箱根駅伝

第100回箱根駅伝復路・感想(2024)【東京箱根間往復大学駅伝競争】

青山学院が往路優勝からのスタート

今日の天気はそこまで悪く無さそうだったのでコンディションは大丈夫そうかなと。
往路で2分半以上の差をつけていた駒澤が山下りで逆転してくるのかなど色々楽しみを感じつつ眺めていました。


第100回箱根駅伝往路・感想(2024)【東京箱根間往復大学駅伝競争】
今年は開催するのか?からのスタート1月1日に大きな地震が発生してしまい通常通りの開催となるのか気になった箱根駅です。 取りあえずは普通にスタートとなりました。 今年のポイントは、駒澤大学の連覇か、他の大学の逆襲があるのか。 23校も出場して...

※往路の記事は↑

6区:箱根→小田原(20.8km)

山下りが始まりました。
青山学院の野村選手がしっかり淡々と進みます。
良いペースですしトップは盤石だなぁという感じです。

逆に駒澤の調子が悪そうでどんどん引き離されて差が開く一方。
2分台から3分台…とどんどん差が開いてきます。
これは首位は変わらないなと函嶺洞門あたりで感じました。

それだけ青山学院が強いってのがありますね。

後は一斉スタートが多すぎるので順位が分かりづらいというのが今大会の特徴ですね。
見た目順位と実際順位がごちゃごちゃで。
3位の城西、4位の東洋ぐらいまでは分かるんですがそれ以外は完全に一斉スタートに飲み込まれてよく分かりませんでした。

そんな中法政大がかなり山下りが強くて区間賞獲りました。
順位も7位まであがりました。
一斉スタート組の中では一番でした。
大東文化大も強かったですね。

5位以降はかなりカオスな展開となった6区。
結果は以下の通りとなりました。

駿河台大がかなり下がりました。
日体大が結構頑張ってたり。
一斉スタート組で結構差も生まれていました。

小田原中継所(見た目順位)

  1. 青山学院
  2. 駒澤大
  3. 城西大
  4. 東洋大
  5. 法政大
  6. 創価大
  7. 大東文化大
  8. 國學院大
  9. 中央大
  10. 神奈川大
  11. 明治大
  12. 早稲田大
  13. 東海大
  14. 立教大
  15. 日体大
  16. 帝京大
  17. 中央学院
  18. 順天堂大
  19. 国士舘大
  20. 日本大
  21. 山梨学院
  22. 東京農大
  23. 駿河台大

7区:小田原→平塚(21.3km)

青山学院は相変わらず独走で動き無し。
盤石のレース運びとなっています。
駒澤大も淡々と進みますがなかなか追いつけないという感じです。
駒澤と城西大の差が詰まっているのもあり2位3位が変わる可能性を感じつつ眺めていました。

二宮付近では、青山学院と駒澤大が4分以上の差となっています。
ただ小田原からは少しだけ詰めてますが…という感じ。
城西大は少し遅れてきました。

上位争いはあまり動きが無さそうでしたがシード争いは熾烈でした。

10位の中央大を中心に。
帝京大、早稲田、法政大あたりがシード争いとなりそうでした。

7区では中央大が躍進しました。
5人抜きの区間賞を獲得。見た目順位で4番手でした。
ついに東洋飲み込まれた!!と驚いてました。
見た目順位と実順位は違うので実際は東洋は抜かれてないんですけども。
それだけ中央大の躍進が凄かったです。

上位陣は盤石な感じでシード争いがバチバチという感じになりました。

平塚中継所(見た目順位)

  1. 青山学院
  2. 駒澤大
  3. 城西大
  4. 中央大
  5. 東洋大
  6. 法政大
  7. 大東文化大
  8. 創価大
  9. 國學院大
  10. 帝京大
  11. 早稲田大
  12. 明治大
  13. 神奈川大
  14. 東海大
  15. 日体大
  16. 国士舘大
  17. 中央学院大
  18. 立教大
  19. 日本大
  20. 東京農業大
  21. 順天堂大
  22. 駿河台大
  23. 山梨学院

8区:平塚→戸塚(21.4km)

青山学院は更に突き放す展開となり独走状態キープ。
負ける訳がないという感じですかねぇ。
駒澤大も追いかけますが捕まりません。
城西大はそこまで追いかけられていませんが3位キープ。

という感じで上位陣は全く動かず。

シード権争いが熾烈となって行きます。
10位の中央大と11位の帝京大の差が縮まってきていて。
どうなるかという展開。

青山学院が強すぎてヤバイです。
どんどん差が広がる一方でいつの間にか駒澤との差は5分以上になっていました。
区間新ペースでしたからねぇ…。

10位争いですが。
中央大が脱落していきます。
変わったのが帝京大。こちらは快調に順位を伸ばして行きました。
更に東海大が順位を伸ばして10位に滑り込むなどシード争いの変動が大きいです。

そしてここで山梨学院の襷が繋がらずという状態となりました…。
頑張ったんですが足りませんでした。
青山学院が早すぎますからねぇ…。
勿論区間賞は青山学院でした。

戸塚中継所(見た目順位)

  1. 青山学院
  2. 駒澤大
  3. 城西大
  4. 東洋大
  5. 國學院
  6. 法政大
  7. 創価大
  8. 明治大
  9. 早稲田大
  10. 帝京大
  11. 東海大
  12. 日体大
  13. 中央大
  14. 立教大
  15. 国士舘大
  16. 中央学院
  17. 神奈川大
  18. 大東文化大
  19. 日本大
  20. 東京農業大
  21. 駿河台大
  22. 順天堂大
  23. 山梨学院

9区:戸塚→鶴見(23.1km)

まぁ…青山学院の独走は止まらず。
2位駒澤、3位城西も淡々と。青山学院と城西の差はかなり広がってました。
4位の東洋も淡々と進む感じです。

横浜駅辺り。
5位の國學院におそらく6位の法政大が襲いかかってました。
併走状態になり鍔迫り合い。
早稲田、帝京、東海大あたりのシード争い組も団子になっていました。


15km付近では、
9位帝京大、10位東海大、11位大東文化大となっていて。
横浜駅での大東文化大と東海大の差は8秒。
ただし近くで走ってはいないという複雑な展開でした。
シード争いがかなり面白いです。
12位の国士舘当たりも絡めるかどうかという感じで混沌としてました。

そして襷が繋がるかという部分もまた注目ポイントです。

日大が何とかセーフ
中央学院大、順天堂大、駿河台大、山梨学院大が繰り上げスタートとなりました。
ギリギリでの繋がらずというのはありませんでしたが。
入ってきたらいないというのは悲しいですよね。

襷も獲らずに滑り込んできていた選手もいました。

鶴見中継所での10位争いは、10位東海大と11位大東文化大の差は4秒になっていました。
区間賞は青山学院でした。

鶴見中継所(見た目順位)

  1. 青山学院
  2. 駒澤大
  3. 城西大
  4. 東洋大
  5. 法政大
  6. 國學院
  7. 帝京大
  8. 明治大
  9. 早稲田大
  10. 創価大
  11. 東海大
  12. 国士舘大
  13. 日体大
  14. 中央大
  15. 神奈川大
  16. 大東文化大
  17. 立教大
  18. 東京農業大
  19. 日本大
  20. 順天堂大
  21. 中央学院
  22. 駿河台大
  23. 山梨学院大

10区:鶴見→大手町(23.0km)

青山学院が盤石…かな?
青山学院の宇田川君がなんか腕とか肩とか首とか捻ったりしつつ走っているので心配になりました。
もしかしたらがあるのかと。
ただペース自体は悪くないので凄いなぁと。

駒澤大、城西大、東洋大あたりもあまり動きなく淡々と走る感じ。

こうなるとシード争いです。
蒲田付近で、10位東海大と11位大東文化大の差は1秒。
また近く走ってないのでよく分からないけどタイム差だけが縮まってました。
12位国士舘大は1分9秒と離れてしまいシード争いから脱落していきました。

そして東海大もずるずる後退していきました。

御成門当たりでは大東文化大が10位浮上。
東海大が11位に落ちて51秒差となりました。
東海大もシード争いから後退していきます。
国士舘は粘って少しだけ縮めましたが…。

青山学院はもう盤石過ぎて凄まじいです。
肩を組んで待つ仲間達の元に吸い込まれていきましてゴール。

大会新記録となる10時間41分25秒が出ました
往路新でしたし、復路は歴代2位の成績となりました。

青山学院強し!という感じでしたね。

駒澤はかなり渋い表情での2位となってしまいました。

城西はニコニコの3位。初めてのベストスリーに入りました。
往路の山が決め手でしたね。
全体的にタイムが良いわけでは無いのですがぶっちぎった所のタイムの貯金が効いた感じです。

シード争いは大東文化大が勝ちました。

大手町(ゴール)(見た目順位)

  1. 青山学院
  2. 駒澤大
  3. 城西大
  4. 東洋大
  5. 國學院大
  6. 法政大
  7. 早稲田大
  8. 帝京大
  9. 創価大
  10. 明治大
  11. 東海大
  12. 日体大
  13. 中央大
  14. 立教大
  15. 国士舘大
  16. 神奈川大
  17. 大東文化大
  18. 中央学院大
  19. 日本大
  20. 駿河台大
  21. 山梨学院大
  22. 順天堂大
  23. 東京農業大

総合順位

  1. 青山学院大学(10:41:25)
  2. 駒澤大学(+6:35)
  3. 城西大学(+11:01)
  4. 東洋大学(+11:22)
  5. 國學院大學(+14:02)
  6. 法政大学(+15:10)
  7. 早稲田大学(+15:15)
  8. 創価大学(+15:56)
  9. 帝京大学(+17:57)
  10. 大東文化大学(+19:17)
  11. 東海大学(+20:27)
  12. 国士舘大学(+20:27)
  13. 中央大学(+20:32)
  14. 立教大学(+21:39)
  15. 日本大学(+24:41)
  16. 日本体育大学(+25:05)
  17. 順天堂大学(+25:17)
  18. 駿河台大学(+25:33)
  19. 中央学院大学(+26:01)
  20. 明治大学(+26:03)
  21. 神奈川大学(+26:12)
  22. 東京農業大学(+27:51)
  23. 山梨学院大学(+29:46)

まとめ・感想

今年も箱根駅伝を満喫しました。
一時は駒澤大学が行くかーと思ってたんですけども。
青山学院が強かったですねぇ。
インフルの集団感染とかあった割りに1位獲ってからは譲らず盤石。
山が強かったってのもありますかね。
雨の降るタフな展開でも崩れずにキープしてそのまま押し切る。
この強さが流石青山学院という感じでした。
区間賞の数も凄かったですよね。
区間賞が6個。
山登り5区は区間新ですから。
そこが流石の青学という感じです。
またあの監督があちこちのテレビに出て来そうですね。
それはちょっと…ですけども。はい。

逆に駒澤大学はいまいちキレがなかったですねぇ。
区間賞が全然取れていない(青学に獲られた)ってのもありますし。
最初は良かったんですがそこからがキレがない展開。
全然追いつけませんでした。

城西大は総合3位おめでとう!ですね。
後半は区間記録も大した良く無くて。復路12位ですし。
東洋大に追いつかれるんじゃないかとも思いましたが。
何とか逃げ切ったかなぁと。
4位東洋との差は21秒でした。

4位の東洋も流石の力を持っているので目立ちはしませんがしっかり4位キープ。
もう少しで3位という感じでした。
区間賞も取れていますし。

青学、駒澤、東洋あたりが実質3強かなと。うん。

國學院も終わってみれば5位と強さがありました。

シード争いを制したのは大東文化大学。
嬉しいシード獲得。
山の大東文化大という感じで山で強さを見せた部分が効いたのかなと。
東海大は10区が痛かったですね。
国士舘も後少し頑張れば…。

という感じで、今年も大変楽しませてそして感動させていただきました。
ありがとうございました。皆様お疲れ様でした。

また来年楽しみにしてます!

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