最後の検証:どこまで増やせば完全に解決するのか?
前回の記事では、4万人のフランス地区において小型火葬場9つ(霊柩車45台)でも霊柩車アイコンが完全には消えないという結果をお伝えしました。
今回は「どこまで火葬場を増やせば完全に霊柩車アイコンがゼロになるのか」を最終検証してみました。
最後の希望:小型火葬場をもう1つ追加
まずは小型火葬場を1つ追加することから始めました。
これで小型火葬場は計10個となります。霊柩車の台数は50台まで増加しました。
しかし、しばらく様子を見ても霊柩車アイコンはまだ残っている状態でした。
「やはりまだ足りないのか…」
設定ミスの発見と修正
よく確認してみると、1つの火葬場が地区専属設定になっていないことに気づきました。
これを修正し、すべての火葬場がフランス地区専属で稼働するよう設定を調整しました。
実は以前から大型火葬場も1つ配置していたのですが、それを含めて再計算してみると
最終的な施設構成
- 小型火葬場:10個(霊柩車5台×10 = 50台)
- 大型火葬場:1個(霊柩車15台、拡張済み)
合計スペック
- 霊柩車総数:65台
- 遺体保管容量:145体(小型10体×10 + 大型45体)
- 火葬処理速度:月1,150体(小型100体×10 + 大型150体)
遂に達成!霊柩車アイコンの完全消失
設定を修正してしばらくゲーム内時間を進めたところ…
霊柩車アイコンが完全にゼロになりました!
長い間悩まされ続けた霊柩車問題がついに解決したのです。
最終的な結論:4万人地区に必要な処理能力
今回の検証により、以下のことが明らかになりました
フランス地区(16,360世帯、42,000人)での必要スペック
- 霊柩車:65台以上
- 火葬処理能力:月1,150体以上
- 遺体保管容量:145体以上
これらの条件を満たすことで、デスウェーブなどの厳しい状況下でも霊柩車アイコンを完全にゼロにすることが可能でした。
維持費用の現実:意外に高コストな解決策
この解決策には当然コストがかかります
- 小型火葬場10個:月間維持費¢332,000(¢33,200×10)
- 大型火葬場1個(拡張済み):月間維持費¢119,500
- 合計:月¢451,500の維持費
4万人規模の地区のためだけに月¢451,500というのは、決して安くない投資です。
実用的な運用戦略
しかし、重要な発見がありました。
一度霊柩車アイコンを完全にゼロにしてしまえば、その後は施設を少し減らしても問題ないようです。
つまり、デスウェーブのような緊急時にのみ一時的に火葬場を大量建設し、状況が落ち着いたら適切な数まで減らすという運用が効果的かもしれません。
他地区への応用と教訓
この検証結果から得られる教訓
- 人口1万人あたり約15-16台の霊柩車が必要
- デスウェーブ発生時は通常の1.5-2倍の処理能力が必要
- 地区の年齢構成が処理必要量に大きく影響
- 一時的な大量投資による解決が現実的な対策
おわりに
長期間にわたって検証してきた霊柩車問題も、ついに完全解決の方法にたどり着きました。
4万人規模の地区では霊柩車65台、処理能力月1,150体というのが一つの基準値となりそうです。
コストは高いものの、一度解決してしまえば安定した都市運営が可能になります。
次回は、この知見を活かしつつ、別の都市サービスの最適化について検証していきたいと思います。
Cities: Skylines IIの街づくりにおける霊柩車問題に悩まれている方の参考になれば幸いです。
と、言うことで、今回はここまでとなります。
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