Cities: Skylines II 3番目の街開発記録:交通課題への挑戦
前回までの記事では地中海パックの導入や都市の春の風景について見てきました。
今回は21万人を超える大都市で直面している様々な交通問題とその解決策について詳しく見ていきます。
高速道路出口の深刻な渋滞問題
人口増加に伴い、高速道路の出口から最初の交差点までの区間で深刻な渋滞が発生していました。
この渋滞は都市全体の交通の流れを妨げ、特に通勤時間帯には市民の不満が高まっていました。
この問題に対処するため、バイパス道路を新設することにしました。
新しいバイパスは一方通行でインターチェンジのような役割を果たし、交通の流れを複数の経路に分散させる設計としています。
この施策によって交通の流れは大幅に改善され、渋滞は著しく減少しました。
高速道路出口から市街地への交通がスムーズになったことで、市民の通勤時間も短縮されました。
謎の人の流れ – マップ外へ向かう徒歩集団
交通状況を観察している中で奇妙な現象に気づきました。
大量の市民が徒歩でマップの外へ出て行くという不可解な行動パターンが見られたのです。
これらの市民は車や公共交通機関を使わず、ただひたすら歩いてマップの境界に向かっています。
特に特定の区域から集中的に発生しているようで、その光景はやや不気味な印象さえ与えます。
この現象は、住宅と雇用のバランスや公共交通機関の利便性の問題が影響している可能性があります。
マップ外に仕事を求める市民が、適切な交通手段を見つけられないため徒歩で通勤しているのかもしれません。
地下鉄の延伸と利用者増加の成功
地下鉄システムの改善も大きな課題でした。
これまで住宅地区を中心に地下鉄網を整備してきましたが、今回は工業地区への延伸を実施しました。
この延伸は予想以上の成功を収めました。
利用者数が大幅に増加し、統計グラフでも明確な上昇が確認できます。
特に通勤者にとって重要な移動手段となり、徒歩でマップ外へ向かう市民も若干減少した印象があります。
地下鉄駅周辺では新たな開発も進み、駅を中心とした活気ある地区が形成されつつあります。
公共交通機関の整備が都市の発展に好循環をもたらしている好例といえるでしょう。
遺体回収問題への継続的な取り組み
前回も取り上げた「霊柩車待ち問題」は、大都市における深刻な課題でした。
特に同世代の市民が一斉に高齢化するデスウェーブの発生後には、回収されない遺体が街中に残り、市民の不満が高まっていました。
この問題に対する根本的な解決策として、「地区制度」を活用した火葬場の最適配置を進めています。
都市を複数の小さな地区に分割し、それぞれの火葬場がその地区内だけで活動するよう設定しました。
これにより霊柩車の移動距離が短縮され、効率が大幅に向上しました。
特にドイツ風地区では先行して実施した結果、問題がほぼ解消されています。
現在は他の地区でも同様の対策を順次展開中です。
火葬場最適化の効果
- 霊柩車の移動距離の短縮
- 遺体回収の効率向上
- 市民の不満軽減
- ドイツ風地区での問題解消
火葬場の利用範囲を適切に設定することで、都市サービスの効率化が図れることが明確になりました。
この教訓は他のサービス施設の最適配置にも活かせそうです。
今後の展望
交通問題や都市サービスの改善は一定の成果を上げていますが、21万人を超える大都市の運営には依然として課題が山積しています。
パフォーマンスの低下が顕著になってきており、新区画の開発や細かな調整をするたびに動作の重さを感じるようになってきました。
新マップへの移行も検討していますが、ドイツ、フランス、日本、東欧、中国、アメリカ、地中海と様々な地域パックを活用して作り上げてきた街並みへの愛着もあり、簡単には決断できない状況です。
今後の主要課題
- パフォーマンスの改善 – 都市規模の拡大に伴う動作の重さへの対策
- 既存地区の最適化 – 各地域パックで作成した街区のさらなる効率化
- 公共サービスの拡充 – 地区制度を活用した他のサービス施設の最適配置
次回は、これらの既存地区のさらなる最適化や、残る都市問題への対応について報告できればと考えています。
継続的な改善の取り組みを通じて、より効率的で市民にとって住みやすい都市を目指していきたいと思います。
と、言うことで、今回はここまでとなります。
※画像はクリックでオリジナルサイズ
※このページでは、Paradox,Colossal Orderが権利を所有する画像を利用(引用)しております。当該画像の転載・配布は禁止いたします。
コメント