待望のアセット機能実装!日本風の街づくりを目指して
前回の記事に引き続き、今回はついに実装されたアセット機能を使って日本風の街並み作りに挑戦していきます。
Cities: Skylines IIにおける大きな転換点となるアセット機能の実装により、プレイヤーの創造性はさらに広がることになりました。
この記事執筆時点(2025年12月6日午前0時頃)では、中国の建物アセットが数多く公開されている一方で、日本風建物アセットはまだ数が少ない状況です。
しかし、その中でもいくつか魅力的な日本風アセットを導入できましたので、新しいマップで実際に試してみることにしました。
新プレイセットの構築とMOD環境の準備
今回は新しいマップでアセットとMODを本格的に活用していく予定です。
そのため、専用の新しいプレイセットを作成することにしました。
導入したMODは以下の通りです。
- Unified Icon Library
- Asset Icon Library
- Better Bulldozer
- Anarchy
- Skyve
- Find It
- Move It
- Achievement Fixer
- Japan Pack
基本的なMODを一通り導入し、快適なプレイ環境を整えたつもりでした。
しかし、ここで予期せぬトラブルが発生することになります。
パッチ1.5.2f1によるUI系MODの問題発生
アセットパッチ導入後、UI機能を使用する系統のMODが軒並み動作しなくなってしまいました。
これはパッチ1.5.2f1の影響によるもので、多くのプレイヤーが同様の問題に直面しているようです。
公式のX(旧Twitter)でも以下のような投稿がありました。
「1.5.2f1パッチ後にMODを使用している一部のプレイヤーが経験しているUI問題についての簡単な最新情報です!
現在、UI要素を使用するコードMODに影響を与える問題を調査中です。
Cities: Skylines IIで一部のプレイヤーに対して特定のMODのUIが消失しています。
私たちが調査を進める一方で、多くの経験豊富なMOD制作者たちが協力して一時的な修正の特定や、MOD自体に適用できる回避策を探っていることを認識しており、モニタリングしています。
もちろん、可能であれば私たちも彼らを支援します!
より具体的な情報が得られ次第、さらなる最新情報を共有します!」
(引用元:Cities: Skylines II 公式Xより)
実際に確認してみると、導入したMODのほとんどが機能していない状態でした。
特にFind Itが使えないのは、アセットを配置する上でかなり厳しい状況です。
しかし、これもいずれ解決されるでしょうから、それまでは辛抱してプレイを続けることにしました。
新マップでの街づくりスタート
トラブルはありましたが、気を取り直して新しいマップでの街づくりを開始します。
今回はイージーモードを選択していますが、資金無限などのチート設定は使用していません。
ゲームとしての楽しみも残しておきたいという考えからです。
マイルストーンを一つずつクリアしながら、じりじりと街を発展させていきました。
そしてようやく人口6000人を超える規模の町を作り上げることができました。
ここからが本番、導入したアセットを実際に配置して試していきます。
導入した日本風アセットの紹介
McDonald’s Restaurant
- 公開日:2025年11月23日
- 作成者:Gruny.
アセット概要
制作者によると、このマクドナルドレストランはヨーロッパのデザインをインスピレーション源としており、深い緑と鮮やかな黄色の温かみのあるブレンドが特徴的だとのことです。
象徴的な外観を即座に思い起こさせるデザインとなっています。
ドライブスルーを完備しており、手早く馴染みのあるファストフード体験を求める市民にサービスを提供するように設計されているそうです。
テイクアウトでも店内飲食でも、クラシックなメニューを楽しめる施設となっています。
9種類のブランドプロップ(テーブル、丸テーブル、パネル01、パネル02、ダブルパネル、注文端末、パラソル、トーテム、ゴミ箱、分別ゴミ箱)が含まれているとのことです。
アセットの特徴
このアセットは少し前から公開されていたようですが、いきなりクオリティが非常に高いですね。
ゲーム内では700mの範囲に0.5の福祉度が付与されるユニーク施設として機能します。
街中にマクドナルドがあるだけで、一気にリアリティが増しますよね。
現実の都市でもどこにでもあるマクドナルドを配置することで、プレイヤーが作る仮想都市に親近感が生まれます。
使用シーン
商業地区、ロードサイド、または混雑した郊外の大通りに最適で、どんな都市レイアウトにも認識しやすく活気のあるアクセントを加えられるアセットです。
特に日本風の街並みを作る際にも、現代的な要素として効果的に機能します。
他の日本風アセットと組み合わせることで、よりリアルな街作りが可能になります。
Fujisawa Office (Buildings Around Japan)
- 公開日:2025年12月4日
- 作成者:stop it D
アセット概要
制作者によると、このアセットはBuildings Around Japanシリーズの雑多な建物コレクションの第一弾だとのことです。
角地用のローオフィスでレベル3、左右のバリエーションが用意されているそうです。
Japan Packのプロップを一つ使用しているため、依存関係として Japan Packが必要となります。
スペックとしては、メインモデルが6494ポリゴン・4Kテクスチャ、LOD1が3554ポリゴンでメインとテクスチャ共有、LOD2が124ポリゴン・512Kテクスチャとなっています。
既知の問題として、LOD2がカラーバリエーションを認識しない場合があるとのことです。
アセットの特徴
オフィス地区に自然発生するタイプの日本風オフィスアセットとなっています。
この雑居ビルの雰囲気が非常に良いですね。
いかにも日本の街角にありそうな、リアルな建物です。
導入後、なかなか街中に出現してくれませんでしたが、ようやく見つけることができました。
実際に配置されているのを見ると、とても良い感じの建物に仕上がっています。
さすがstop it Dさんの作品だけあって、クオリティが素晴らしいです。
使用シーン
日本風の街並みを作る際には欠かせないアセットとなるでしょう。
オフィス地区に自然に配置され、リアルな日本の都市景観を演出してくれます。
他の日本風アセットと組み合わせることで、より本格的な日本の街を再現できます。
JP Common Train Station (2 Platforms) – JRC Edition
- 公開日:2025年12月5日
- 作成者:ShikoSama
アセット概要
制作者によると、このアセットはAurora Studioが進行中の日本の鉄道コンテンツ拡張の一部で、OMSI 2 Addon Project Numazuの制作中に開発されたものだそうです。
軽量で汎用性の高い駅オプションとして構築されており、JR東海の郊外型建築をインスピレーション源とした2線・2ホーム構成を特徴としているとのことです。
比率、ディテール、ホーム構造は意図的にリアルに保たれており、コンパクトな町から混雑する通勤路線まで幅広く対応できるそうです。
この駅はAurora Studioが開発した他の日本テーマアセットとシームレスに統合されるよう設計されており、街全体で一貫した視覚的品質を確保できるとのことです。
特徴として以下が挙げられています。
- 2線/2ホームの標準構成
- クリーンな郊外型ディテールを持つJRスタイルの建築
- 拡張が容易なモジュール構造
- 日本テーマの都市構築に最適化
アセットの特徴
もう駅のアセットまで公開されているとは驚きですね。
アセット機能実装からまだ日が浅いというのに、制作者の方々の熱意には頭が下がります。
ただし、実際に配置してみると動作が少し微妙な部分がありました。
現在のマップはまだ鉄道を本格的に敷設できる状況ではなかったため、とりあえず仮置きしてみただけなのですが、歩道が接続されていないというエラーが表示されてしまいました。
この問題をどう解決すればいいのか、まだ答えが見つかっていない状況です。
アセット機能が実装されて間もないため、今後のアップデートで改善されることを期待したいですね。
使用シーン
日本風の街づくりにおいて、鉄道駅は非常に重要な要素です。
このアセットを使えば、リアルなJR風の駅を街に配置することができます。
将来的には鉄道網を整備し、この駅を中心とした交通ハブを構築していきたいと考えています。
今後の展望
少しずつですが日本風アセットも充実してきており、理想の日本の街並みに近づいています。
現在はアセット用の町マップを発展させている途中段階ですが、今後さらに多くの日本風アセットが公開されることを期待しています。
UI系MODの問題が解決され、Find Itなどが使えるようになれば、より快適にアセットを配置できるようになるでしょう。
それまでは不便ですが、工夫しながらプレイを続けていきたいと思います。
次回の記事では、さらに街を発展させた様子や、新たに導入したアセットについてお伝えする予定です。
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と、言うことで、今回はここまでとなります。
皆様素晴らしいアセット・プロップありがとうございました!
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