がっちりマンデー

儲かる「地面ビジネス」【がっちりマンデー感想】(2016/09/04)

がっちりマンデー『地面ビジネス』

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。

今週は、地面に関わるビジネスの特集です。

アンガールズの田中がゲストでした。理由は、苔をこよなく愛するからです。苔の盆栽をやっているです。
趣味でやっていて7種類持っているそうです。苔たちはしっかり育てていました。

意識していないが、地面ビジネスは色々ある。そこに目をつけるかどうか…ということで始まりました

苔でガッチリ:モス山形(山形県山形市)

山形県山形市にある株式会社モス山形。
社員10名で、年商2億円の企業です。

訛りの社長に案内されて向かったの山奥
「イノシシとか熊が出るから気をつけて」という場所の農地に、黒い遮光ネット張っていました。

開いてみると出て来たのは【苔】

「地球温暖化と言うことで、都会のアスファルトやコンクリートを緑化する手立てがない。壁面や屋上に使われる」

屋上緑化、壁面緑化に使われる注目の苔でした。
工場やビルを手軽にに緑化できる、【苔ボード】【コケマット】を制作販売していました。
苔自体は1平方メートルで6500円ぐらい。加工した場合13000円になります。

緑化は芝生が一般的ですが、苔には利点が沢山あります。

芝生と比べる苔の利点
・芝生は水やりが必要だが、苔には必要無い

スナゴケという苔は、空気中の水分や雨だけでOKだそうです。

・芝生は土がいるので重いが、苔は土いらずで軽い

スナゴケを発泡スチロールのマットに貼り付けるだけなので軽くて、色々な建物に取り付けることが可能です。工事も簡単手間いらずです。

しかし、ある程度まで育てる栽培は大変だそうでして。
病気にかかったときの対処方法とかノウハウが必要。

このビジネスは社長が19年前に考えそうです。
酒屋を経営していたが、ニュースなどで京都議定書を見て、これからは緑化ビジネスだと苔の研究スタート

苗と一緒に撒く水の量や、日に当てる時間などをリサーチ。
苔ノウハウゲットしました

山奥で育てられた苔は、剥がして、工場へ持って行き地元のおばさまが発泡スチロールに縫い付けます。
縫い方にも企業秘密があり、「加工できる技術をもってる人は我が社にしかいない」と豪語するほど

縫い付けていくのですが、普通にやると切れてしまったりなどが発生するそうで難しいようです。

儲かりポイント

苔の栽培場所にありました。「安い安い。ただみたいな場所」

山奥の耕作放棄地を1000平方メートル年間5000円で貸して貰っているようです。
荒れ放題になるよりも使って貰った方が良いとのこと

里山、里地が蘇るので一石二鳥となります。

全国どこでも栽培可能なので、全国展開が夢だそうです。

因みに座布団に苔を貼り付けた「猫用座布団」なんてのも開発していて売り出そうとしていました。
そして田中が苔に大喜びでした。

グレーチングでガッチリ:株式会社ダイクレ(広島県呉市)

グレーチングでは日本で4割のシェアを誇るトップメーカー。
年商177億円です。

グレーチングとは、道路の溝などに使われる格子状の蓋です。側溝とかの上にかぶせてあるあれですね。
あれに名前があったのか。側溝の蓋じゃなくて。

そんなグレーチングでがっちりの会社です。

何が他のメーカーと違う?

見た目は殆ど変わらない訳ですが、作る技術力が違うそうでして、グレーチング作る設備は自社開発しているとのこと。

日本で初めてグレーチングを作ったのがダイクレで、創業者は戦艦大和を作った技術者のひとり。
元々は船で使われるグレーチングを作っていたそうです。

グレーチングの製造工場では、置物をプレゼントしてくれて大歓迎。
皆さんがっちりマンデー!!の大ファンとのこと。

いつかでると思ってた?

こんな日が来ると思ってなかった。目立たないから。

下に敷いてあって目立たないけど影の力持ち!と胸を張っていました。

そして滅多に見られない製造現場を見せてくれることに。

グレーチングの溶接機というのがありました。
あれは溶接で作っていたのか。

金棒が溶接機に入ると、ベースとなる金属に押しつけながら溶接して格子が出来上がります。

普通に見えますが、ダイクレでは画期的の発明が使われています。

ツイスト型グレーチング
ねじった棒を溶接してグレーチングを作っているそうです。

・ねじっているから歩いたときに滑りにくい
・溶接するときに一点に電流が集中するためねじっていない物よりも素早く溶接可能

様々な利点があるそうです。

クロスバーの感覚を10cmから5cmに

あの格子の幅を5cm感覚にしました。ベビーカーや自転車が通れるようにしたのもダイクレが最初。
普通にやってしまうと、横棒が60本→120本必要になるため製造コストがかさみます。生産性も低下します。

なので同じ時間で倍の数溶接出来る設備を作りました。

技術は常に先行しているのですが、後から真似されてしまうので常に一歩先を見据え製品開発をしているそうです。

・ハイヒールもOKな細目グレーチング
・軽くて丈夫。カーボンファイバーを使ったファイバーグレーチング
・鹿が嫌がる、テキサスゲートグレーチング

…最後は何だ?と思いましたが、かなり変わった模様のグレーチングです。
鹿が上を歩くと蹄に違和感を憶えるようになっていたり、見ただけで嫌がるそうです。
気づいたのは犬がグレーチングを嫌がるというのがきっかけだったそうでして。

下に溝を彫り込んであるので、動物が見ると地面がなくなったという視覚的な不安があるそうです。
側溝に落ちそうだから嫌がるそうです。

農業センターという所があり、敷いて貰い定点観測で夜間も張り付いて研究した結果からこの形状がベストだとなったそうです。
鹿よけグレーチング…凄く気になります。これがあれば農作物被害防ぎやすいんじゃ…

砂でガッチリ:株式会社ルナサンド(東京都港区)

東京赤坂の近くで発見した株式会社ルナサンド。
「仕事はガテン性格はラテン」というよく分からない信念を掲げている原田社長が経営しています。
手がけているビジネスは、砂のビジネス。砂で年商30億円だそうです。

「砂かけ婆と言われています」

…はい。

どこに砂を売っているかと言えば「ゴルフ場」「競馬場のダート」

ゴルフ場ではグリーンの芝生を育てる為の砂として使われ。
競馬場では1~4コーナーで全て均一の品質が求められるダート用の砂として使われています。

採取されるのは、青森県六ヶ所村。プレミアムサンドと呼ばれる砂です。ぱっと見美味しそうです。

何がプレミアムかと言えば、粒子が丸くて、揃っているのが特徴です。
普通の砂と比べてもきめ細かくてサラサラです。

使っているゴルフ場のグリーンキーパーの話によると
粒子が丸いと踏んでも締まらず水はけが良いそうです。
粒子が角張っていた場合、踏むとグリーンが締まってしまい硬くなってしまい水はけが悪くなるとのこと。

青森砂の獲れる六ヶ所村は海だった場所が隆起して出来た土地なので長い時間海水で洗われ丸い砂が出来ているそうです。

更にその砂を千葉県船橋の工場へ持っていき一手間加えます。

砂を焼く

砂を焼いて殺菌し、更に余分な大きさの粒を取り除く事が出来ます。
炎を吹き付け、小さい粒は吸い上げ、大きい粒は膨張させて網に引っかけ取り除く。

それによりさらさらな砂だけを作ります。

手間書けた砂=使う側大喜びとのことで、右肩上がりで導入が増えているそうです。

アサリや牡蛎の養殖、震災復興で海岸工事にも使われているそうです。

法面工事:フリー工業

最後に森永さんが紹介していた儲かりそうな地面ビジネスはフリー工業の法面加工でした。
今までは崖崩れを防ぐためコンクリで固めていたが、格子状のフリーフレーム工法が主流になってきました。
それを更に発展させます

縦にだけ鉄筋を入れて横は「間伐材」を使います。ウッドスロープ工法。
何十年も経つと、木材が朽ちていきます。しかし間に草とか木が生える事で2年位したら工事したことも解らないように自然に戻ります。

環境に優しい防災対策として注目されているそうです。

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