がっちりマンデー『儲かる「やどかりビジネス」』
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。
今週は、やどかりビジネスの特集です。
あちこちの場所をうまーく間借りしてちょいと借りて行う商売の特集です。
ゲストはパンサー向井。ピース又吉、サルゴリラ児玉、パンサー向井と同居生活。
又吉の家に間借りしているそうです。
やどかりビジネス
商売は立地が8割。家賃が高くて借りられないが上手く間借りすると店舗を持たずに出来るからビジネスが転がるようになる。そんなよそ様の一角をやどかりしてガッチリなビジネスです。
スーパーにやどかり:農業総合研究所
東京にあるスーパー:サミット。そこに現れたのは、農業総合研究所の及川社長。うっすら織田裕二です。
地下食品売り場の一番良い場所にやどかりして「産直売り場」がオープンされていました。
地方にある道の駅を小さくしたようなスペースです。「農家さん家から直送」というコーナーです。
農業総合研究所は、スーパーの一角をやどかりして、産地直送の野菜を売る会社です。
勿論、道の駅と同じシステムの産直売り場です。
道の駅は商品や値段を農家が決めるが、それと同じく値段は生産者が値付けします。
なのでお買い得の新鮮野菜が沢山あります。
お客さんのご意見
「サミットに来たら絶対ここに来る」
「美味しいし新鮮だし生産者の名前が書いてある。そういうのは安心する」
と、大好評
スーパーのバイヤーは?
ここの売り場は好評を得ていて、売り場から商品を選ぶ。売り上げは大きく伸びた
農家の皆さんに足向けて寝れない
儲かる仕組みは?
売り上げは、生産者と我々とスーパーで分ける。
色々な地域の農家から野菜を集め都心のスーパーで売って貰う。
例えば100円の野菜が売れた場合。
65%は、農家さんに入ります。
35%は、農業総合研究所とスーパーで割るそうです
農家さんとしては普通に下ろすと30%ぐらいが取り分なのだそうですが、倍以上で売れるので大変ありがたい。
スーパーとしては集客効果が大きいので助かるというwin-winの商売です。
競合があるんじゃ?(スーパーの野菜売り場と)
競合はゼロじゃないが、農業総合研究所のコーナーで購入しても特売品は通常品など。
今まで野菜を買わなかった人が買ってくれるようになったなど
違う効果が出るようです。
スーパーの売り場の産直売り場は、大人気で2009年スタートとなりまして、全国660店舗で展開しているそうです。
農業総合研究所の集荷場
午前11時に野菜を持った農家が続々とやってきて皆が最初にするのはバーコード作成。
どこのスーパーで何を売るかも農家自身が決めるそうです。
どこどこで、いくらで売るというのを自分たちで決めて出荷して貰うというシステム。
スーパーサミット、にんじん148円で売るなんてのをタブレットから入力。
売れ残ると農家には金が1円も入らないので値付けも大事です。
値段の決め方は、各スーパーでの特売情報などがメールで送られてくるのでそれを見て決めるそうです。
どこの店で売りたいかと言うのが書かれているポップを見ながら、そこの箱に売りたい物を入れていきます。
店選びも大事で、見せポップには「高級車も止まる、所得層は高め」なんて情報も。
売り場の写真や、駐車場の台数も乗せています。
「夏場にスイカが売りたい時は、手で持って帰るのは厳しいなと言う人もいるので駐車場があるスーパーに送るなどしている」
なるほどなぁと。
この集荷場から出荷する際にもスーパーの物流センターに持って行くだけとなり、スーパーの物流もやどかりしているそうです。
農業総合研究所上手いなぁ。
集荷場は全国53箇所に持っていて5500戸の農家と契約しているそうです。
売り上げは40億円だそうです。
パチンコ店をやどかり:ケアプロ
西宮市のパチンコ店。裏手に回ると、机とパイプ椅子と、白衣を着た人たちがいます。
じーさんばーさんんが機械に指を突っ込んでいまして何をしているかと言えば健康チェック。
ケアプロはパチンコ店の一角をやどかりして健康チェックをする会社です。
出来るのは、骨密度、血管年齢、体内年齢と比較的軽いものです。
お客様は無料。パチンコ店側が「イベント」として呼ぶためパチンコ店側が料金を払います。1回10万円程。
ケアプロの健康チェックはパチンコ店の集客イベントです。
この健康チェック目当てにやってくる人もいるそうです。
何故パチンコ店に?
パチンコ店には健康診断を受けていない人が43%もいる。
パチンコ店は退職したシニア、自営業の人が多くやってきます。
健康診断を受けていない人は、全国平均では36%にたいし、パチンコ店に来る人だと43%になるそうです。
そういう人に健康を意識して貰おうと、ケアプロはパチンコ店にやどかりしてお手軽健康チェックを行っているそうです。
「病院に行ったら血液検査して貰って、一週間後に来て下さいとかあるから簡単に3分でできるなんて凄い」
というお客さんの意見も
因みに健康診断は2,3ヶ月に1回内容を回しながら行っているそうで、一回に全部は行えないようです。
「1回で全部やっちゃうと満足してこなくなる」
しっかりリピーター確保に重点を置いています。
集客効果は?
健康チェックを目的に来る人がいたり、再来店にも繋がるのでメリットがある
2007年スタートで利用者数35万人突破しているそうです。
住宅展示場、オフィスで行う法人サービスも展開しています。
宿側にメリットがないとかしてくれないが、ケアプロは家賃かからない、パチンコ店は集客という利害の一致から広がっているようです。
ケアプロのメイン事業
駅やモールで有料で行う健康チェックがメインです。
1度健康に興味を持てば12項目の検査が可能で、そこそこのお値段します。
飲食店をやどかり:やどかりカレー
大阪で今流行っているのがやどかりカレーぴあ「究極のカレー」という本でも紹介されているそうです。
ぴあの編集長「大阪だけでいっても50件くらいある」と、結構な広がりを見せているようです。
どういう形態かというと。
例えば韓国居酒屋さんのお昼に「ナーガカリー」という看板がでます。
インド帰り風の店長がカレー屋さんをやっています。
「居酒屋さんの昼をやどかりして、お昼はカレー屋をやっている」
やどかりカレー
居酒屋などのあいている昼間をやどかりして営業するカレー屋
居抜き以上ですね。稼働中の実店舗を借ります。
なーガーカリーの人気メニューはナーガプレート1000円
肉、魚、豆の3種類のカレーがかかった個性的なカレーです。
ただ、店長曰く
「オープンして最初のカレーとは違う。最初はほぼぱくってましたw今はアレンジちゃんとかしてる!」
・・・Oh
そんな感じでも始めやすいと言うことです。
やどかりカレーの最大のメリット
初期投資が抑えられる
1か始めるとどのくらい? 300万(居抜きで客性があるような状態で始めても)
やどかりだと、4,50万
店の設備がそのまま使えるので、カレー鍋と炊飯器を用意すれば良い。
カレーという部分もポイント
「器具も設備も、家ででも作れる。それぐらいの物があれば取りあえず作れる」
カレーは鍋に集中してじっくり仕込めば良く、他の料理では専用の設備やら大型キッチンが必要だったりします。
カレーはある程度設備があれば大体OK
値段も手頃ですし、店ごとの拘りが楽しめると言うことで、3年ほど前から増え始め大阪中心部は数十件がひしめく大激戦になっているそうです。
夜は餃子居酒屋のお店の昼はスリランカカレーやさん「ハルカリ」
本日のすりらんかごはん(鰤)1000円は女子に人気のカレーだそうです。
貸す側のメリット家賃収入もそうですが、それ以外にも宣伝効果があります。
昼間メニューなどを見て夜も来るなんてお客さんもいるそうです。
サンクコスト(埋没費用)を削り出せ
サンクコストとは途中でビジネスを辞めても戻ってこない投資・費用のこと
頑張って店を始めても深みにはまり倒産することが多いが、この仕組みだとダメだと思えばすぐに辞められる。
お試しでやるときなどに丁度良い
最初はパクリからでも出来るという仕組みですしね!
最後のお勧め:ニコニコ・レンタカー
あ、知ってます。格安レンタカー。12時間 2525円から。相場の1/3。
なかなか空いていなくて借りれなかったりしますが。
これはカー用品店、ガソリンスタンドとか、中古車店とか、自動車関連の事業所に乗っかっている業態です。
車のプロが貸しているのでメンテナンスなどが解っているから安心という事のようです。