がっちりマンデー『リンガーハット』
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。
今週はリンガーハットの特集です。
会長兼CEOの米濱氏を招いてリンガーハットの儲かりの秘訣を取り上げていました。
リンガーハットは結構好きで、野菜たっぷりちゃんぽんをたまに食べたりします。
野菜多すぎでかなり満腹感になるわりにはヘルシーだから良いかなぁと。
売り上げのV字回復
今や全国に596店舗、年商329億円のリンガーハット。しかし2008年にがくっと売り上げが落ち2009年にどん底となります。
そこから見事に急回復するわけですが、その理由はいったい何だったのか。
ちゃんぽんの改革
主力商品の大幅改革を断行したことでした。
ちゃんぽんとは、「野菜を炒めて、もちっとした太麺と一緒に豚骨スープで煮る煮込み料理」です。
野菜が大きなウエイトを占めます。
そこで使う野菜を全て国内産の物にしたのでした。
勿論その分コストは原価ベースで10億円ほどあがるので値上げもしたそうです。
ただそれを消費者がしっかりと受け止めた訳で。それを良しとするクオリティがあるからだと思います。
そして「野菜たっぷりちゃんぽん(野菜480g入り)」も販売開始となります。これが女子や若いサラリーマンに受けたそうです。
私も見事にその策略にはまっている訳です。
さてたくさんの野菜を使うわけです。年間14900トン。
どこから仕入れているのかと言えば、全国でしっかり専用で契約している農家さんでした。
北海道にもリンガーハット専用のキャベツを作っている農場さんがありました。
リンガーハット専用のキャベツってのは、普通より1ヶ月間長く育て大きく甘くした物でした。
さてそれらの野菜は全国3箇所にある工場へ送られます。
佐賀工場、鳥栖工場、富士小山工場
ここである程度の加工をしてまた全国へ発送されていく訳です。その数1日90トン。365日無休です。
キャベツの芯抜き歴10年のベテランおばちゃんは1日5000個ものキャベツの芯を抜いたりしてます。
リンガーハットの工場では使用する器械類にも拘りがあり自社開発をしていました。
この辺については、以前ガイアの夜明けでも取り上げていました。
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ガイアでは主に厨房機器についてでしたが。
タマネギの脱水や皿うどんの麺を作る器械。かまぼこを蒸す器械様々あります。
炊飯ジャーをベルトコンベアでループ上に60個並べた謎の器械も。
1時間で炊きあがるようにセットし1分ずつ動いて戻ってきたら炊きあがっているというとても単純だけど効率的な器械でした。
厨房でもカット野菜はドラム式鍋で炒め、具材が入ったスープは26秒でスライドしてどこで何をしたら良いかがすぐに分かる仕組みになっています。
昔は鉄鍋で炒めていましたが、作れる人が限られてしまうのもあり非効率。
1人分ずつ作る事で何をしたら良いかの把握がすぐに出来てシンプルで効率的になったそうです。
フードコートへの積極出店
このようにシンプルでスピーディーな営業スタイルはフードコートなどにベストマッチ。と、言うことでフードコートへの積極出店をおこなっているようです。
ガンガン注文が来てもしっかり裁ける。
ちゃんぽん、皿うどんなど、メニューも分かりやすい。
誰もが満足できるファストフードですからねぇ。
フードコートでは什器を多く用意しフードコート全体でちゃんぽんが頼まれても大丈夫なようになど工夫もしているようです。
家賃やロイヤリティが多少高くても、沢山客を捌けば問題ないわけですし。
スピード、味、品質がぶれないというリンガーハットの仕組みはベストマッチ。
あとはフードコートで味を知って貰いロードサイドへの店にも来て貰うという宣伝効果もあるようです。
ということは、おそらくフードコートは利益率を低く設定してるんだろうなぁなんて考えてました。
外国人店員の積極採用と教育
関東では従業員4000人の内600名が外国人だそうです。その外国人の店員の方に教育をする専門スタッフや「外国人勉強会」なども開かれているそうです。
お札の数え方から、小銭の渡し方、クレーム対応の仕方、コップの持ち方なんてものまでしっかりと教えます。
教える側も日本人では無く中国出身の方。
ということで、親近感もあるようでその辺のサポートもしっかりです。
クレーム対応の仕方・・・
「まずは謝る」
これが外国の方には理解できないそうです。日本は謝罪の国ですからねぇ。
何はともあれ誠意を見せなくちゃならないという。
口癖は「申し訳ありません」ですから。はい。
ということで、外国人店員教育もガッチリでした。
まとめ
今後は海外展開も出来たらなんて考えているようです。なんて書きましたけど、ガイアでこんな特集が昔行われていました。
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リンガーハットは一度中国に進出し失敗しています。
定期フェリーのフードコートに出店して進出の機会をうかがっているで終わってましたが、その後どうなったんだろう。
やはり上手く行かなかったのか・・・?
なんて感じで、ガイアの夜明けと結構絡んだなぁと思いました。