Cities: Skylines2(シティーズスカイライン2)

Cities: Skylines II 東欧地区渋滞対策完了!バイクパッチとの戦いに決着

東欧地区の渋滞解消プロジェクト始動

前回の記事では、Anarchy MODを使って日本地区の電柱問題を解決し、渋滞を完全に解消することができました。
ドイツ地区、日本地区と渋滞対策に成功した今、次のターゲットは東欧地区です。
日本地区から北西方向に位置する東欧地区も、深刻な渋滞問題に悩まされていました。

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なお、パッチ1.4.2f1Bridges & Portsパッチの情報も、今回の都市運営に深く関わっていますので、合わせてご確認ください。

東欧地区が抱える深刻な交通問題

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東欧地区への流入経路は深刻な渋滞が発生していました。
特に地区に入り込む入口付近がすさまじい混雑状態となっており、車がまったく動かない状況が続いていたのです。

渋滞の原因を分析してみると、いくつかの問題点が浮かび上がってきました。
まず、バイクパッチ導入後に顕著になった自転車渋滞がありました。
ただし、自転車渋滞だけが原因ではありません。
流入経路の近くに無駄な交差点が存在していることも大きな問題でした。

さらに決定的だったのは、東欧地区に他の場所から入れる経路が少なすぎるという点です。
流入経路が限られているため、特定の道路に交通が集中してしまい、渋滞を引き起こしていたのです。
これらの問題を解消することで、ある程度は渋滞が改善できるのではないかと推察しました。

自転車渋滞対策:レーンと駐輪場の整備

自転車渋滞の解消については、これまでドイツ地区や日本地区で散々やってきているので、そんなに難しくはありません。
基本的な対策は決まっています。
自転車レーンの整備と、駐輪場の整備をしっかり行っていくことです。

ただし、今回は結構ネックになる問題がありました。
三叉路の交差点での挙動です。
左側車線からの右折時に大量の自転車が右折をかけると、直進したい車が止まってしまって渋滞するという現象が発生していました。

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「自転車優先過ぎるだろ…」と思わずつぶやいてしまうような謎の挙動でした。
Cities: Skylines IIの交通システムは、自転車に対してかなり優先的な判定をしているようです。
現実世界でもこんな感じなのかもしれませんが、ゲームとしてはちょっと困る仕様ですね。

それでも、大通りには全て自転車レーンを付与して少し様子を見ていたら、徐々に自転車渋滞は収まりはじめました。
自転車と車を分離することで、お互いがストレスなく移動できるようになったのです。
しかし、自転車渋滞だけでは済まされない、もっと深刻な問題が残っていました。

東欧地区への流入経路が抱える構造的問題

東欧地区の渋滞問題の本質は、流入経路の設計にありました。
東欧地区へは北側と北東側、東側に入り口があるのですが、北と北東は一般道です。
東側は高速道路からつながる一般道という感じとなっていて、直接高速道路の出口はありませんでした。

つまり、高速道路から直接東欧地区へ入れないという問題があったのです。
そのため、近くの高速道路出口からの渋滞が発生してしまうという部分が大きな問題となっていました。
遠回りを強いられる車両が、限られた出口に集中してしまっていたわけです。

高速道路もかなり渋滞していました。
一般道との交差点にはラウンドアバウトがあるのですが、このラウンドアバウトが自転車やなんやで渋滞してしまうという問題もありました。
ラウンドアバウトは本来、交差点の効率を上げるための施設なのですが、自転車が混ざると機能が低下してしまうようです。

高速道路から直接アクセスできる新経路を建設

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状況を改善するため、高速道路から直接東欧地区へ行くことができる道路を作ることにしました。
重要なのは、ラウンドアバウト経由にはしない経路にすることです。
二車線でそのまま東欧地区の一方通行の道につながっているという、シンプルな流入経路を設計しました。

この新しい経路は、高速道路の交通を直接東欧地区に誘導することで、既存の出口への負担を軽減する狙いがありました。
交通の分散化を図ることで、全体的な流れをスムーズにしようという作戦です。

建設後、しばらく眺めていると、若干東欧地区入り口付近で渋滞することがあるものの、概ね順調に流れ出しました。
予想以上の効果です。
この新たな経路ができたからなのか、北側と北東側の流入口の車の流れも若干落ち着いてくれました。

交通が複数の経路に分散されることで、どの入口も余裕を持って車両を受け入れられるようになったのです。
それにより、東欧地区への流入口渋滞はかなり解消しました。
全体的に見ても、かなり渋滞が落ち着いたことが分かります。

中華地区への直通経路も整備

さらに、もうひとつ気になっていた問題も解決することにしました。
南側にある中華地区へ向かうには、いったん日本地区を経由しなければいけない状況だったのです。
これも日本地区の道路に余計な負担をかけている原因だと考えられました。

そこで、中華地区へ直接行ける経路も整備しました。
これで日本地区へ向かう道路の交通量も分散できました。
交通網は、単一の地区だけでなく、都市全体で考える必要があります。
各地区を結ぶ経路が適切に設計されていないと、特定の道路に負担が集中してしまうのです。

興味深いことに、中華地区はなぜか渋滞が起こっていないことが多いです。
地形や建物の配置、人口密度など、何らかの要因で交通がうまく流れているのでしょう。
こちらは少し放置しておくこととして、他の地区の改善に注力することにしました。

マップ全体の渋滞状況が大幅改善

東欧地区への新経路建設と中華地区への直通路整備により、マップ全体の自転車導入に伴う渋滞については、ある程度解消できたようです。
各地区での対策の積み重ねが、都市全体の交通状況改善につながりました。

ドイツ地区での6車線サブ本線建設、日本地区でのメイン通り拡幅、そして今回の東欧地区への新経路建設。
これらの対策を通じて、バイクパッチ導入後に発生した交通問題は、ほぼ解決できたと言えるでしょう。

自転車システムの導入は、最初は大きな混乱をもたらしました。
公共交通機関の利用者が3万人も減少し、道路は自転車で溢れ返り、至る所で渋滞が発生しました。
しかし、適切な対策を講じることで、自転車と車が共存できる交通網を構築することができたのです。

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公共交通機関利用者の増加と人口の回復

嬉しいことに、公共交通機関の利用者も若干増加していました。
これは地下鉄駅の近くに駐輪場を整備しているからなのでしょうか。
それとも、前回開設した東欧地区と日本地区を結ぶ新しい地下鉄路線の効果なのでしょうか。
正確な理由は分かりませんが、複合的な要因だと思われます。

公共交通機関の利用者数は、11万人台を久しぶりに回復しました。
バイクパッチ導入直後は8万人台まで落ち込んでいたことを考えると、大きな改善です。
それでも以前の14万人には及びませんが、着実に回復している傾向が見られます。

さらに、人口自体も18万人を回復して、やっと元の状態に戻ってきています。
一時期は15万人台まで減少していたので、これは非常に喜ばしい変化です。
渋滞解消と公共交通機関の改善が、住環境の向上につながり、新たな住民を呼び込んでいるのかもしれません。

駐輪場と地下鉄駅の相乗効果

公共交通機関利用者増加の要因として考えられるのは、駐輪場の戦略的配置です。
地下鉄駅のそばに必ず駐輪場を整備したことで、自転車と地下鉄の組み合わせ利用が促進されたのではないでしょうか。

自宅から駅までは自転車で移動し、駅からは地下鉄で目的地へ。
このような利用パターンが定着すれば、都市の交通効率は大きく向上します。
バイクパッチで追加された駐輪場システムを、公共交通機関と組み合わせて活用することが、今回のプレイでの大きな発見でした。

また、前回日本地区に設置した「新しい都市バスターミナル」の効果もあるかもしれません。
この施設は地下鉄駅を併設できるため、バスと地下鉄の乗り換えがスムーズになり、公共交通機関全体の利便性が向上したと考えられます。

自転車システムとの長い戦いを振り返って

バイクパッチ導入から今回の東欧地区渋滞解消まで、長い戦いでした。
最初は自転車渋滞の深刻さに戸惑い、公共交通機関利用者の激減に頭を抱えました。
しかし、一つ一つ問題に取り組んでいくことで、解決策が見えてきました。

自転車レーンの整備、駐輪場の戦略的配置、道路の拡幅、新経路の建設。
これらの対策を組み合わせることで、自転車と車が共存できる都市を作ることができたのです。
Cities: Skylines IIのシミュレーションは、こういった試行錯誤を楽しめる点が素晴らしいですね。

次なる展開:クリエイターパックとサプライチェーン

東欧地区の渋滞解消に成功し、人口も回復してきた今、都市は安定期に入ったと言えるでしょう。
次の大きな動きがあるとすれば、新しいクリエイターパックが出たときですかね。
サプライチェーンなど、新しいシステムが追加されれば、また新たな挑戦が待っているはずです。

Cities: Skylines IIは、定期的なアップデートで新しいコンテンツが追加されるため、飽きることがありません。
次のパッチやDLCでどのような変化が訪れるのか、今から楽しみです。
それまでは、この安定した都市を維持しながら、細かい調整を続けていきたいと思います。

今回の学び:交通問題は総合的なアプローチで

今回の東欧地区渋滞解消プロジェクトを通じて、改めて学んだことがあります。
それは、交通問題は単一の解決策では解決できないということです。

自転車レーンの整備だけでは不十分でした。
駐輪場の配置だけでも足りませんでした。
新経路の建設だけでも完全には解決しませんでした。
これらの対策を総合的に実施することで、初めて効果が現れたのです。

また、一つの地区だけでなく、都市全体の交通網を考える必要があることも実感しました。
東欧地区の渋滞を解消するために、中華地区への直通経路を整備したように、各地区は相互に影響し合っています。
都市計画は、常に全体像を見ながら進める必要があるのです。

まとめ:バイクパッチとの戦いに一区切り

バイクパッチ導入後の混乱から始まった一連の渋滞対策は、東欧地区の改善をもって一区切りつきました。
ドイツ地区、日本地区、東欧地区と、主要な地区の渋滞問題を解決し、人口も18万人まで回復しました。
公共交通機関の利用者も11万人台まで戻り、都市は再び活気を取り戻しています。

自転車システムの導入は、最初は大きな試練でした。
しかし、適切に対処することで、都市に新たな交通手段を加えることができました。
今では自転車は都市の一部として、違和感なく機能しています。

次のアップデートで何が起こるか分かりませんが、今回の経験を活かして、新たな課題にも対応していきたいと思います。
Cities: Skylines IIの都市運営は、常に新しい発見と挑戦に満ちています。
それこそが、このゲームの最大の魅力なのかもしれません。

前回までの記事

と、言うことで、今回はここまでとなります。

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