がっちりマンデー『斜陽産業スター』
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。
今週は、斜陽産業スターの特集です。
斜陽産業の中で儲かっている企業の特集となります。
たんす屋 / 着物のブックオフ
東京新宿区神楽坂の「たんす屋」この会社は知っています。東京山喜が運営している着物のリサイクルショップです。
ガイアの夜明けでやってましたね。
着物産業は40年前に2兆円産業でしたが今や3000億円の市場規模となりました。
山喜の方が語った着物離れの原因
「高いしよく分からない」という既成概念
ブックオフに入ったところ若い客で溢れていたのがきっかけとなり。
「着物でこの業態をやれば必ず新しい市場創造が出来る。」
着物版「ブックオフ」着物を買い取るチェーン展開し始めました。
値段はお手頃
殆どの商品が元の価格の1/10程度。
帯なども16200円とかで販売されていました。
値段を分かりやすく着物の状態で販売
お値段タグをつけました。これは今までの呉服店では考えられないことでした。
呉服店は値段表示が無いことが多く生地だけの販売が多かったですが、着物の状態で販売するようにしました。
これによりお客様も
「色々な値段の物があるので、1人で入っても安心感がある」
と、着物に興味はあっても踏み出せなかった客が来ます。
買い取り方は
客から預かって本社の査定部によりベテランが査定を行います。
時間は2週間ほど掛かります。
着物は値段の付け方が難しい為、その場で値段はつけず査定部に送ります。
本社で目利きの担当者は呉服問屋から着物に携わって50年・・・74歳のベテランさんだったりします。
「長年やってないと、これがどのくらいでどんな商品か分からない」
大きな傷みや汚れのある物、絹以外の着物は買い取りNGとなります。
後は「感性」・・・と呼ばれる、現在の流行に合って売れる品物かどうかという部分がポイントのようです。
「かっこいいかどうか」
50年前の着物の礼だと、差し色、地色が今の流行に合わないため100円
ちょっと濃い色でカッコイイ物は1万円での買い取りとなっていました。
人気のあるデザインかどうかが重要です。
この査定価格に納得したら買い取り成立となります。
着物は新潟県の作業場に集められ念入りにクリーニングし新品同様で店頭に並びます。
今ではチェーンの年間総売上が50億円となりました。
エックスモバイル / スゴイ電話
東京・原宿にあるエックスモバイル。モバイルの会社は斜陽産業じゃないと思いますが・・・と思ったら、固定電話でした。
一家に一台が当たり前だったが、携帯電話の普及などで契約者数が減少しています。
2002年では固定電話が6000万件ありましたが今では2800万件に減ります。
さてテーブルに置いた固定電話。そこからスタッフに電話をかけると電話が鳴ります。
しかし固定電話には、電話線や電源ケーブルなど何も付いていません。
固定電話型携帯電話だったのです。
って、これイエデンワじゃないですか。
昔、PHSで出ててWILLCOMで販売していてキワモノとして有名でしたが・・・と、思ったら同じ会社でした。
納得です。
固定電話が減った理由
電話線を繋ぐのに工事費手数料などが掛かるため携帯電話があれば固定電話は要らないという人が増えた
携帯電話をわざわざ大きな固定電話にする理由
慣れ親しんだ形の方が使いやすいという声
小さなスマホより固定電話型が使いやすい人がいます。ご年配の方などは特に
ボタンも大きくて確実に押せ受話器も使いやすいのでありがたいようです。
高齢賃などで使われるケースがあるようです。
あとは電話線が引けない建築現場、選挙事務所など短期間だけ固定電話が必要な場所でも利用が多いようです。
お値段は3万5000円。
現在1000台ぐらい売れているようです。
しかし本体を売るだけが商売では無く、エックスモバイルはMVNOもやっています。
通信料もゲットすることが出来ます。
契約者が増えるほど月々の通信料で儲かる仕組みでした。
ただこれって別に固定電話を盛り上げているわけでは無く・・・斜陽産業スターとは言いにくいと思います
こころみ / 親の雑誌
東京都渋谷区 「こころみ」雑誌業界も斜陽産業ではありますがそれで売れる雑誌を作っている会社とのkとです。販売している雑誌が「阪本辰治」・・・だれ? ですが。
とある方のご家族です。
これは「親の人生について聞いて1冊の雑誌に纏める」という子供が親の人生を知るための雑誌「親の雑誌」です。
全16ページの雑誌スタイルで、半生や今を掘り下げます。
ご家族が親御さんのために注文してプレゼントするものです。
今自分史というものも流行っているようですが、書籍形式で100ページ以上。制作費は数十万円かかります。
そして自分のための書籍となります。
親の雑誌は、息子や娘が親のために申し込むもので16ページで5冊発行。制作費7万円~。という親の半生を振り返る物です。
親の雑誌内容
半生を振り返るメイン記事、20分インタビュー・・・など親の全てが分かる雑誌となります。
こころみは、元々高齢者を対象にした見守りサービスをやっている会社。
家族に依頼され高齢者の方に電話をして家族に様子を報告する見守りサービスをしていました。
しかし、電話の時に聴くおじいちゃんおばあちゃんの話が面白いので、本にしたら良いのではと親の雑誌を作り始めました。
取材の様子を密着していましたが、息子が申し込んだ方の取材でした。
お宅に伺い直接インタビュー。
直接取材のテーマは、生い立ちから今にあたるまで。
親の雑誌取材ポイント1
盛り上げて気持ち良く話して貰う
リアクションがとにかく抜群。頷いたり、聞き返したり、とにかく聞き上手です。
親の雑誌取材ポイント2
大きなリアクションじゃ無く要所では語り出すまで待つという待ちも。
その後も一人舞台で3時間のインタビューが終了します。
それが終わると1ヶ月の間に4回20分の電話インタビュー。
これが20分インタビューの記事となります。
「今って何をしていましたか?」がポイント
親御さんが今何をしていて何を考えているのかが分かります。
親の雑誌は申込件数400件で、今年中には1000件に届きそうだそうです。
これ自体は素晴らしいサービスですが、雑誌業界で輝くスターではなく高齢者サービスの一環ですから、斜陽産業スターとは言いがたいと思うのですが
森永さんが「マス向け雑誌は難しいですが、ピンポイント狙いにチャンスがある」と言っていました。
そういう意味なのか・・・
今注目のガッチリな会社「菱刈鉱山」
どこかで見たぞ・・・DASHだ。金掘ってましたねぇ・・・
と、今日のがっちりマンデー!!は、知っている内容が多い+テーマと違うと思う物が多くてイマイチでした。