がっちりマンデー

働く人の○割がアレな会社!【がっちりマンデー感想】(2016/07/03)

がっちりマンデー『働く人の○割がアレな会社!』

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。

今週は、働く人の○割がアレな会社!の特集です。

偏った人材を揃えている会社の特集です。

偏った人材で運用すると個性が出る。
ユニークさが受ける所にマーケットを見つけられれば強みになるという事で意外な人材起用の秘策でがっちりの会社を特集していました。

平成建設(静岡県沼津市)

ここは有名ですね。大卒の大工会社です。
木造住宅の建築メーカーです。

昔ガイアの夜明けでも取り上げていました。

https://day-2-day.info/%e3%82%ac%e3%82%a4%e3%82%a2%e3%81%ae%e5%a4%9c%e6%98%8e%e3%81%91-%e6%84%9f%e6%83%b3/4410/


職人の8割以上が四大卒もしくは大学院出身。

普通だと工業系高校を卒業したたたき上げのイメージがあるが、この会社では現場で作業していたのは、
「東京理科大卒です!」
「東京芸大大学院卒!」

などそうそうたるメンツでした。現場にいる6人中5名が四大卒です。

153人の大工さんリストは、東京芸大、京大大学院、東大大学院…とそうそうたるメンツが揃います。

職人さんに話を伺うと
「大工がしたかった」
「昔から職人をやりたかった、大学の建築学科を卒業して、家を建てる大工の道を志している」
という方ばかりでした。

なぜ大工さんに大学出身者を集めているのですか?

「大工なんて頭が良くないとダメ」
「大工が全部仕切る方が良い。設計士や住宅メーカーが上にいるのは、世の中全員がさせた。大工が設計すべきなんだよ。木造の良い建物は」

大工こそ現場の大将、棟梁になるべし

普通だとゼネコン&住宅メーカーが受けて、下請けの工務店がやるという構図

現場監督はハウスメーカーからやってきて指示を出します。それを平成建設は全部大工が行います。

設計も施工も、現場監督も大工チームで賄う、

現場監督・設計をやるなら大学で建築を学んだ人が必要ということで建築学科卒の人を採用していきました。

メリット

・設計→施工までやれば下請けコストが削れる

・受注のやりとりにかかる時間も短縮

・良いお家を建てることが出来る

コストも削減できるという大きなメリットがありました。

東大建築学科卒の新入社員さん
「設計できない人しかできないこと、現場のことを生かして、営業や会社の経営など現場の知識があると違うので+αの何かが出来れば良いなと」

と語っていました。

東大大学院の現場監督
「大学に通った分物を自分で調べたり考えたりするところがあるので上手くいかしながら大工としてやって行けたらと」

現場監督も作業工程の段取り、予算の管理、施工計画書を作成したりと忙しいお仕事です。
それをてきぱきこなしていました。

四大卒採用以降平成建設の売り上げは右肩上がり。
売上高150億円になりました

因みに社長は…高校→自衛隊→大学→ハウスメーカーなどを経て自身の会社を起こしたそうです。

BE FORWARD.JP:東京都調布市

調布市のビルにビーフォワードという会社があります。
社長は強面の山川さん

インターネットで中古車販売をしている会社で創業12年目の会社です。

社員の9割が外国人(アフリカ人が多い)

外国人だらけの会社でした。
グローバル社員。海外オフィスのような雰囲気になっています。

中古車販売のサイトも、日本っぽくない雰囲気。

この会社は日本で買い取った車を海外で売る中古車のネット販売店です。

インターナショナルな会社で、国際マーケット相手なので、外国人が多いそうです。
逸れも特にアフリカ出身が多いそうです。

世界13ヶ国に3875人のスタッフを抱えていてそのうちアフリカ人が3661人と9割。

日本の中古車は安くて質が高いそうで、アフリカで大人気。
日本では廃車寸前の10万キロも走った車が現役で走るそうです。

綺麗で壊れない安い、。アフリカでバンバン売れるらしいです。

カメルーン出身エドワード(営業担当)によると、アフリカでは国によっても中古車の売れ筋が違うそうです。

元フランス領カメルーンは左ハンドルなので、ベンツやBMWなどが売れるそうです。
元イギリス領のケニアでは右ハンドルなので、トヨタや日産などが売れるそうです。

そんな感じでアフリカ諸国のマーケットを徹底調査しています。

写真にも工夫

山川社長によると自動車の写真にもにもポイントがあるそうで。
「下回りの写真は客がコンディションをするのに大事にする。下回りはサビを気にする客が多い」

日本みたいに道路が綺麗じゃないため下回りが重要。
アフリカの道路は舗装されていない場合が多いですからね。
そこの写真が重要とのことでした。

年間中古車売り上げ台数は、146,925台。年間売り上げ492億円というビック企業。

アフリカ市場はこれからも右肩上がりだろうという事でガッチリです。

ソイル株式会社:石川県金沢市

珪藻土で造るバスマットの会社です。(他にも珪藻土商品はあります)
布でもスポンジでもないが、霧吹きを欠けると吸水し、速乾性に優れているそうで、45000枚を売る大ヒット商品です。

「儲かってはいない」なんて謙遜する石動社長。

この会社の特徴は。

働く人の8割が主婦という会社でした。

プロ顔負けの力仕事もやっているという奥様方。
78人のうち、66人が金沢で暮らす奥様だそうです。

どんなシステムを取っている?

分業じゃない準備して出来て洗って片付けるまでが1つの流れ

バスマットは、珪藻土と水を合わせて練り、ゴム枠に入れて、乾いたら外して、成形して、乾かす
という行程により造られています。

技術指導の梶さんによると「バスマット作りには繊細な作業が求められる」そうです。

「男性はここまで根気よく出来ない。女性ならではだと思う」

と言うのは、珪藻土を混ぜたときにどうしても出てくる小さなゴミを取り除く作業。

凄い細かい物を見つけては工具で注意深く取り除き、こてでならすという作業が必要だからです。

働いている方は「やれるでしょ!やるかやらんかだけ」と職人さんです。

奥様方の細かさがバスマットの美しさを支えていました。

主婦の方々が働きやすくなる仕組み

出来高制


工場でやる内職みたいな感じみたいです。普通だとパートは時間給でいくらという形ですが、何かを作っていくらと決まってるそうです。

報酬は、時給ではなく、仕上げた製品の数に応じお金が貰えるそうです。
品質チェックを受けて報酬が決定します。

そのため技術を磨きスピードを上げれば稼げるという形になり質の良いバスマットが出来るそうです。

他にも家事などをこなさなければならない奥さんもいますが、出来高制なのでどれだけ作れるか…と言う部分で出勤時間が少し遅くなっても問題ないという感じでした。

年間売り上げは4億2000万円これからもガッチリのようです。

ちなみに石川県は共働き率64.64% 全国平均53.29%を大きく上回る女性が働く土地柄のようです。

桑野造船株式会社:滋賀県大津市

競技用ボートを作っている会社です

社員の6割が元ボート競技の選手(一部現役)

という会社です。
鍛えられた良い身体をしている人が多いようです。

社員の藤沢さんは、高校の時はインターハイ優勝
黄瀬さんは、何回か日本一になっているそうです。 2009年新潟国体…2011年全国軽量なんたら…

なぜ造船会社でボート選手が働いている?

ボート作りには経験者の力が必要となる
船を開発、乗り心地というのを感覚で喋られることが多い

非常に繊細なボート作りは、削りを1ミリ変えるだけでボートの堅さに差が出ます。

柔らかいとスピードが出ない、固いと選手の身体に負担がかかる…
その辺の丁度良い加減は経験者じゃないと解らないという事でした。

経験者ではない塗装担当の社員のかた。

「規定キロ数よりも超えるとダメなので、塗料工程では300g以内とか。ええやん何グラムぐらいと思っていた」

そこら辺の違いを経験者の方に説明されて理解したそうです。

重さや塗った後の表面の仕上がり具合でも水の抵抗に大きく関わるので注意深く作られているそうです。

造るだけではなく、選手経験者だからこそのサービス

出張修理

国内唯一の競技用ボートメーカーとして全国の大会などに出張してメンテナンスしているそうです。

「部品補充が早いので助かります」と選手の方も頼りにしているようでした。

次に目指すのは世界とのことです。

ラグーナ出版:鹿児島県

今後儲かりそうな「働く人の?割がアレな会社」として森永さんに紹介されていたのが鹿児島のラグーナ出版。

8割が精神に障害を持つ方だそうでして、鬱、アルコール依存症などなど。
仕事をしながら社会と共存しようとしている会社さんとのことでした。
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