がっちりマンデー『B-Rサーティーワンアイスクリーム株式会社』を見て
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
今週は、B-Rサーティーワンアイスクリーム株式会社の特集でした。
日本に1161店舗あり年間441億円の売り上げを誇る、日本一
のアイスクリームチェーン。
そして世界最大のアイスクリーム専門チェーンです。
そこの社長は店長から28年。…トップになった渡辺氏。
入社33年目。5年前社長になりました。
ハイシーズンとなる夏だけで売り上げの半分を稼ぎ出します
因みにB-Rとは、baskin robbins(バスキンロビンス)
アメリカで1945年に創業した際の創業者の名前です。
世界中ではバスキンロビンスのブランドで展開していて。
日本だけがサーティーワンアイスクリームです。
ちなみに世界中に7800店舗あります。
日本だと何の店だか分からないので、サーティーワン
アイスクリームと名付けたそうです。
海外ではサーティーワンアイスクリームじゃ通じません。
バスキンロビンスとやれば定着したと思うけど?
サーティーワンアイスクリームにした理由は…
「日本はアメリカに次いで2番目に進出したから」
勝手なことが出来たとのこと。試験的にだったのかもです
今はバスキンロビンスだらけになりました。
「一つ目の初めての海外出店だから日本だけが変えれた」
というのがあるようです。
なぜこの店名?
1ヶ月毎日、31日間違う味を楽しんで貰いたいと考えた
しかしケースの中には。16種類。
2ケースあるので32種類あります。
ケースの関係でサーティーワンアイスクリームといいながら
32フレーバーありました
とにかく多いのが特徴です。
「味の種類がいっぱいあって飽きない」
というお客様の声が光ります。
売り上げランキング
1位:ポッピングシャワー(1118万個/年間)
2位:キャラメルリボン(541万個/年間)
3位:ベリーベリーストロベリー(530万個/年間)
1位のポッピングシャワーは、パチパチ来るキャンディーが
練り込まれていて弾ける感じらしいです。
10年以上不動の売り上げNo1です。
一番人気の無いアイス
大納言あずき
若い女性はあまり好まないそうですが年配には根強い人気
その為外せないそうです。
スクープ
アイスの表面を削りまん丸にすることをスクープといいます。
力とかテクニックが必要になるので難しいそうです。
スクープのテクニックが欠かせない
サーティーワンアイスクリーム本社に研修施設である
「アイスクリームカレッジ」があります
そこに集まっていたのは全国のFCからやってきた店長候補生
ちなみに1161店舗のうち直営店9店舗だけです。
サーティーワンの運営はほぼFCに委ねあられてます。
その為店の人材育成が重要です。
本社内別エリアには店が作られていて。
徹底的にたたき込まれるのがスクープです。
スクープは目の前の人に作る所を見せるパフォーマンス
ガッチリスタッフも挑戦して見てましたが、アイスは意外と堅くて上手く丸くならないようです。
体重をかけないとスクープ出来ないそうです。
最初は、アイス無しのシャドースクープから。
体重移動などを学びます。
ただ店長候補は数ヶ月はお店でスクープの経験がある人が
多いようです。
その中で、初めてスクープする人も。
3日前に転職した元飲料営業の人でした。
スクープ練習用のアイス(灰色)をすくってました。
あの練習用アイスは何味なんだろう…灰色でした。
お世辞にも美味そうには見えなかった。
ただ丸くするのは初歩の初歩でそんなに難しく無く。
S字や、ラウンドスクープなどの技をマスターする必要が
あります。
1個のアイスクリームの中に全てが詰まるようにするために
S字は、S字にスクープします。
ラウンドスクープは、周りを削ぐようにスクープします。
長い距離をスムーズにスクープすることで2色がバランス
良く入った綺麗なものになります。
更にS字とラウンドを使えば、残ったアイスの表面が均等
なっていきます。
見栄えも良いし、高さが違うと冷気が下に流れる関係で
温度ムラが出来ます。
そうなると堅いところと柔らかいところが出来ます。
そして食感が悪くなります。
それを防ぐのも重要です。
サーティーワンアイスクリームでは営業だろうが経理だろ
うが全社員がスクープ訓練を受けているそうです。
誰でも店に行ってスクープ出来る
ということで、社長がスタジオでやってました。
元店長だから…でしたが、30年やってないそうです。
社長の30年ぶりのスクープ
「キャラメルリボンとポッピングシャワー」と注文が
2種類は流石に予想していなかったようですが。
見事にスクープをして2個載せ作ってました。
加藤さんもやってみるが出来てませんでした。
新商品開発の現場へ
発売してきたアイスのフレーバー1300種類以上。
32種類のうち21種類は固定で11種類が入れ替わります。
アメリカ本社だけでなく日本でも味を開発していて。
抹茶や大納言あずきは日本発のフレーバーで海外でも人気
これらは本社内のラボで開発しています。
これから出る新しいフレーバーの調整をしていました。
議題はどのお菓子を載せるか
抹茶とミルクのアイスに混ぜ込むお菓子を検討中
色が重要
チョコ味のお菓子の色
ピンク(濃淡二種類)黄色(濃淡二種類)、白
この5種類のチョコレートから選びます。
組み合わせで色味が違うので見た目が違います。
色選びは重要工程です。
女性がアイスを選ぶ時は色味で選ぶ
ちょっとした色の違いで売り上げが変わるそうです。
今はインスタ栄えもありますし。
あまりガチャガチャさせず。
2色くらいのバランスで。
アイスが2色なのでバランスが取れるということになり
選ばれてました。
色は遠目に見ても濃い方が綺麗
ちょっと変わったアイスも
光るアイス
暗いところに置いてブラックライトを当てると…
アイスに混ぜ込んだビタミンB2がブラックライトに反応して
光ります。
専用ボックスが作られて、のぞき穴から見ると光ってました
2016年のハロウィンに発売 大ヒットしました。
失敗作
失敗作イコール売れなかった商品として最大の失敗作
トマッティレモン
3年前の夏に発売しましたが。
トマトの匂いが強くて売れなかった
タブに入ったアイスはどうやって製造しているか
2色以上が混ざったタイプとか特に。
サーティーワンアイスクリーム神戸三木工場。
工場の中は意外と寒くないそうです。
常温です。
アイスクリームの原料が入ったタンクやパイプは
マイナス5度になっていますが。
生クリーム、水飴、液糖、混ぜてアイスが作られます。
しかし製造工程はほぼパイプライン。
アイスが見えません。
パイプの中を通ってきて、充填口だけで少し見えるそうな
パイプに流されてタブに充填されます。
タブとは、アイスが入っているケースのことです。
充填口に向かってタブがせり上がり受け止めて。
ジリジリと下がっていきます。
隙間を作らないために底の方から順番に入れるそうで。
タブの方から受け止めに行くようです。
タブの隅やアイスに空気が入り食感が悪くなるのを防止する
ため
タブから近づいていきすっと下ろした方が空気が入りにくい
とのこと。
充填された瞬間は、まだ固まっていない状態のアイスです
ソフトクリーム状態。
それをマイナス30度まで冷やすと完成です。
2色以上のアイスもソフトクリーム?
ミント、ホワイトチョコのアイスと。
ポップロックキャンディが入ります。
単色アイスと比べるとパイプが2本に増えていました。
ポッピングシャワーは、ミントアイス、ホワイトチョコが
混じっていてホワイトチョコアイスにキャンディを混ぜて
ミントとホワイトチョコが別々のパイプを通り合流。
タブが回転しながら受け止めて下がっていきます。
2色が渦巻き状に入っていくようになります。
均等に、ミントとホワイトチョコが入るように制御します
タブを下ろすときに回すことで2色アイスの渦巻きができて
ました。
最初はソフトクリーム状態ですが固めると渦巻き状に。
キャンディはホワイトチョコだけに入ってます。
回転数や下ろすスピードを上手く調整するのが必要とのこと
神戸工場では116万タブ。
25メートルプール35個分のアイスを作っています。
〆部分
トマッティレモンの話。
社長は好きだったようです。
そういうのをこよなく愛してくれる人もいるそうな。
加藤さんが
「売れなかったのをだけを集めたワースト31をやれば」
なんて言ってましたが。社長も少し考えてました。
復活する物が?
21種類スタンダードに入るのは熾烈な争いがあるようで。
一応2種類が昇格した経験があるようです。