Cities: Skylines2(シティーズスカイライン2)

Cities: Skylines II 新DLC「Supply Chains」で産業革命!木材・穀物・石材の加工チェーン構築

新DLC「Supply Chains」と「Skyscrapers」が登場!

前回の記事では東欧地区の渋滞解消プロジェクトが無事完了し、バイクパッチ導入後の混乱もようやく収束したところでした。
人口も18万人まで回復し、公共交通機関の利用者も11万人台に戻るなど、都市は安定期に入ったかに見えました。

そんな中、12月3日に新しいDLCが2つ同時に発売されました。
「Supply Chains(サプライチェーン)」と「Skyscrapers(超高層ビル群)」です。
どちらも価格は1,070円と、正直ちょっとお高めではありますが…まぁ、仕方ないですね。
お布施だと思って両方とも購入してみることにしました。

今回は「Supply Chains」を中心に、新しく追加された産業施設を早速プレイしてみた様子をレポートしていきます。

サプライチェーンシステムとは?

そもそも「サプライチェーン」って何?という方もいらっしゃるかもしれません。
簡単に説明すると、採掘者から加工業者、そして消費者へと続く資源フローを充実させるシステムです。

基本ゲームには穀物、材木、石、石油、金属、石炭、魚、畜産品、綿花の9つの資源がありますが、今回のDLCではこれらの資源それぞれに段階的な生産チェーンが追加されます。
例えば穀物なら、まず穀物を生産し、次に加工食品工場で加工し、ベーカリーで商品化し、最終的にはテレビスタジオでマーケティングまで行える…といった具合です。

生産量に応じて建物が順次解放されていくので、都市の成長とともにサプライチェーンも発展していくという面白いシステムになっています。
詳しく知りたい方は開発日記の翻訳記事をご覧ください。

現在の都市の産業状況をチェック

さて、新しいDLCを導入したので、まずは現在の都市にどんな資源があるのかを改めてチェックしてみました。

このマップには一次産業として、材木、石、魚、そして穀物が存在しています。
これらを活かせる建物を作ることで、サプライチェーンを構築していくことができそうです。

特に材木は生産量がかなり余っている状況なので、これを加工して有効活用できるようにしたいところです。
石は逆に圧倒的に足りておらず、採石場を増やしても需要に追いつかない状況が続いています。
穀物は肥沃な土地が少ないため生産量が限られており、今後の拡大が課題となっています。

材木加工の第一歩:パーティクルボード工場

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まず最初に取り組んだのは、余剰気味の材木を有効活用することです。
そこで「パーティクルボード工場」を建設してみました。

この工場は材木を木材に加工する施設で、産業効率が+5%アップする効果があります。
さらに木製ベニヤ生産のアップグレードも可能で、これも合わせて施設を拡張しました。

稼働を開始すると、早速ガンガンと木材を生産し始めました。
材木が山積みになっていた状況が改善され、順調な滑り出しです。

ただし、ここで問題が発生しました。
木材を利用できる工場が都市内に少ないため、せっかく加工した木材もあまり利用されず、結局在庫が溜まってしまうというもったいない状況になってしまったのです。

木材活用を期待して:インテリアデザインスタジオ

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木材の行き場を作るために、追加で「インテリアデザインスタジオ」も建設してみました。

この建物は産業効率+5%、輸出による収入+5%、娯楽+5%という3つの効果がある優れた施設です。
木材を利用する家具に関する建物ということで期待したのですが…。

実際の生産内容を確認してみると、使うのはソフトウェアでメディアを生産するだけで、木材を直接利用するわけではありませんでした。
うーん…ちょっと期待外れでしたね。

結局、木材は生産するものの余ってしまっているという状況は変わらないままとなってしまいました。
今後、木材を消費する産業や商業施設を増やすか、もしくは輸出に頼るしかなさそうです。

穀物加工の要:シリアルミル建設

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次は穀物生産エリアの横に「シリアルミル」を建設してみました。

シリアルミルは穀物をインスタント食品に加工する工場で、産業効率+5%の効果があります。
「箱詰め、輸送、砂糖」といったアップグレードも用意されており、シュガーブランシリアルを生産できるようになるそうです。

食料系は都市内で結構不足気味なので、この施設は直接的に需要に応えられそうで期待が持てます。
稼働後は順調に穀物を加工し始め、都市の食料供給に貢献してくれています。

ただし、問題は穀物の生産量そのものです。
もっと穀物生産を伸ばしたいのですが、このマップには肥沃な土地が少なすぎるという制約があります。
農地を拡大しようにも適した土地が見つからず、結局のところ輸入に頼らざるを得ない状況になりそうです。

サプライチェーンを構築する上で、資源の生産量がボトルネックになるというのは悩ましいところですね。

圧倒的に不足する石:コンクリートパッチプラント

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次に取り組んだのは石の加工です。
石はとにかくすごく使われるのに、すごく足りていないという深刻な状況が続いています。

まず新たに採石場を増設し、その近くに「コンクリートパッチプラント」を建設しました。
この施設は石材をコンクリートに加工し、さらに生コンクリート工場へのアップグレードも可能です。
産業効率+5%の効果もあります。

稼働を開始すると石材がコンクリートに変換されていくのですが…。
実はコンクリートそのものはそこまで使われていないらしく、逆にだぶついてしまう結果となりました。

とはいえ、今後の都市開発で何かに使うはずですし、在庫として持っておくことに意味はあるでしょう。
それよりも問題なのは、石材生産そのものが圧倒的に足りていないことです。
採石場をもっと増やさないといけませんが、これも土地の制約があってなかなか難しいところです。

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一次産業から二次産業への加工チェーンが形成

こうして材木、穀物、石という3つの資源について、一次産業から二次産業への加工チェーンを構築することができました。

パーティクルボード工場では材木を木材に、シリアルミルでは穀物をインスタント食品に、コンクリートパッチプラントでは石材をコンクリートに加工する体制が整いました。
それぞれの施設が稼働し始め、都市の産業構造に新たな層が加わったことを実感できます。

ただし、ここから先のサプライチェーンがまだよく分かっていません。
例えば木材をさらに加工して家具にしたり、インスタント食品を小売店で販売したりといった、より消費者に近い段階の施設がどのように解放されるのか。
生産量を増やしていけば自然と次の段階が解放されるシステムのようなので、もう少しプレイを続けて様子を見ていく必要がありそうです。

サプライチェーンDLCの第一印象

今回のプレイでは、Supply Chains DLCのごく初期段階を体験してみました。

まだ全体像を把握できているわけではありませんが、一次産業の資源を段階的に加工していくという流れは非常に面白いシステムだと感じました。
単に資源を採掘して終わりではなく、それを加工し、さらに別の製品に変えていくというプロセスが都市の産業に深みを与えてくれます。

また、各施設が産業効率をアップさせる効果を持っているのも嬉しいポイントです。
単なる加工施設としてだけでなく、都市全体の生産性向上にも貢献してくれるわけですね。

課題としては、資源の生産量が限られている場合、サプライチェーンを十分に機能させることが難しいという点があります。
特に穀物や石のように、土地の制約で生産量を増やせない資源については、輸入に頼るか、他の資源にシフトするかを考える必要がありそうです。

次回は「Skyscrapers」DLCにも挑戦

今回は「Supply Chains」を中心にプレイしてみましたが、もう一つのDLC「Skyscrapers」もまだ本格的には試せていません。

Skyscrapersでは15のシグネチャービルと23のアップグレードが追加され、都市に圧倒的なスケール感をもたらしてくれるとのこと。
最高峰のSilver Dragonは高さ546メートルにも達し、インターナショナルスタイルの優雅な超高層ビル群が都市のスカイラインを一変させてくれます。
詳しくは開発日記の翻訳記事をご確認ください。

今の都市はヨーロッパ風の中層建築が中心なので、そこに超高層ビルを組み込むのは景観的にどうなのかという懸念もありますが…。
新しいビジネス地区を作るなど、計画的に配置すればきっと素晴らしいスカイラインが作れるはずです。

次回はSkyscrapers DLCの建物も実際に建ててみて、どのように都市が変化するのかをレポートしていきたいと思います。

まとめ:新DLCで広がる都市開発の可能性

東欧地区の渋滞解消という大きなプロジェクトを終えたタイミングで、2つの新DLCが登場しました。

Supply Chainsは産業構造に深みを与え、資源の流れをより細かく管理できるようになる素晴らしい追加要素です。
Skyscrapersは都市の景観を一変させる可能性を秘めており、今後の都市開発に新たな選択肢をもたらしてくれます。

どちらのDLCもまだ触り始めたばかりですが、今後のプレイがますます楽しみになってきました。
Cities: Skylines IIは定期的にこうした新要素が追加されることで、いつまでも新鮮な体験を提供してくれるゲームですね。

さらに詳しくサプライチェーンを構築していく様子や、超高層ビル群で作る新しいスカイラインについては、次回以降の記事でお伝えしていきます。
どうぞお楽しみに!

前回までの記事

と、言うことで、今回はここまでとなります。

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