がっちりマンデー『東京ビッグサイトの展示会で発見!未来の儲かる原石Ⅲ』
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。
今週は、東京ビッグサイトの展示会でみつけた未来の儲かる原石の特集です。
3回目と言うことでおなじみのコーナーです。
日本には色々新しい技術が生まれているようです。
・・・いや。ポリウレアは日本じゃない。アメリカだ。
ゲストは厚切りジェイソン。
呼ばれた理由は、クラウドコンピューティングEXPO春に出展していたそうです。IT企業の幹部ですから。
きらりと光る業界のスター候補が次から次へと出てくるのを、がっちり独自目線で展示会に潜入します。
どうやら同じような企画が沢山あるようでぱくられたと憤っているようです(?)
ティ・バランス(Pizza&Pasta EXPO 2016)
その名の通り、ピザとパスタに関する食材・機材・サービスの展示会訪れた関係者2万8000人。最新の窯で焼くピザや調理器具の展示、生パスタ、乾燥パスタのブースが入り乱れ熱気むんむん。
かなり美味しく頂ける展示会のようです。
来場者に聴いて見ると注目のブースが。
「がたがたするテーブルが自動で直る」
テーブルだけのブースに人だかりが出来ていました。
カフェにあるテーブルのがたつきを自動的に直す部品があるそうです。
ティ・バランス(1箱3600円)
テーブルのがたつき解消、防止するテーブルの脚裏に取り付ける商品です。
ねじでテーブルの脚に装着して数秒待つと自然とがたつかなくなるという優れもの。
カフェのテーブルとかはで良くがたがたしてることがあり、珈琲こぼれたことありますが。
そのがたつきがなくなるのは凄い。
開発したのは株式会社ティ・カトウ
埼玉県日高市にあります。
数多くの特許を取得し海外へも輸出している会社で、従業員10名で10億円の売り上げがあるという凄い会社です。
「他社の商品よりは高いけど価値がある」と社長さんが語っていました。
ティ・バランスの仕組み
テーブルは3本足と4本足があるが、3本足の場合は安定するが倒れやすい4本脚だと、がたつくことが多い。理由としては3本で安定するため1本が浮いてしまうからだそうです。
「必ずどこかの足があまる」という状態になります。
そのため、ティ・バランスが1個だけ可動して隙間を埋めるそうです。
ティ・バランスの付いている脚を段差に入れると、段差に合わせて伸び縮みするのです。
へこみから戻すと元に戻るという。
内部に特殊なバネと液体が入っており、急激に力を加えたらビクともしないが、ゆっくり力を入れると伸び縮みするそうです。
一部店舗で導入しているタリーズコーヒー。
ティ・バランスを使っていない店舗へ持って行き試して貰いました。
その店舗では、床をわざとでこぼこさせたデザインのためテーブルの脚ががたがた。
毎日がたつきをチェックし、スペーサーを調整するという地味に大変な作業があるようです。
ティ・バランスをつけたらその作業が一切いらなくなり店員さん大喜びでした。
3600円のティ・バランスが638店舗のタリーズに導入されたら…凄い事に。
まさにガッチリでした。
ポリウレア(R&R建築再生展2016)
ビル、マンション、住宅のリフォーム、リノベーションがテーマの展示会です。R&Rは、リフォーム&リニューアルです。
その中に会場で多くの人を集めるブースがありました。
「目から鱗」
「爆発にも負けない」
「身体に塗ればバットマンになった気分に」
何だそれという感じですが、東京ライノ株式会社が輸入しているポリウレア(樹脂素材)という商品に注目が集まっているようです。
ポリウレアは建築業界でグイグイ来ているコーティング材です。
吹き付けてから5~10秒で非常に硬くなり、コンクリ、木材、鉄を守る素晴らしい樹脂です。
吹き付けるだけで、素材自体の強度がアップします。
ポリウレアはアメリカで開発され、アパッチの燃料タンクに採用され注目。
日本では2年前から大型トラックが行き交う道路補強で使用中です。
ポリウレアはポリウレタンの進化形で比較的新しい樹脂です。
密閉力もすごいです。
実力をチェック
・発泡スチロールの箱に吹き付けると
乗れば壊れる発泡スチロールの箱。
それの6面に吹き付けると勢いよく乗っても割れませんでした
・ハンマーで叩くと壊れる瓦(スレート)に吹き付けると
ハンマーで思い切り叩いても割れません
・卵に吹き付けると
割れない卵が出来ました
・段ボールの内側に吹き付けると
水を入れても一滴も漏れません。防水加工もされるのです。
・段ボールの水面にポリウレアを吹き付けると
ポリウレアが水面上で固まっている状態となり、段ボールの水の上に乗ることが出来るという意味不明の事態になりました。
水面に立てる!
プールサイドやビルの屋上の修理に最適です。
雨漏りとかこれを吹き付ければ良いだけになるんだから最高の素材じゃないですか。
まさにガッチリ
これ意味も無く欲しいと思いました
ベルハンマーvsレッドゾーン(日本物づくりワールド2016)
ジャンルの違う4つの物づくりが集まった3日間で87000人の関係者が来場する世界最大級のものづくりの展示会そこの機械要素技術展に行ってみると久しぶりの出会いがありました
LSベルハンマースプレー。潤滑スプレーです。スズキ機工さんが開発しました。
このスプレーは知ってるなぁ…といか、丁度その日の記事を書いていないのでログが残っていません。
がっちりマンデー!!で紹介されてから放送後電話が鳴り止まなくて1日で6000件の注文が殺到。
総出で発送作業に追われる日々だったそうです。
そこでベルハンマーを大量生産したところ2ヶ月が経ち注文が激減。在庫の山ができました。
そのため展示会で猛アピールしていたそうです。
しかし、スズキ機工鈴木社長が同じ展示会で気になるブースがあると言い出します。同じ潤滑剤の会社です。
レッドゾーンスプレー極順滑剤なんて書かれています。
完全塩素フリーだそうですよ!は置いといて。
世界トップレベルの潤滑剤と名乗っています。
開発したのは株式会社研削研磨
研削研磨さんも勿論ベルハンマーは知っていまして。
「私も見ましたがっちり毎週見てるので」と。
対決が出来ないか持ちかけたらガチンコ対決が出来る事になりました。
レッドゾーン(研削研磨)がベルハンマー(スズキ機工)に乗り込みます。
使うのはスズキ機工の回転盤。普通の潤滑油だと1人乗るとストップするという回転盤です。
同じ重さの鉄板を2枚用意してどちらが回るか勝負。
研削研磨の方が念入りにチェックし選びます。
重さ素材ともに同じ鉄板で勝負!
レッドゾーン
8人+(8.7kg*14箱)が乗っても回り続けました。
「金属の周りにコーティングが出来て滑り続ける事ができる」
金属のざらざらがあり摩擦があるから止まるが、レッドゾーンはその1つ1つに分子が膜を作りコーティング。
力を加えれば加えるほど潤滑性が強くなる特殊素材です。
びくともしませんでした。
LSベルハンマー
8人+(8.7kg*4箱)が乗ったところで止まってしまいまさかの敗退。勝負しなければ良かったのに…。
「機械に吹き付けてなじませる際にミスがあった可能性がある」とスズキ機工。
泣きの再チャレンジをしたところ8人+(8.7kg*14箱)が乗っても動き続けました。
再チャレンジしたら、上手く行きました。
若干面倒なのがベルハンマーなのかも知れません。
「爪の甘いところが会社の特徴。ご愛敬と言うことで」
ダメじゃん!スズキ機工さん。
とはいえ、どちらも儲かる原石なのは間違いありません。性能はどちらも折り紙付きです。