がっちりマンデー『儲かるプロカタログ』
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。
今週は、プロカタログの特集です。
プロカタログって本当に多種多様あるみたいですからねぇ。
私みたいなオフィスで座ってPCカタカタする仕事だと、アスクルとかたのメールとかコクヨとかジョインテックスとかその辺になりますけど。
世の中には変なカタログが沢山あるようです。
・・・そういえば他の番組でお坊さん専用カタログなんてのもあったなぁと思いながら。
FIRE RESCUE EMS(消防向けカタログ) / シグナルOS
まさかの消防士・消防団向けのカタログです。そんなに需要があるの!? と思ったら、年4回発行されるそうですが1回で4万5000部というんだから・・・凄いですね。
全国の消防と名の付くところには絶対あるみたいです。
商品は、防水ソックス、防弾ゴーグル(破片が飛んできても大丈夫)とか、そりゃそうだよなという専門的な品物が勢揃い。
しかし一番売れているのはオリジナルTシャツだそうです。
そういえば消防士の方ってなんか紺色で文字の入ったTシャツ着てるイメージがありますが・・・ここが作ってたのか!
どうやらこのカタログを販売している会社は元々「Tシャツ屋さん」だそうで。なるほどなぁ。
「消防士で一番大切なのは団結力。おそろいのTシャツを着てチームワークを!」
というコンセプトだそうです。
男性社会を如実に反映した格好いい絵柄がずらっと用意されていて、それらを組み合わせてプリントしてくれるそうです。
勿論地域名とかもいれて。
なるほどなぁ。こういうニッチな市場もあるのかぁと。なぜかおそろいのよだれかけも作ってくれるそうです。
飲食店向け業務食材カタログ / キューピー
マヨネーズのキューピー。ここでは飲食店向けの業務食材カタログを作っているそうです。
商品は、ドレッシングやパスタソース、スイーツなど。勿論マヨネーズも用途別に80種類ほど用意しています。
顧客は、レストラン、ホテル、スーパー、学食、居酒屋、ファストフードです。
「料理の一手間を省くための商品」がコンセプト。
野菜の水分を逃さないマヨネーズや、パン生地に練り込む固形マヨネーズなんかも
しかし、キューピーの強みは・・・卵製品
「冷凍やわらかたまご」という商品がありまして、解凍すれば見事なポーチドエッグです。
エッグベネディクトなんかを簡単に作れるという素晴らしい代物。
天津飯の卵、オムレツでぱかっと割れるとろとろ卵、湯煎で完成するスクランブルエッグとか・・・
あれらはキユーピー製品なのか!?と凄く楽しかったです。
研究者向けカタログ / アズワン
研究用総合機器・・・2000ページを超える膨大な量の商品が用意されています。4万5000種類だったかな・・・半端ないです。
スポイトやメスシリンダー、ビーカーなんて理科の実験で使ったような機器が沢山です。
遠心分離機や、何に使うか分からない製品ももさもさと。
研究用機器の特徴として。1つの商品を長く売るというのがあるそうです。
ビーカーやメスシリンダーなんてのは50年以上前から同じ形同じ材質のものだそうでして。
そういえばどこでもあの形だし、材質だし、変わったのは見たこと無いですね。
長期間の実験では同じ物じゃ無いといけないらしく、そのため全て同じになるそうです。
アズワンの強みはカスタマー相談センター
全ての機器についての問い合わせを受けるわけで、研究者よりも詳しくなければいけないというレベルです。
物理学、生物学、宇宙工学・・・そこらの研究者より詳しくなくちゃならんってのが半端ない。
そしてカタログにある機器を全て覚えているプロが出て来ましたが・・・・圧巻でした。
恐ろしい・・・
因みに一番売れているのは「手袋」だそうです。1000種類だったかなそれくらいあるそうです。
種苗と園芸 / トキタ種苗
名前で分かる「野菜の種」のカタログ。農家向けです。直売所や道の駅などで売る目立つ野菜・オリジナリティがある野菜がメインとのこと。
スーパーで売っているような野菜は無いそうです。
なるほどなぁ個性豊かな野菜か。
最近では「イタリア野菜」がトレンドだそうで、これらはレストランへ直接卸す感じになるそうで。
農家としては高付加価値で売れるのでガッチリ。
レストランもイタリア野菜が使えるのでガッチリ。
トキタ種苗も苗が売れてガッチリ。
と、全てWin-Winな関係になっているそうです。
・・・農協だけがあれかもしれませんが。
趣 / GFC
料亭などでも使われる食材のカタログです。最後にちらっとだけやっていたのですが、料亭で使っている小鉢とかに入っているような料理が沢山。
・・・あれ。なるほどな。
自分たちで全て作ってますよ的な感じだけど実はこういうのを使ってるのね・・・。
若干闇を見たような気がしました。
感想
カタログビジネスってのは古い仕組みな気がしますがどんどん進化しているというのが面白いなと。広く浅くじゃなく、狭く深くというのが面白いのかも知れませんね。
カタログで商売が成り立つ・・・カタログ最強?