Cities: Skylines II(シティーズスカイライン2)の情報
Cities: Skylines 2の公式情報「Building for Bicycles – Bike Patch Developer Diary」をさらっと翻訳して読み解いていきたいと思います。
自転車のための都市づくり – 自転車パッチ開発日誌
【要約】
Cities: Skylines IIに待望の自転車機能が実装されます。
ティーン以上の市民が自転車を利用可能となり、世帯の車の利用状況に応じて徒歩・自転車・公共交通機関から最適な移動手段を選択します。
緑色の路上自転車レーンと独立した自転車道、さらに様々な駐輪施設が追加され、都市サイクリング推進政策で自転車利用を促進できます。
パフォーマンスへの影響を最小限に抑えるため、経路探索は従来通り3つの選択肢の比較に留められています。
新しい自転車情報ビューで駐輪場の利用状況や交通量を追跡し、効果的な自転車ネットワークの構築が可能です。
市長の皆さんこんにちは!
Cities: Skylines IIに自転車機能を導入できることを嬉しく思います。
この機能を最大限に活用していただくため、自転車に関する開発日誌を用意しました!
どの市民が自転車を利用できるのか、なぜ移動手段として自転車を選ぶのか、そして新しい自転車インフラと政策を使ってどのように影響を与えられるかをご紹介します。
自転車は持続可能な都市づくりの重要な要素であり、ゲームにもその役割を反映させたいと考えています。
現実と同じように、自転車は歩行より速く汚染のない交通手段です。
さらに都市サイクリング推進政策を適用すれば、市民は健康効果も得られます!
現実世界の自転車インフラは、レーンの色から車道との分離方法まで、さまざまなサイズや形状があります。
そのためすべてのカスタマイズオプションをすぐにカバーするのは不可能だとわかっていました。
あらゆることを少しずつ実装しようとする代わりに、将来のコンテンツにシームレスに拡張・統合できる自転車機能の堅実な基盤を構築することに集中しました。
今回は、路上に塗装された単一スタイルの自転車レーンと独立した自転車道を選択し、歩行者用道路や歩道、車両用レーンやバスレーンと区別しやすいよう緑色にしました。
これらには自転車駐輪場と、サイクリストを追跡するための新しい情報ビューが付属しています。
道を見つける
まず誰が自転車に乗れるのか、そしてどのように他の交通手段ではなく自転車を選ぶのかを見ていきましょう。
キャラクターモデル間でアニメーションを共有できる機能のおかげで、ティーン・大人・高齢者はすべて自転車を使用できますが、子供は現在サポートされていません。
つまりほとんどすべての市民が自転車に乗れますが、実際に乗るかどうかは世帯の車両保有状況・市内の駐輪場・経路探索コストなど複数の要因に依存します。
経路探索コストは以前と同様に時間・快適性・行動・お金で構成され、市内で利用可能な自転車レーンの影響を受けます。
新しい交通手段として自転車を追加することは、パフォーマンス面で課題となりました。
ゲームはすでに最適な経路探索オプションを選ぶ際に徒歩・運転・公共交通機関を比較しており、4つ目の選択肢を追加するとパフォーマンスに顕著な影響が出ます。
そこで4つ目の選択肢を追加する代わりに、世帯が車を所有しているか、そして利用可能かどうかをチェックする新しい確認を追加することで、経路探索の比較を3つのオプションに保ちました。
世帯が車を所有しており、他の世帯員に予約されたり使用されたりしていない場合、市民は自転車を追加する前と同じように徒歩・運転・公共交通機関を比較します。
運転を選択した場合、他の世帯員が使えないよう車を予約します。
予約されているか世帯が車を所有していないために車が利用できない場合、市民は徒歩・自転車・公共交通機関を比較します。
あるいはそれが最適なオプションであれば、3つすべての組み合わせを使用します。
車とは異なり、すべての世帯にはメンバー全員分の自転車が用意されています。
市民が自転車で移動することを決めると、保管場所から取り出し、その自転車は旅の終わりまで彼らのものとなります。
市民は自転車をポケットに入れられないため、公園を訪れるとき、公共交通機関に乗り換えるとき、勤務時間を過ごすとき、買い物を終えるときなど、どこかに駐輪する必要があります。
用事を終えて帰宅すると、自転車は駐輪ラックまたは家の中に保管され、次回の移動時には利用可能な自転車を使用できます。
駐輪場所
駐輪場は市民に自転車に乗ってもらうための鍵となります。
一部の建物にはすでに使用できる駐輪ラックが備わっていますが、多くの市民に自転車に乗ってもらいたい場合は、より多くの駐輪場が必要になります。
公共交通機関の停留所や駅の近く、商業地域の近く、そして市民に自転車通勤してほしい場合はオフィスや工業地域の近くなど、重要な場所に配置することで、より多くの市民が自転車を選ぶよう促すことができます。
ありがたいことに駐輪場はあまりスペースを取らず、いくつかの選択肢があります。
すべて道路メニューの駐車スペースの中に、車両駐車場と並んで配置されています。
最初の3つ、自転車スタンド・自転車スタンド複数・自転車シェルターは、すべてバス停や郵便ポストを配置するのと同じ方法でネットワーク上に配置され、スペースが限られた場所でも簡単に追加できます。
道路や分離された歩行者自転車道に追加でき、歩道スペースの一部を占めるだけです。
ただしそれぞれ2台・8台・10台の自転車しか保管できません。
利用可能なスペースがあれば、9つの駐輪施設建物のいずれかがより良い選択肢となるでしょう。
というのも、はるかに多くの自転車を保管できるからです。
最小オプションの小型自転車保管庫は、ゾーニングタイル1つ分のスペースで最大16台の自転車を保管できます。
一方、地下自転車ホールは452台という驚異的な駐輪スペースから始まり、アップグレードごとに50台を追加するサブ建物があります。
そうです、スペースがある限り複数のアップグレードを追加できます。
専用レーン
駐輪場は自転車を実行可能な交通手段にするために必要ですが、自転車レーンの利用可能性はサイクリストが選ぶルートに影響します。
自転車は車両と並んで車道を走行できますが、これは多くのサイクリストにとって好ましい選択肢ではなく、あなたの市民も同じです。
彼らは専用レーンを持つことをはるかに好み、これは快適性スコアの向上に反映されます。
独立した自転車道が最も高い快適性スコアを持ち、次いで路上自転車レーンとなります。
つまり車道を自転車で走行する方が移動時間は短いかもしれませんが、サイクリストは専用レーンの方が快適なため、しばしばそちらを好みます。
自転車レーンは道路サービスメニューにあり、1本または2本の自転車レーンで道路をアップグレードするために使用されます。
道路の片側だけにレーンが欲しい場合は単一自転車レーンオプションを使用し、1回のアップグレードで道路の両側に自転車レーンを追加したい場合は二重オプションを使用します。
ほぼすべての高速道路以外の道路は自転車レーンでアップグレードできます。
というのも自転車レーンは並行する路側駐車を置き換えるためであり、これはバスレーンや路面電車の線路などの道路ベースの公共交通機関と並行して追加できることも意味します。
景観メニューには、自転車道と岸壁という新しいタブがあります。
名前の通り、ここに独立した自転車道があります。
これには一方通行と双方向の自転車道が含まれ、ショートカットの作成や自転車レーンのある道路の接続に最適です。
もちろん混雑した道路を横断するために高架にしたり、好みに応じて地下にトンネルを掘ったりすることもできます。
双方向自転車道用に3つの橋のデザインが用意されており、より少ない柱で済むスタイリッシュなオプションとなっているため、広い高速道路を横断するのに最適です。
歩行者の通行と自転車を組み合わせたい場合は、分離された広幅歩行者自転車道が優れた選択肢です。
このネットワークには歩行者とサイクリストの両方に専用レーンがあるため、両方をサポートしたいときに2つの並行した道を建設する必要がありません。
車両交通を減らすことを目指す都市に最適です。
同じレーン構成の2つの広幅岸壁も含まれているため、海辺の都市でもサイクリングをサポートできます。
路上自転車レーンと独立した自転車道は、歩行者用道路を道路の歩道に接続するのと同じ方法で接続できます。
サイクリストは歩道を横断するときに速度を落としますが、それ以外は2つのネットワークタイプ間を移行するため、都市にとって理にかなうあらゆる組み合わせを使用できます。
サイクリスト都市
駐輪場と専用レーンが都市にあれば、ますます多くの市民が少なくとも旅の一部で自転車に乗るようになります。
都市サイクリング推進政策を地区に適用すれば、さらに多くの人々に運転ではなく自転車に乗るよう促すことができます。
この政策は、市民が世帯の車を予約する確率を減らし、代わりに最適な交通手段を検討する際に自転車を含めるようにします。
これは車が他の世帯員にも利用可能なままであることを意味しますが、彼らもまた政策の影響を受け、交通手段として車をスキップするかもしれません。
それに加えて、この政策は市民に健康への小さなボーナスを提供します!
都市に非常に多くのサイクリストがいると、自転車が自動車と車線を共有することで交通が遅くなりすぎて渋滞を引き起こすエリアや地区があるかもしれません。
あるいは新しく追加した自転車レーンや道路を確実に使用してもらいたいだけかもしれません。
自転車レーンのない道路でショートカットを取る代わりにです。
そのような状況のために、自転車を制限する2つの方法があります。
道路サービスメニューにある自転車制限ツールは個々の道路セグメントに適用でき、一方で自転車交通制限政策は地区全体に適用できます。
どちらも同じように機能し、自転車が車道を使用することを制限して自転車レーンに留めるか、代替ルートを見つけるよう促します。
これらの制限を追加する場合は、駐輪場が自転車レーンのある道路にあることを確認してください。
そうすればサイクリストがアクセスできます。
この開発日誌を終える前に、新しい自転車情報ビューをお見せしたいと思います。
ここでは駐輪場の利用可能性を追跡して、現在都市に何台の自転車が駐輪されているか、利用可能なスペースがいくつあるかを確認できます。
駐輪施設建物を簡単に見つけて、都市のどのエリアで駐輪スペースが不足しているかを確認することもできます。
さらに教育や公共交通機関などの他の情報ビューに切り替えて、駐輪場を追加する理想的な場所を見つけることもできます。
デフォルトでは、情報ビューは自転車ネットワークを表示し、サイクリストがアクセスできるエリア、専用自転車レーンと道路、および車道で自転車が禁止されている道路を強調表示します。
自転車交通量オーバーレイに切り替えると、どの道路や道が最も交通量が多いかを確認できるため、自転車ネットワークの成功を評価したり、新しいレーンやショートカットを追加してサイクリストに代替ルートを取るよう促したりできます。
Cities: Skylines IIの自転車機能についてのこの紹介を楽しんでいただけたことを願います。
そしてこの開発日誌の情報が、自転車で賑わっているかどうかにかかわらず、あなたの都市にぴったりの自転車ネットワークを作成するのに役立つことを願っています。
いつものように、ゲームでこの機能をどのように使用するかを見るのを楽しみにしていますので、ソーシャルメディアやコミュニティハブでスクリーンショットを共有することをためらわないでください。
編集後記
ということで、待望の自転車パッチがついにやってきます。
新しい交通手段の追加となると、どうしても気になるのがパフォーマンスへの影響ですね。
開発日誌では経路探索を3つの選択肢の比較に抑える工夫をしているとのことですが、実際のところどれほどの負荷になるかは未知数です。
特に既存のセーブデータで大規模な都市を運営しているプレイヤーにとっては、パッチ適用後のパフォーマンスがどう変化するかが最大の懸念事項でしょう。
自転車という新要素自体は魅力的で、持続可能な都市づくりの選択肢が広がるのは歓迎すべきことです。
ただ現時点では、パッチが実際に配信されて自分の都市で試してみるまで、本当の影響はわかりません。
フレームレートの低下や処理落ちといった問題が起きないことを祈るばかりです。
コミュニティが阿鼻叫喚の状態にならず、スムーズに新機能を楽しめることを切に願っています。
まずはパッチノートをしっかり確認して、必要であればセーブデータのバックアップを取っておくのが賢明かもしれませんね。
Bike Patch – Announcement Postこちらも翻訳
Cities: Skylines 2の公式情報「Bike Patch – Announcement Post」もさらっと翻訳して読み解いていきたいと思います。
バイクパッチ – 発表投稿
市長の皆さんこんにちは!あなたの街に自転車がやってきます!
Colossal Orderは自転車システム、新しい自転車レーン、自転車関連の政策、そして街での自転車利用を最適化するために必要な建物について解説した開発者日記を公開しました。
しかしそれだけではありません!バイクパッチには他のアセットや修正も満載です!
風力発電の新しいサイズを含む5つの新しいサービス建物、新しい駅やデポを含む追加の交通機関、新しい公園、そして全く新しいタイプの建物ゾーンタイプが登場します!
北米スタイルとEUスタイルの両方で新しい「オールドタウン」住宅地と複合用途地区が追加されます。もちろん多数の修正も含まれており、橋と港パッチで追加したバランス調整のさらなる微調整により、街中を大量の歩行者が歩き回る問題が修正されるはずです。
道路に追加できる緑化に伴い、バスレーンの色も調整され、より目に優しい色になります。
そして他にもたくさん…バイクパッチは明日、11月19日の午後6時(日本時間)にリリースされます。
ヘルメットを準備しておいてください!
明日YouTubeで公開するチュートリアルにリマインダーを設定して、ゲームのアップデートを忘れないようにしましょう!
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