Cities: Skylinesで日本の歴史的街並みに浅草寺を追加
前回の「Cities: Skylinesで作る情緒ある日本の旧市街地」の続編として、今回は浅草寺をモチーフにした寺院エリアを追加しました。
画像に示されている赤枠の部分が今回の開発エリアで、日本の歴史的建造物の象徴である浅草寺を中心に街並みを広げています。
浅草寺エリアの開発コンセプト
浅草寺は日本を代表する観光名所であり、その特徴的な建築様式と雷門から続く参道の賑わいは日本の文化を象徴するものです。
今回の開発では以下の点にこだわりました。
- 本堂と五重塔の配置:浅草寺アセットを中心に据え、実際の浅草寺のような配置を心がけました
- 境内の雰囲気再現:周囲に杉の木を配置し、神聖な空間としての雰囲気を演出
- 参道と周辺建物:寺院へと続く参道とその両脇に建ち並ぶ店舗群を再現
開発の詳細
寺院エリアの作り込み
浅草寺アセットをまず基準として配置し、それを中心に境内らしい雰囲気を作るために
- 周囲に塀や壁を巡らせて境内を区切り、神聖な空間を演出
- 杉の木を境内の適所に配置して自然との調和を表現
- JPCSアセットから神社風の建物を選び、本堂を補完する建築物として配置
神社と寺院の建築様式は異なりますが、利用可能なアセットの中から最も雰囲気に合うものを選んで配置しました。
実際の浅草寺では本堂と五重塔が配置されていますが、ゲーム内ではアセットの制約からやや異なる配置になっています。
周辺環境の整備
寺院だけでなく、その周辺環境も重要な要素です
- 参道となる道路の整備と装飾
- 路面電車の停留所を寺院の近くに配置し、アクセスの良さを演出
- 道路標識や電柱の配置による日本らしい街並みの再現
特に路面電車は昭和初期の日本の風景に欠かせない要素であり、寺院へのアクセス手段としても重要な役割を果たします。
停留所から寺院まで人々が歩いていく様子を想像しながら配置しました。
苦労した点と工夫
今回の開発で最も苦労したのは、利用可能なアセットの制約の中で、いかに本物らしい浅草寺エリアを再現するかという点でした。
- アセットの組み合わせ:複数のアセットを組み合わせて一つの寺院エリアを形成
- スケール感の調整:実際の浅草寺に比べるとコンパクトですが、ゲーム内での調和を優先
- 細部へのこだわり:電柱や標識、路面の質感など細かい部分にも注意を払いました
また参拝客の動線も考慮し、路面電車の停留所から寺院へのアクセスが自然に行えるよう道路配置を工夫しています。
今後の展望
今回は1時間という限られた時間の中で浅草寺エリアの基礎を作りましたが、今後は浅草寺から周辺へと開発を広げていく予定です
- 和テイストの住居エリア拡大:浅草寺周辺に日本家屋を中心とした住宅街を展開
- 長屋の配置:昔ながらの長屋を連ねて、庶民的な下町の雰囲気を再現
- 生活感のある路地裏:細い路地と小さな広場を組み合わせた生活空間の演出
特に長屋は下町の風景に欠かせない要素です。
木造二階建ての連続した建物と狭い路地が作り出す独特の空間は、昭和初期の東京の下町を彷彿とさせるでしょう。
また住宅街の中に小さな商店や銭湯、駄菓子屋などの生活施設を点在させることで、単なる住宅の集合ではなく、
コミュニティとしての下町を表現していきたいと考えています。
浅草寺は地域の中心的なランドマークとして機能させつつ、その周辺に広がる庶民的な生活空間との対比を楽しめるような都市構成を目指します。
まとめ
Cities: Skylinesの魅力は、このように自分の理想とする街並みを自由に作り上げられる点にあります。
日本の歴史的建造物である浅草寺をモチーフにした今回の開発を通じて、ゲーム内でも日本の伝統と文化を表現できることを実感しました。
わずか1時間の作業でしたが、浅草寺エリアの基礎ができたことで、プロジェクト全体の方向性がより明確になりました。
今後も少しずつ開発を進め、明治・大正・昭和初期の日本の街並みを再現していきたいと思います。
都市開発シミュレーションの中で日本の歴史と文化を表現することで、ゲームを通じた新たな価値観の発見につながれば幸いです。
使用したアセットの紹介記事など


皆様素晴らしいアセット・プロップありがとうございました!
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