がっちりマンデー『儲かる黒船カンパニー』を見て
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
今週は、海外からやってきた黒船カンパニーの特集でした。
ゲストは、パトリック・ハーラン(パックン)と厚切りジェイソンでした。
海外と言えばですから。
パックンの方が先輩で、可愛がっているそうですがそこまで仲は良くないそうです
IT有名企業は王弁だらけ。何故日本で育たないのかという質問に
「日本は品質に拘りすぎる。100%になるまでに拘るから時代に乗り遅れる」
これは言えていると思います。日本は完成度が命ですからねぇ
そのせいでどれだけ苦労してるか。
それはさておき海外から来た面白い企業を紹介していました。
エリシスジャパン:ディフェンダーX(防犯カメラのソフト)
東京五輪に向けて儲かりそうな黒船として紹介されていたのが、東京都品川区にあるエルシスジャパン(株) 日本の代表取締役は、山内社長。
作成しているソフトは悪い事をしそうな人を見つける防犯カメラのソフトでした。
悪い事をした人じゃなくて?
「する前に見つける」
不信者可能性が高い人物を見つけるディフェンダーXを販売しています
ロシアではデパートや空港に導入されているそうで、日本ではG7伊勢志摩サミットで使用されました。
カメラ画像が映し出されているモニタを見ると、怪しさのステータスメーターがあり60を超えると不信者認定
警告が表示されます。
ただ、強面の人や演技では反応しないという凄さがあります。
本気じゃないと反応しない
路地にやってきた怪しそうな男。ガッチリ反応してましたが見事にバイク泥棒。
コンビニ防犯カメラでは、入店と同時にいきなり怪しい男をマーク
あっさり万引きしてました。
どうやって見つける?
人間の身体の振動成分を判断して、良いか悪いかを判断している
悪い事をする人間は、振動が違うそうでして、振動の場所や大きさを読み取るそうです。
それにより緊張、ストレス、攻撃性など50の感情の強さを分析。
危険度をリアルタイムで表示します。
振動分析がロシアならでは
ソ連時代の膨大な映像資料…10万人ぐらいで人体実験やっているそうでして。
この技術を研究開発したのがロシアだけです。
ロシア政府が振動を分析する技術を研究していましたがそれを利用するため民間と手を組んで会社にしたのがエルシス
日本には2015年12月に出来たばかりですが、1年も立っていないのに2~3億の売り上げがあるそうです。
販売先は言えないそうでが、警察、大手警備会社、鉄道会社、銀行で使っているようで2020年の東京五輪で需要が増えるだろうと予測されています。
ロシアと日本にしかまだないとのことで、これからガッチリの企業です。
因みに振動の技術はロシアだけしか研究して折らず、勿論「スパイ察知の技術」的な軍事に近いお話の技術。
この分野はアメリカの双璧の技術があります
ストラタシスジャパン:3Dプリンター
Stratasys(ストラタシスジャパン)は東京都中央区にあります。
世界シェア50%以上の世界一の3Dプリンタ企業です。
売り上げは、世界の売り上げが800億円という巨大さ。
1988年にアメリカで誕生。3Dプリンタを世界に先駆けて作りました。
FDM方式(熱溶解積層法)
という、プラスチックを熱で溶かした物を積み重ねながら作る方式の特許を作ったのがこの会社。
しかし基本特許が20年で切れます。2009年に切れました。
その為FDM方式のテクノロジーを使って3Dプリンタを作り始める企業が増えました。
それにより爆発的に民間へ広がりました。
ある意味市場が広がったので一気に知れ渡ったという形のようです。
そこでさらなる新機種を開発します。
3Dプリンタ業界に革命「ポリジェット方式(PolyJet方式)」
インクジェットのプリンタと原理は似ています。
7本のノズルから違う色が噴出し混ざって固める事が出来るようになりました。
すると何が出来るかと言えば、従来のFDMだと単色だけの造形だったけどカラー表現が出来るようになります。
最大36万色のフルカラーが出来ました。
白黒プリンタからカラープリンタに進化しました。
これにより、お寿司のサンプルができたり、靴を丸っと1個作れたりします。
靴のソールは柔らかい外は硬いなど、ノズルからは色だけでなく堅さの異なる素材も作れます。
部分ごとに硬くしたり、柔らかくしたり出来るのです。
その機能を生かして、医療用の術前のシミュレーションモデルなども作れます。
CTスキャンのデータを元に患者の身体を表現。
血管の位置なども同じだからシミュレーションができます。
手のひらを作ってましたが、血管の位置はリアルで外側は柔らかく爪や骨の部分はしっかり硬いという。
凄くリアルな造形でした。
3Dプリンタに革命を起こし業界トップに君臨し続ける黒船カンパニーです
アイクラックト(iCracked):iPhoneの修理専門店
日本人が大好きなiPhone。
それを修理する会社がアイクラックトです。
渋谷区などにあります。
丁度渋谷区の店舗に持ち込んでいるお客さん。
「スクリーンが割れたので、ソフトバンクで直そうと思ったが、1日か2日立たないと直せないと聴いたが、ここだと30分で修理してくれる」
早さと安さが売りです。
本社はアメリカで、修理人は全米で4000人。年間売り上げ30億円です。
丁度スタッフのiPhoneも壊れていたので修理して貰う事に。
修理スペースは。対面バーカウンター型の修理スペースです。
目の前で修理してくれるので写真や仕事のデータが見られたり抜き取られる心配がありません。
直すのはベテラン職人かと思ったら、修理スタッフアルバイトの葉月さん(21)
若くて可愛らしいお嬢さんでした。
手際よくねじを外し、専用道具で液晶画面を持ち上げます。
更に次々ととねじを外して、マグネットボードに配置します。
沢山あるねじをどこに組み込むかと言うのを解りやすくしています。
大きさ長さが違うので同じ絵の所に置いていかないと直せなくなるようです。
マグネットボードなのでねじが動かない配慮も。
アイクラックト本社で作成した映像やマニュアルで勉強。アルバイトでも2週間で修理可能になるそうです。
意外と簡単ですねぇ。
液晶を外して新品画面と交換して終了となります。
ただ注意しなければならないのはアップル社の保証は効かなくなります
二度とアップルでは直して貰えないのかな。
私はiPhone持ってないのでその辺は解りませんが保証は効きません。
ただ、ホームボタンやカメラレンズなど壊れたパーツ交換をメインで行ってくれるそうで。
メーカーの純正品と同等の品質の部品を使ってくれるそうです。
故障の9割が画面割れだそうです。
基板が壊れた場合は、アップル社じゃないと直せないので注意となります。
水没とかでしょうね。
iPhone6だと液晶交換は16023円。アップルだと30000円なので半額近く。
保証効かなくなるのとどちらを取るかですね。
日本上陸のきっかけは、日本に旅行に来た創業者のフォーサイスさんの経験。
アメリカと比べてもiPhoneの比率が異常に高いのが日本。
日本は50%。イギリス40%mオーストラリア38%など突出しています。
電車に乗ったときに見渡すと明らかに壊れたまま使っている人が多かったそうで、
「これは日本市場は大きなチャンスがある」
と進出を狙っていました。2015年12月日本上陸し、渋谷の1号店を皮切りに全国に7店舗と拡大。
2017年度は47都道府県に。2018年300店舗を目指すそうです。
トリップアドバイザー:旅行口コミサイト
東京都渋谷区恵比寿にあるトリップアドバイザー。
世界最大の旅行に関する口コミサイトを運営しています。
観光スポット、ホテル、レストランなど、場所で検索すれば、その地域を観光した生の声が解ります。
2000年にアメリカに誕生。48ヶ国で3億5000万人が利用しています。
世界で昨年1600億円の売り上げだそうでそれら全て広告料だけで稼いでいます。
2008年に日本語でのサービスを開始しました。
その当時の旅行サイトは、ホテルやツアーの予約がメインで、観光地から検索する口コミサイトはありませんでした。
しかし知名度が低くて最初は結構苦労したそうです。
そこで世界最大の旅行サイトを生かした、日本上陸作戦を決行した
海外の口コミを日本語化
日本人が好きな、パリやハワイなど外国人が書いていた口コミを日本語に翻訳して掲載しました。
するとガイドブックには載っていないリアルな情報が分かると評判に。
日本独自ランキングの提供
ランキングが大好きな日本人に向けてランキング情報を作りました。
世界最大だから出来るランキング
外国人に人気の日本観光スポットランキング
日本人が知ってる場所と違うそうです。
1位 伏見稲荷大社
5位 サムライ剣舞シアター
などなど、外国人ならではのユニークな視点が、逆に日本人の注目を集めるように。
世界最大の旅行サイトは日本でもグイグイ成長中です。
海外から来た観光客はそこでハリネズミカフェを知って連れて行ったとか。
ただ海外ではこういう店がどこにでもあるというのが日本という誤った知識が植え込まれたりもしてるようですが。
日本人すら知らないディープスポットを見つける事も出来そうです。
森永卓郎お薦めの次の儲かりそうな黒船カンパニー:カランダッシュ
スイスの筆記具メーカー。
馬鹿高い筆記用具を販売しています。1本1億円の万年筆とかもあるそうです…
これは儲かるのかどうかさっぱり解りませんが。
エクリドール「インフィニット」とかいうボールペンが20000円超とか…
よく分からない世界ですね