Cities: Skylines2(シティーズスカイライン2)

【開発者が語る】Cities: SkylinesⅡ German Pack制作の舞台裏(日本パック情報もあるよ!)

Cities: Skylines II(シティーズスカイライン2)の情報

Cities: Skylines 2の公式情報「German Region Pack – Creator Dev Diary」をさらっと翻訳して読み解いていきたいと思います。

ドイツパック紹介

MODの利用は自己責任です。身に染みた自己責任です。
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German Region Pack – Creator Dev Diary

グーテンターグ、ドイツ地域パックの開発日記へようこそ。
本日はParadox Modsに登場した地域パックシリーズ第2弾の制作過程についてご紹介します。

ドイツパックはCities: Skylines workshopでもお馴染みのArmesto、Feindbold、Titanの3名が手掛けました。
私たちの大好きな都市開発ゲームに新たなコンテンツを提供できることを嬉しく思います。

まだダウンロードされていない方は今すぐパックを入手できます!

このパックで選んだ建築スタイル、建物の選定理由、そしてモデル制作における工夫や学び、課題についてお話ししたいと思います。

コンセプトとインスピレーション

パックの制作を始める前に私たちはまずスタイルを決める必要がありました。
ドイツを訪れたことのある方ならご存知かもしれませんが「ドイツ的」な単一の様式は存在しません。

この国は異なる景観や地域、方言そして建築様式が織りなすパッチワークのような場所です。
北部ではレンガ造りが多く見られる一方、南部では伝統的な木骨造りの建物が特徴的です。

世界的に見ると木骨造りの建物がドイツを連想させるものとして知られていますが、現代の大都市ではあまり見られません。
Cities: Skylines IIの目的である活気ある街区を作るには、より堅牢な建築様式が必要でした。

そこで注目したのが「グリュンダーツァイト様式」です。
これは19世紀末、産業革命により都市が歴史的な中心部を超えて爆発的に発展した時期の建築を指す包括的な用語です。
当時の都市は空き地に広大な道路網を計画し、開発者たちがそこに生命を吹き込んでいきました。

ビジュアルデザインのインスピレーション

このようにしてビジュアルスタイルが決まり目標が定まりました。
次のステップでは、サービス施設やシグネチャー建築、ゾーンなど制作したい建物それぞれについて様々な参考例を集めました。

もちろんこれは何年も前のことで、その間に多くの変更がありました。
チームメンバーも変わりそれに伴いパックの範囲と計画も変化しました。

最終的に私たちはドイツらしい都市を作るために必要不可欠なサービスとゾーンに焦点を当てることにしました。
ブラウンシュヴァイク、ベルリン、ドレスデン、ライプツィヒの建物を選んでドイツ全体を表現しています。

その成果については皆様の判断に委ねたいと思いますが、これらの建物が完璧に調和しドイツの本質を捉えた街並みを生み出していることがお分かりいただけるはずです。
実際にはポーランドやチェコ、オーストリアの街並みにも似た雰囲気があります。

パックの制作過程

計画段階とアセット制作

Cities: Skylines IIのコンテンツ制作方法についての知識が限られていた中でも、地域パックの計画は2020年初頭に始まりました。
Colossal Orderから詳細な初期ドキュメントとガイドラインが提供され、これを基に制作ワークフローを確立できました。

提供された技術ドキュメントに基づき、既存のCities: Skylinesのワークフローから大幅な調整が必要でした。
続編では4096×4096の正方形テクスチャの採用やモデルの複雑さの制限緩和など多くの変更点がありました。

またUVマッピング技術についても調整が必要でした。
当時はゲームへのアクセスがなかったため、PBR環境でのアセットや素材の見え方を把握するために様々なツールやエンジンを使用しました。
その一つがUnrealEngineベースの可視化ソフトウェアTwinmotionです。

ゾーンタイプ

ドイツパックには中密度ゾーンと混合密度ゾーンの2種類が含まれています。
中密度ゾーンはほぼすべてのドイツの都市中心部周辺で見られる密集した「グリュンダーツァイト」地区をベースにしています。

これらの建物の高さは、その都市の規模を示す良い指標となります。
また大都市では中心部からの距離を示す指標にもなります。小規模な都市では3階建てが一般的で、中規模都市では4階建てが主流です。

一方ベルリンでは中心部から10kmも離れた場所でも5階建ての建物が見られます。
これを反映させるため私たちの建物はレベル1で3階建てから始まり、レベル3とレベル5で階数が増えていく設計にしています。

混合ゾーンは技術的な制限により、1910年代初頭のやや装飾の少ない建物をベースにしています。

シグネチャー建築

ドイツパックには3つの商業用シグネチャー建築が含まれています。
1920年代のドイツの大型百貨店(カールシュタット・アム・ヘルマンプラッツがモデル)、1900年代初頭の建築にインスパイアされたコーナー百貨店、そして同時期の一般的な百貨店です。

サービス施設

「グリュンダーツァイト」の設定に合い、基本的なサービスを提供する建物に焦点を当てました。
各サービス施設には少なくとも2つの興味深いアップグレードが用意されています。

  • 消防署と消防本部
  • 警察署と警察本部
  • 小学校、高校

最後に

地域パックの計画はCities: Skylines IIの開発が確認された直後の2020年に始まりました。
経験豊富なコミュニティメンバーが作る特別なコンテンツを、すべてのプレイヤーに楽しんでいただくことを目指しました。

この作品がCities: Skylinesコミュニティ全体に楽しんでいただけることを願っています。
ドイツチームとして今後もCities: Skylines IIのコンテンツ制作を続けることを楽しみにしています。

最後までお読みいただきありがとうございます。
フィードバックやご質問はこのスレッドまたはPDXフォーラムでお待ちしています。
Cities: Skylines Modding DiscordやPDXModsでも私たちを見つけることができます。

次回予告

2週間後には次のパックの番です。
紅茶とケトルを用意して、イギリスへの旅に出発しましょう!

なるほど…ドイツというのはパッチワークみたいでドイツっぽいってのがあまりないんですね。
要するに色々あるから難しかったという感じですかね。
でもドイツっぽいなぁって街並みが出来るので面白いですね。
そんなにドイツ知りませんけど!

公式Xの情報も翻訳してみた

ドイツへようこそ!
ドイツ地域パックが配信開始です!
ブラウンシュヴァイク、ベルリン、ドレスデン、ライプツィヒの建物が収録され建築の可能性が広がります!@armesto3D、@TitanGameDesign、@Feindboldが制作しました。今すぐダウンロードしてください。

ドイツ地域パックの制作チームが開発日記を公開しています。
コンセプトから制作までの道のりを美しいアセット画像や制作過程の舞台裏写真と共に紹介していますので、開発日記の全文をぜひご覧ください。

先ほど翻訳した記事です

と、言うことで早速ドイツパックで遊びましたのでそれは明日にでも更新します。

重要な日本パックの情報が!!

第4弾の配信日も決定しました!12月9日には日本へ向かいます!

!!! 一番重要な情報が来ました! 日本パックが12月9日に来ます!

やっと日本の風景が作れますよ…
全部が全部は難しいでしょうけど日本風の風景が作れるならありがてぇです。
あぁ…楽しみすぎますね。

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