がっちりマンデー『おらが県こそ輝くNo1「富山県」』
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。
今週は、富山県の特集です。
富山県の色々な日本一を紹介していました。
ゲストでやってきたのは、富山県新湊市出身の立川志の輔さんでした。
富山県は幸福度ランキングでも2位(2011年)として幸福度が高い県として。
第二次産業就業者比率では、1位(2010年)と第二次産業(工場系)が強い県として有名なようです。
高岡市でシェア9割 / 銅像
高岡市は全国の銅像の9割を製造している日本一の場所です。有名な銅像はほぼここで造られています。
武田信玄vs上杉謙信とか、真田幸村、田中角栄、二宮金次郎もここです。
更には、こち亀の両さんや、キャプテン翼とか、ゲゲゲの鬼太郎とか、アニメ漫画キャラも作っています。
何故銅像が強い?
江戸時代初期に前田家2代目の前田利長さんが大阪から7人の鋳物職人を連れてきました。
そこからスタートしたという由緒があるあお話でした。
紹介されていた竹中銅器では各地方出身のスターの銅像も手がけていました。
具志堅さんなんてのが紹介されていました。
大体1体500万円だそうです。
これもシェアNo1 / お寺の釣り鐘・梵鐘・教会の鐘
お寺の釣り鐘・梵鐘・・・あれもたしかに銅製ですがやはり富山県が1位。老子製作所という所がシェアをほぼ独占しているようです。
京都西本願寺、比叡山延暦寺などなど津々浦々。
お寺の釣り鐘と言えばあのぶつぶつ。あれは「乳」と言うらしく108個あり煩悩の数と一緒です。
それを粘土で型を作って外型に埋め込んでいきます。
更に色々な飾りを施して、外型を作り中子に外型をかぶせて1100度に溶かした銅を一気に流し込むことで作ります。
一昼夜おいて冷まして、土を取り除けば完成です。
老子製作所に全国から注文が来る理由
綺麗に仕上がるだけじゃ無く「音が良いから」
長く響く余韻は他社では真似できないらしいです。
肉厚とバランス、材質、鋳造するときの温度が大事だそうで、門外不出のノウハウがありました。
年間30口作っているそうでして、2003年には日本最大の釣り鐘も作ったそうです。
1口の値段はちょっとした外車一台という事なので・・・数百万程度らしいです。
ということで、富山県は銅製品でガッチリです。
チューリップの球根の出荷量も日本一
富山県花卉球根農業協同組合チューリップの球根生産が日本一だそうです。出荷量は1位富山県1985万個、2位新潟1246万個だそうです。
大正7年チューリップの栽培が始まりました。最初は切り花でした。
水野さんという方の畑で大事件が発生。綺麗に咲いていた花が全て盗まれました。
そして後に球根を掘り起こしてみると「丸丸太って大きくなりました」
そこで「球根を太らせて売れば儲かるかも!」と球根栽培が始まったそうです。
チューリップというのは球根が元気なら毎年花を咲かせます。
花を摘み取られるとそこへ栄養を送らなくなり蓄える事になり太るようです。
更に雪深いという所もポイント。
チューリップの球根栽培に向いていたのです。
大事なのは土に適度の湿り気があり、温度が変わらないのが大事。
雪が積もるので地中の温度や湿度を一定に保っていました。
そして富山のチューリップの凄いところは品種の多さ。400種あります。
チューリップのみを研究する園芸研究所というのがありまして色々交配を繰り返し新しい品種を生み出しています。
1品種作るのに5年。2万粒の種を使い1品種出来るかどうかだそうです。
ここから誕生した新品種は32種類あるそうです。
人気No3.春天使
人気No2.とやまレッド
人気No1.黄小町(花持ちが抜群)
意外にも黄色が日本一でした。
日本全国の公園に送られ私たちを楽しませているそうです。
年間売り上げ10億円とのこと。
チューリップの球根でガッチリでした。
アルミサッシで日本一
富山県射水市にある三協立山・・・三協マテリアル。アルミニウムビレットを製造しているそうでして。
他にも、サッシ、ドアの御三家「三協立山、YKKAP、LIXIL」の工場が富山県に集中しているそうです。
富山県で何故アルミ?
ダムが多くそこからの電力が非常に安価。
アルミニウムは電気を流して作るので大量の電気を使い電気代が大量に掛かります。
そのため電気の缶詰と呼ばれるほどだそうでして。
安価な電力というのが必要だそうです。
さらに豊富な水があるというのもポイントだそうです。
アルミニウムは今ではインゴットを使うようですが。
北陸電力は水力発電所が131箇所。日本一安い電力を使えるアルミ造りに最も適した場所だったのです。
アルミエアゾール缶、アルミチューブも日本一です。
業務用アルミ鍋 / 苗加製作所
給食用や業務用のアルミ鍋。それの全国シェア9割を作っているのがこの会社でした。あのますの寿司の源もここの鍋を使い日に10トンの米を炊いています。
苗加のアルミ鍋は何が良いのか
20年経つけど釜を変えてないが、通常は20年経つと釜底が焦げてご飯がくっつくがくっつかない。
日本どこを探してもここしか無い
くっつかない理由
内側のテフロン加工です。
内側のフッ素樹脂委コーティングが長年使っても剥がれにくいそうです。
ショットブラストとと呼ばれる方法かな?で、傷をつけてでこぼこに。
フッ素樹脂がちゃんと付くように表面積を増やします。そしてコーティングした後、減圧焼成炉で焼いています。
中の空気を出して密着力を増やすそうです。
気圧を下げながら鍋を焼くことで僅かに残る空気を押し出しましてぴたっと付いて剥がれにくくなります。
減圧の加減はトップシークレットだそうです。
コンビニのおにぎりや弁当のご飯にもこのアルミ鍋が使われています。
ここら辺は高岡銅器の流れをくんでいるそうで、金属加工には高いレベルがあるのが富山県とのこと。
学習帳も日本一
ジャポニカ学習帳のショウワノートも富山県高岡市出身。和紙の時代から紙を作っているからだそうです。
まとめ
富山県というのは金属加工で有名なのは知っていましたがこういう理由だったんだなぁというのが改めて分かりました。