Cities: Skylines2(シティーズスカイライン2)

Cities: Skylines II 3番目の街開発記録:中国パック導入第2章

Cities: Skylines II 3番目の街開発記録:中国パック導入第2章


前回の記事では新たに配信された中国パックを導入し、基本的な街づくりを開始したところでした。
今回はその続編として中国パックを活用した街づくりの発展過程をお伝えしていきます。


新旧の対比:古き良き中国と現代中国の融合

今回の開発では一つの都市内に中国の「過去と現在」を共存させる試みを行いました。
都市の一方には古い中国の雰囲気を残す旧市街を配置し、対照的にもう一方には現代的な超高層ビル群からなる新都市区域を形成しています。


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旧市街区域では伝統的な四合院をベースにした低層の住宅群を密集して配置。
細い路地(胡同)を縫うように走る道路パターンは、北京の古い区画をイメージしています。
この地区では路地の曲がり角に小さな公園や広場を点在させることで、コミュニティの交流スペースも確保しました。


対する新都市区域では整然とした碁盤の目状の広い道路に沿って、高層オフィスビルや現代的な高層マンションを配置。
中国の発展著しい大都市で見られるような壮大なスカイラインの形成を目指しています。

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特にスクリーンショットに見られる中央部の金色と茶色の高層オフィスビル群
丸い頂部を持つオフィスビルは都市のランドマークとして存在感を放っています。
また左側に高くそびえる西洋風展望塔も特徴的な都市景観を形成する重要な要素となっています。


中央下部に位置する横長の政府庁舎は新都市の中心的役割を果たしています。


中国パックの長所と短所


中国パックの優れた点は伝統的な建築物から現代的な超高層ビルまで、幅広い時代の建築様式をカバーしている点です。
特に高層ビル群のデザインは非常に洗練されており、魅力的な都市景観を形成することができます。


スクリーンショットからも分かるように、伝統的な「四合院」住宅も繊細なディテールまで再現されています。
灰色の屋根と中庭型の構造が特徴的な本格的な中国の住宅街を表現することが可能です。


一方で課題となるのは商業施設のバリエーションが若干少ない点です。
特に中規模の商業施設のラインナップが限られています。
他のパック(日本パック)の建物を補助的に使用して、より多様な商業地区を形成する必要がありました。


街区の拡張と発展


今回は前回の基本設計を元にさらに街区を拡大。
都市の骨格となる碁盤の目状の幹線道路網を拡張しながら、内部の細かい路地パターンを充実させました。


特に注力したのは新旧の調和です。
スクリーンショットでも見られるように、旧市街の四合院住宅群と新都市の高層ビル群の間には、
中層の建築物を配置することで、急激な景観の変化を緩和しています。
徐々に高さが変化していくスカイラインを形成することで、より自然な都市発展の様子を表現しています。


季節は秋で街路樹が黄色く色づいており、都市に温かみを加えています。
この季節感も街の雰囲気づくりに一役買っています。


公共交通機関の整備


急速に拡大する都市規模に対応するため、今回は公共交通機関の整備にも着手しました。
中心部の空き地を活用して小規模なバスターミナルを設置し、そこを起点に各地区へとバス路線を放射状に展開しています。


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特に工夫したのは、公共交通機関専用の一方通行路を活用したターミナル設計です。
これにより一般車両との混雑を避け、効率的なバスの発着が可能になりました。


しかし運用開始後に判明した課題もあります。
現状では旧市街を中心とした路線設計となっていますが、この地区は主に住宅街であり商業や産業区画が少ないです。
そのため通勤需要が予想より低い状況です。
バスの利用率は期待したほど高くなく、路線の見直しが必要かもしれません。


今後は新都市区域のオフィス街と旧市街の住宅街を結ぶ路線を強化したいです。
通勤需要に応えられるネットワークへと再構築していく予定です。


予期せぬ課題:デスウェーブと電力不足


都市の発展過程では、いくつかの予期せぬ課題も発生しました。
特に深刻だったのは「デスウェーブ」と呼ばれる現象です。これは短期間に多くの市民が亡くなる現象です。
スクリーンショットには捉えられていませんが、霊柩車が街中を走り回る異様な光景が見られました。


この現象は都市の急速な発展に伴う人口構成の偏りが原因と考えられます。
短期間に多くの市民が移住してきた結果同世代の住民が多くなり、彼らが同時期に高齢化することで発生しています。


また都市の拡大に伴い電力需要も急増し、一時的な電力不足も発生しました。
特に高層ビル群の電力消費は想像以上に大きく既存の発電施設だけでは需要を賄いきれない状況になったのです。


これらの問題に対処するため、火葬場の増設と発電所の増強を急ピッチで進めています。
計画的な都市発展の重要性を再認識させられる出来事でした。


今後の課題と展望


順調に発展を続ける中国風都市ですがいくつかの課題も見えてきました。


まず人口増加に伴うゲームのパフォーマンス低下が気になります。
特に複雑な路地が多い旧市街区域では、細かい計算が必要になるためか、若干の重さを感じるようになってきました。


また、よりリアルな中国都市に近づけるためには、以下の点に注力していく必要があります

  1. 公共交通網の拡充: 現在のバス路線を見直し需要に合わせた最適化を図ります。
    将来的には地下鉄の導入も検討したいところです。
  2. 電力供給の安定化: 再生可能エネルギーの導入も含めより安定した電力供給体制の構築が急務です。
  3. 世代バランスの改善: デスウェーブを防ぐための計画的な住宅開発と人口政策の実施。
  4. 産業区域の発展: 均衡のとれた都市発展のため住宅地と商業地だけでなく適切な産業区域の配置も進めていく予定です。

これからも中国の都市が持つ独特の魅力を最大限に引き出しながら、機能的で美しい都市づくりを続けていきたいと思います。
次回は公共交通機関の改善状況と、新たに取り組む課題への対応について報告できればと考えています。

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と、言うことで、今回はここまでとなります。

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