止まらない霊柩車アイコン
Cities: Skylines II の第3都市として開発してきた街も人口21万人を超える大都市へと成長しました。
ドイツ、フランス、日本、東欧、中国、アメリカ、地中海と多彩な地域パックを導入し個性豊かな街並みが広がっています。
しかし発展とともに顕著になってきた問題が「霊柩車待ち」の状況です。
死亡した市民を示す霊柩車アイコンが街のあちこちに表示されなかなか解消されない状況が続いていました。
フランス地区での実験的対策
特にフランス風建築物が立ち並ぶ地区ではすでに2つの火葬場を設置していたにもかかわらず霊柩車アイコンがほとんど減少しない状態が続いていました。
地区設定で「地区内での稼働」に制限していてもアイコンは一向に減る気配がありません。
解決策を模索するため同じ地区内に新たに火葬場を3つ追加建設することにしました。
一時的な効果を確認するための実験です。
一時的な改善と新たな発見
追加建設から約1時間後確かに霊柩車アイコンは一時的に減少しました。
「効果があった!」と思いそのまま様子を見ることにしました。
しかし14時間後再び確認してみるとアイコンはそこまで減っていない状況。
よく観察していると不思議な現象に気づきました。
回収された途端に新たな死亡が発生するというまるでいたちごっこのような状況が起きていたのです。
死のループと限界を超える死亡率
これは一般的に言われる「デスウェーブ」(同世代の市民が一斉に高齢化し死亡する現象)とは少し異なります。
人口も特に減少していませんがそれでも異常なほどの死亡が続いているのです。
霊柩車が1つの遺体を回収すると別の場所ですぐに新たな死亡が発生する。
まるで死のループに陥ったかのような現象が続いていました。
通常の死亡率を大幅に上回るこの状況では3つの追加火葬場でさえも処理能力が追いつかないようです。
現実的な解決策
検証の結果この状況に対する現実的な解決策は2つありそうです:
- 圧倒的な数の火葬場を建設する
- 小さな区画でも5つ以上の火葬場が必要になる可能性があります
- これはやや非現実的ですが確実に効果がある対処法です
- 時間経過を待つ
- 14時間経過後状況は若干改善していました
- これはおそらく高齢市民の多くがすでに亡くなり死亡率が徐々に正常化しつつあるためと考えられます
広範な影響と教訓
この霊柩車問題は都市全体の健全性に影響します。
遺体が長時間放置されると周辺の土地価値が下がり市民の不満も高まります。
しかしこの状況から得られた教訓も重要です:
- 地区設定による稼働範囲の制限は基本的に有効ですが死亡率が異常に高い場合は施設数の大幅増強も必要
- 火葬場の戦略的配置が重要(交通アクセスの良い場所を選ぶべき)
- 人口構成のバランスを意識した住宅開発が長期的には効果的(年齢層が偏らないように)
まとめ
21万人都市における霊柩車問題は単純に火葬場の数を増やすだけでは解決しない複雑な課題であることが分かりました。
効率的な地区設定と十分な数の施設配置そして時には時間経過による自然な解決を待つこともあるようです。
特に思い知らされたのはそれほど広くない地区でも5つ程度の火葬場が必要になる可能性があるという事実。
都市計画においては予想以上の余裕を持ったインフラ整備が重要なのかもしれません。
今後も街の発展に合わせて様々な都市問題への対策を模索していきます。
次回は別の都市サービスの最適化についても検証できればと思います。
と、言うことで、今回はここまでとなります。
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