Cities: Skylines2(シティーズスカイライン2)

Cities: Skylines 2の公式情報「Beach Properties Dev Diary #1」「Beach Properties Dev Diary #2」を雑翻訳して読んでみた

Cities: Skylines II(シティーズスカイライン2)の情報

Cities: Skylines 2の公式情報「Beach Properties Dev Diary #1」をさらっと翻訳して読み解いていきたいと思います。


Beach Properties Dev Diary #1: Creating an Asset Pack – Colossal Order Ltd

Beach Properties Dev Diary #1

こんにちは皆さん!Beach Propertiesが発売されたので、今回はこの開発過程を紹介し、新しいアセットを垣間見る開発日記ミニシリーズの第1回目となります。
今回は、アセットパックとは何か、そしてBeach Propertiesの開発がゲーム本編、modサポート、バグ修正の開発と並行してどのように行われたかについて説明します。

アセットパックとは公式の新しいタイプのコンテンツで、ゲームに建物のバリエーションを追加し、あなたの街をよりユニークなものにする機会を提供するものです。
初のパックBeach Propertiesは、穏やかな低密度住宅地域に新しい要素をもたらします。
これらの建物を必ず海沿いに配置しなければならないわけではありませんが、これらの新アセットは海辺の景観を一新するかもしれません。

Beach Propertiesには、北米とヨーロッパの2つの新しい低密度住宅ゾーンで合計60の新しい建物が収録されています。
それぞれのゾーンには、おなじみの5つのレベルがあり、さまざまな小物や装飾を使って、各テーマで24もの追加バリエーションを作り出すことができました。
さらにこのパックには6つの豪華なシグネチャービルディングと、多数の小物が含まれており、近い将来ゲーム内エディターを手に入れたときに非常に役立つことでしょう。

誰もが海辺の眺めを楽しみたいものです。Cities: Skylines IIのUltimate Editionで、私たちはさまざまな種類のDLCをアナウンスしました。
ここで改めて、私たちがお届けする2つのタイプのDLCについて説明しましょう。
アセットパックと拡張パックの両方で、都市を強化する新しいコンテンツをお届けできますが、それぞれ異なる方法で行います。
拡張パックでは広範なコンセプトに基づき、ゲーム全体を拡張する新しいゲームプレイメカニクを提供しますが、アセットパックはより狭い範囲に焦点を当て、あなたのプレイスタイルと都市に合ったものを選んでもらえるようになっています。
このおかげで、私たちの素晴らしいアーティストチームが魅力的な新しい建物を作成し、一方でプログラマーチームはゲームリリース以降着々と性能の改善やバグ修正に取り組むことができるのです。

Cities: Skylines IIが発表される前から、私たちはこのパックのコンセプトを決めていましたが、実際の建物アセットの制作が始まったのは昨年10月のリリースに近づいてからでした。
すでにおわかりかもしれませんが、最初のDLCの名前からもわかるように、私たちは水辺や海辺の街に注目しています。
Cities: Skylinesでは水辺をうまく活かすことができませんでしたので、Cities: Skylines IIに取り組む上で、そこから拡張していくのが自然な選択肢だと感じました。

テーマが決まると、アーティストチームがリファレンスを探し、このパックのアセット制作に着手しました。
北米とヨーロッパの2つの低密度住宅ゾーンが新たに含まれることから、おおよその必要な建物の数はわかっていました。
次の作業工程は「ホワイトボックシング」と呼ばれ、建物の基本的な立体形状をアウトラインし、既存のゲームアセットに適したスケールであることを確認する3Dの下書き作業です。

そこから建築様式の象徴的な細部にフォーカスを当てアイデアを重ねていきました。
建物のインスピレーションとなったものや、具体的にアセットをどのように作成したかについては、明日の開発日記第2回でさらに詳しく説明します。
それまでアセットパック制作の裏側を垣間見られて楽しかったことと思います。

まとめ・感想

この記事は、Cities: Skylines IIの初のアセットパック「Beach Properties」の開発過程を紹介する開発日記シリーズです。

アセットパックとは新しい建物のバリエーションを追加し、街をユニークなものにするためのコンテンツパックであるとのことです。
Beach Propertiesには、北米とヨーロッパの2つの新しい低密度住宅ゾーンで計60の新しい建物が収録されてます。
さらに6つの豪華なシグネチャービルディングと多数の小物も含まれます。

Cities: Skylines IIには2種類のDLCがあり、拡張パックはゲームプレイ全体を拡張するのに対し、アセットパックはより狭い範囲に特化したコンテンツを提供するそうです。

Beach Propertiesのコンセプトは以前から決まっていたが、実際の建物アセット制作は昨年10月のリリース前から開始されようで、水辺の街をうまく表現できなかった前作から、Beach Propertiesではそれに注目しているすです。
アーティストチームがリファレンスを元に2つのテーマの建物のアウトラインから細部にわたるデザインを行ったとのこと。

アセットパックと拡張パックというのがあるようです。
今回はアセットパックということでした。

次記事ではインスピレーションやら制作過程が語られるようです

BEACH PROPERTIES DEV DIARY #2: SUNSHINE & SWIMMING POOLS


Beach Properties Dev Diary #2: Sunshine & Swimming Pools – Colossal Order Ltd

ビーチプロパティ開発日記 #2: 日光と屋外プール

アセットパック「BEACH PROPERTIES」の第2回開発日記へようこそ。
今日は、建物のための参考資料とインスピレーションと、北米とヨーロッパのテーマについて2つのアプローチを取った理由をお話しします。
では早速本題に入りましょう!

北米テーマについては(仮想的に)陽光の州フロリダを目指しました。
これらの資産を既存の都市にうまく溶け込ませるため、バニラの北米低層住宅地の建物のスタイルから大きくは外れていませんが、それでもゲームにまだない新しいアセットだと感じることでしょう。
壁の塗装はより明るく、色も遊び心があります。陽当たりの良い場所ということで、市民が楽しめる多くの屋外スペースとプールも用意しています。

新しい北米の水沿い住宅を水辺または内陸に建てて、市民に楽しんでもらいましょう

一方、我々のアメリカンドリームの家々がビジュアル的につながりを持っているのに対し、ヨーロッパのテーマでは新しい地区の建物がかなり異なるスタイルを持っています。
この場合、(やはり仮想的に)フランス南部およびスペインの地中海沿岸地域を旅し、しっくい壁とタイル屋根を参考にしました。北米テーマと同様に大きな囲われた庭がありますが、バルコニーやフラットな屋上テラスもあり、市民は敷地を離れずに日光浴を楽しめます。

ヨーロッパの建物はまた、内部的(あるいは外部的)にも少し異なっています。これらの多くの建物は、シティーズ:スカイラインIIがシティーズ:スカイライン本編のプロップシステムの制限からどれだけ進歩したかを確認するのに理想的でした。
装飾的な要素(屋上テラスのフェンス、窓飾り、窓の防護柵、窓の格子など)はゲームエディタ上でプロップとして建物に追加されています。

このアプローチには大きな利点があります。すべてのプロップ要素がランダム化されているため、建物のメッシュ自体を変更せずに大きなバリエーションを実現できます。
さらにこれらのプロップのビジュアル変更を決めた場合、ランダムなプロップを使用している既存の建物に自動的に反映されます。

シティーズ:スカイラインIIの開発初日から、建物の色使いは2つのテーマ間の微妙だが顕著な違いを生み出す大きな要素でした。
そのため新しいヨーロッパのプロップが使用される建物とぴったり合うよう設計しました。
つまりゲームにあらかじめ組み込まれている企業のブランドカラーが商業・オフィス建物の様々な色の変化を制御できるシステムを活用したのです。
新しいヨーロッパのプロップはすべて、親となる建物の色が建物に使用されるプロップの色変化を上書きするよう設定されています。
つまり新しいプロップが建物から浮いて見えることはありません。素晴らしいですね!

このプロップ主体のアプローチには利点がある一方で、課題もあります。
すべての資産が最終的にうまく機能するよう、建物とプロップの両方の作成にいくつかの追加ルールを設ける必要がありました。
これが我々のアーティストにとって苛々です。
例えばある建物の軒からある高い窓飾りが突き出すことのないよう、そのデザインを変更する必要がありました。
この問題は回避できましたが、もちろん制限が厳しすぎると個々のアーティストの創造性が損なわれてしまいます。
そして創造性が過度に制限されれば、最終的な結果を損なうことになります。
それはトレードオフの関係にあり、今後この手法がどれだけ有益かをケースバイケースで評価し続けますが、総じてこのアプローチから多くを学び、状況に応じてこの手法を活用し続けることは確かです。
個人のModderはこのシステムをさらに発展させるかもしれず、これから何が実現できるか楽しみにしています!

ゾーニング建物とともにシグネチャービルディングも登場します。
北米とヨーロッパそれぞれ3棟ずつあり、豪華絢爛さの点ではどれも大したものです。
ベースゲームの低層住宅のシグネチャービルディングが「控えめ」な印象を与えるのに対し、このパックに含まれる建物の中には控えめなものは1つもありません。
ゾーニング建物と同じ地域からインスピレーションを得ながらも、シグネチャービルディングをより際立たせるため建築様式にはバリエーションを大いに取り入れ、豪華な邸宅を市内に建てられるようになっています。
小さな一軒家を取り壊し、プロゴルファーの邸宅の場所を作りましょう。

新しい建物に加え多数の新しいプロップも用意されています。
そのほとんどは特にヨーロッパの建物で採用したプロップ主体のアプローチのためのものですが、パーゴラ(独立型と模塊型)、プールの梯子、壁付噴水などの庭を彩る小物も入っています。
この好機をとらえてもちろん椰子の木も追加しています!
ロイヤルパーム、シルベスターパーム、ココナッツパーム、フロリダパームの4種類のヤシが、幼木から古木までのバリエーションすべてを揃えてパックに収録されました。

以上がビーチプロパティの開発日記の最後となります。
このパックを使って皆さんが何を作るのか、とても楽しみにしています。素晴らしいスクリーンショットは私達にタグ付けしてくださいね

まとめ・感想

新しいアセットパック「ビーチプロパティ」について説明してくれてます。
北米テーマの建物はフロリダをイメージし、既存の北米建物のスタイルに基づいているが、よりカラフルで明るい。屋外スペースやプールも用意されたそうです。
一方のヨーロッパテーマは、南フランス・スペインの地中海沿岸地域からインスピレーションを得て、より異なるスタイルの建物となったようでバルコニーや屋上テラスも特徴とのこと。
建物のデザインにあたり、プロップ(装飾要素)の活用を増やすアプローチを取ったようでこれによりバリエーションを増やしつつ建物自体は変更せずに済むとか
この手法には、アーティストの創造性を一定程度制限せざるを得ないというトレードオフがあった…とか、専門的な話も。

豪華な内装のシグネチャービルディングも北米・ヨーロッパそれぞれ3棟ずつ追加されていたりその他にもプール関連の小物、パーゴラ、ヤシの木など多数のプロップが用意されたようです

なるほどなぁと眺めていました


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