に3店舗を展開という小さなチェーンですが、500もの葬儀場寺と契約しているそうです。
通夜の料理、巻き寿司、煮物、天ぷらが定番ですが、一般的な仕出し料理とは結構違います。
「すき焼き、釜飯、牛フィレ、牛タン」
バラエティに富んでいるそうで、マグロの刺身は当然のようにあり、ローストビーフが出たりもするそうです。
料理のバリエーションだけじゃなく葬儀ならではのあるニーズに応えてくれます。
追加オーダーOK
葬儀やお通夜はあらかじめ人数が解りません。急に焼香に来る方もいます。
あらかじめ予想していても予想を上回る人数が来ることもあったりしますが、追加オーダーOK。
手の込んだ料理を追加ですぐに持ってくれるらしいです。
大概通夜は18時開始。
17時55分には、あらかじめ注文のあった料理は配達済みです。
通夜が始まる18時頃人数が解り追加の注文が入り出します。
会場にいるスタッフから、「寿司上にぎり5台、天ぷら3台、オードブル3台…」と注文が入ります
揚げ物オードブル担当キッチンに追加オーダー。
寿司担当キッチンにもオーダーが入り
料理人達が調理スタート。猛スピードで作り始めます。
寿司などはシャリとネタが乾かないようにスピード勝負。
時間のかかるオードブルなどは仕込み済みで対応。
ぱぱっと作り、配送係が駆け出します。
寿司天ぷらオードブル合計11台分は、20分ほどで完成して配送スタートでした。
人手が足りないときは配送に財務部長までかり出されます。
全社員で対応するチームワークだそうです。
社長はこう語ります
「早いと思います絶対負けない」
業界常識を覆す旬菜亭でした。
昔だとこういう役割は地域のお店が果たしていましたが、今はそれが無くなったのと葬式法事のあり方も変わったそうです。
昔は凝った料理など食べなかったと
「かぴかぴのお寿司」のイメージ
今は食べる時代になったのでニーズが増えたようです。
オススメの変なチェーン「張替本舗:金沢屋」
しょうじ、ふすま、たたみとかの張り替えをやる会社です。ここも手軽に上のような仕事をやってくれるチェーンとのことです。