Cities: Skylines II 3番目の街開発記録：地中海パックで小さな南欧の街を建設
前回までの記事では「Leisure Venues」と「Dragon Gate」という2つのDLCを導入して街づくりを進めてきました。
今回は新たに配信された「Mediterranean Heritage（MH）」パックを使って、地中海風の小さな街区を作ってみました。
Mediterranean Heritage (MH) パックの紹介
このクリエイターパックは、コミュニティクリエイター「Zarrix」によってデザインされ、
地中海建築の色褪せない魅力を探求できる内容となっています。
イタリア、スペイン、ポルトガル、南フランスなどの地域より、15世紀から19世紀にかけての歴史的建造物が収録されています。
主な収録内容は以下の通りです
- 60の中密度住宅区画のアセット
伝統と進歩が見事に融合した建物で、南ヨーロッパ特有の柔らかな色合いが特徴です。これらは5段階に成長する中密度の住宅施設となっています。 - 4つの住宅特殊施設
歴史的な魅力と現代の生活が調和した建物です。
- ヴェスヴィオ宮殿
- セブンヒルズレジデンス
- ヴィラ・アンティクア
- インペリアムプラザ
- 4つのサービス施設
歴史的な魅力と近代的な機能性・効率が調和した施設で、各建造物に独自のアップグレードが用意されています。
- 地中海風の鉄道駅
- 地中海風の小学校
- 地中海風の高校
- 地中海風の警察署
地中海パックの特徴と挑戦
このDLCは地中海沿岸地域の建築様式を見事に再現しており、柔らかな色調と流れるようなデザインが南欧の優雅さを表現しています。
ただ使用しているマップが半年間雪に覆われるという条件のため、
本来の地中海の明るく温かみのある景観とはやや相容れない環境での挑戦となりました。
コンパクトな区画設計
このパックには中密度住宅区画のアセットが充実している一方で、商業施設は比較的少なめです。
そのため今回は比較的小規模な区画を計画し、その中に駅や学校警察署といった地中海風のサービス施設を効率よく配置することにしました。
商業区画については地中海パックの建物だけでは不足する部分をフランスパックの区画で補完し、南欧の雰囲気を損なわないよう工夫しました。
また前回紹介した「Leisure Venues」のユニーク建物や公園も適宜取り入れることで、地区の魅力を高めています。
季節の影響と景観
スクリーンショットを撮影した時期が冬だったため、残念ながら画像は雪景色となっていますが、
それでも地中海特有の建築様式は十分に感じられる街並みになりました。
オレンジや黄色の柔らかな色調の建物群と曲線を多用したデザインは、
雪の白さとのコントラストで独特の美しさを見せています。
春になれば本来の温かみのある地中海風景観がより際立つことでしょう。
鉄道システムの大幅改善
都市の交通問題に対応するため、鉄道路線の延伸を実施しました。
以前は列車が特定の区間でスタックして停滞するという深刻な問題が発生していたました。
路線レイアウトを見直し、渋滞が発生しにくい設計に修正しました。
この改善は想像以上の効果をもたらし、これまで数パーセントに留まっていた使用率が43パーセントにまで大幅に向上しました。
より効率的な路線設計によって、多くの市民が鉄道を利用するようになり、都市全体の交通の流れも改善されています。
都市全体の課題
現在のマップは全体の人口が21万人を超え、電力不足や水不足といった基本的なインフラの問題が顕在化しています。
各地域パックを使った多様な街区が広がる一方で、都市全体のパフォーマンスも低下してきており、今後の開発方針を考え直す岐路に立っています。
新たにマップを作成するか、現状のマップをさらに発展させるか判断が難しいところです。
一からの街づくりは手間がかかる反面、パフォーマンスの問題を解消できるメリットもあります。
まとめ
「Mediterranean Heritage」パックを使った今回の開発では、コンパクトながらも南欧の魅力を凝縮した街区を作ることができました。
地中海パック単体では若干物足りない部分もありましたが、既存のフランスパックやLeisure Venuesパックと組み合わせることで、
より多様で魅力的な街並みを実現できています。
雪景色の地中海都市という少し不思議な組み合わせでしたが、それもまたCities: Skylines IIならではの個性として受け入れながら、
これからも様々なDLCを活用した都市開発を継続していきたいと思います。
次回は春になった地中海区画の様子や、増加する都市問題への対応などについてお伝えできればと考えています。
と、言うことで、今回はここまでとなります。
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