がっちりマンデー

儲かる「商店街」【がっちりマンデー感想】(2016/03/13)

がっちりマンデー『儲かる商店街』

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。

今週は、商店街の特集です。

ピンチをチャンスに変えて儲かる商店街がいくつもあるそうです。

商店街の生き残り方は難しい訳ですが、驚きの対策で賑わっている商店街もありました。

岩国中通り商店街(山口県岩国市)

岩国駅からすぐそばにある商店街です。
全長250m 58店舗が建ち並びます。
午前8:30ではがらがらですが9:00頃になると軽トラの行列が、9:30になると軽トラが商店街に進入して開店準備。
10:00になると、どどっと開店します。

野菜や、米、花、ジャムなどの加工品がズラッと並びます。
開店準備を待ちわびていたお客さんも押し寄せてきまして、商店街が熱気に包まれます。

軽トラで商品を売っているのは、地元岩国の農家や加工業者です。
朝採れ野菜、自慢の加工品を軽トラで運んできて販売しています。

だいたい車で1時間ぐらいの場所から来ているようです。

お客さんは地元の方が多いようです。

軽トラ市は6年前から始まりました。その当時61店舗中12店舗閉店していました。

「このままじゃまずいと」

洋服店を営む藤田さんが考えたそうでして。

きっかけは?

生鮮を売っている店が減っている。それならば岩国の里山から野菜を売ったらいいのではないかと。里山の人も地元の人もWin-Winとなる。

軽トラ市

これは手軽にマーケットが開けると、全国に広がっている方法です。
その軽トラ市を天候にも対応できる商店街のアーケードの下でやってみようとなったそうです。

軽トラ市は第三日曜日、休業日の店の前に売り場を設けて午前中限定で開催します。
雨の日も心配なし。
交通規制をしているので車が入ってくることもありません。

取材時に参加していた軽トラは16台。1台で5万円ぐらい売り上げるそうです。

商店街にも買い物の後に立ち寄ってくれてついで買いが入るようになりました。
軽トラ市に出店していた人も買い物を。

相乗効果がありました。

大須商店街(愛知県名古屋市)

名古屋駅から車で10分。
繁華街栄の隣に日本No1の呼び声高い巨大儲かり商店街の大須商店街があります。

とにかく人が多い。大混雑です。行列があちこちにあるぐらい。

通り数本を使い東西600m、南北400m通りがあちこちで交差し迷路のような商店街です。

店の数は400。

週末には7万人が押し寄せます。

「大須商店街は日本一元気な商店街」と今井会長

「元は門前町で、東京でい言えば浅草みたい。電気街、電脳街みたいな秋葉原のような…一言で言えばごった煮の街」

東京で言えば、巣鴨のじじばば街。原宿な若者の街。秋葉原なオタクの街。
こんな風に同じ世代・ジャンルの店が集まっていますが

大須は、作業服専門店の前に、フィギュアの店、老舗洋服店の前に、原宿系雑貨店。その上にはメイド喫茶。
などなどごっちゃまぜです。

これだけ活気があるのに一昔前には存亡の危機にありました。

江戸時代以降門前町として栄えてきた大須でしたが、戦後の復興計画で栄地区で盛り上がりはじまり大須に集まる客は減り、店は廃業。
大須はシャッターが目立つ街に。

更に地権者が新しい人に貸さないという障害も発生。

店を出したい人はいるのに出せないという状態となりました。
そこで商店街の赤い店舗対策班が、動きます。
地権者に粘り強く交渉して店を貸してもらえる事に。

そこに儲かりそうな「コメ兵」という店を誘致しました。
すると商店街に活気が出て来ます。

それを見た地権者が態度を軟化させたこともあり、最低限のモラルさえ守れば誰でも来て良いよと呼び込みます。
すると一気に店が増え、「大須で腕試し」と集まってきました。

さらには路地にも注目し、不動産屋と協力して空き店舗状態では無くメンテナンス済みで貸し出すことにすると路地の店も借りやすくなり店が集まってきました。

そうして上野っぽい秋葉のような原宿のようなあらゆる世代の客を集めて大成功となりました。

大須は、ごった煮でガッチリでした。

この大須の場合は、ショッピングモールのように新陳代謝が行われる事で活気を維持しているようです。
人口が多い町というのもありますが、商店街がショッピングモールになっているのだなと感じました。

枝光本町商店街(福岡県北九州市)

北九州工業地域に近いスペースワールドの側にある枝光本町商店街。
100mほどのアーケード。昭和のような路地には26店舗が並ぶ昔懐かしい商店街です。
昔からある商店街です。

午前10時・・・客がいないです。
そこからジリジリとお年寄りの方々が集まりはじめます。

だんだんと賑やかに買い物が始まりますが、お年寄りばかりが集まる枝光本町商店街でした。

何かあるのかと精肉店の主人に聞くと「ジャンボタクシー」と回答が。
商店街の一角に
「枝光やまさか乗合タクシー乗り場」というのがありました。

買い物を終えた人がタクシーに乗っていきます。

毎日使うというおばあちゃんも。
乗り合いタクシーが人気の理由は行き先。

スゴイ上り坂。出発して2分で急坂です。さらに細くてくねくねしていて車の運転も大変です。

お年寄りの方々はこの丘の上に住んでいる人が多いらしく行きは下り坂で楽ですが帰りは荷物を持ち登れないと昔はあまり商店街に来なかったそうです。
しかし乗り合いタクシーが出来てからは毎日行けるようになりました。

乗り合いタクシーですので降りる場所が来たら申し出て降りることができます。
バスとの違いですね。

これを考えたのが光タクシーの石橋社長。

元々枝光は「八幡製鉄所の本事務所のお膝元」でした。

枝光の街は、官営八幡製鉄所の事務所がある 本事務所

明治32年に官営八幡製鉄所の本事務所が出来、鉄の街として急成長。
10万人が暮らしていたサラリーマン達のあこがれの街でした。

ただ平成2年に本事務所が移転すると人口激減で高齢化。商店街の客も減りこのままでは無くなるという聴きに。

社長自らが買い物に来ているお年寄りに話を聞くと、「年金生活だからタクシーは使えない」と言われました。
どういう乗物が必要かと尋ねたら「安い乗物」

ここで「手段さえあれば皆商店街に来る」と感じたそうです。

そこで12人乗りマイクロバスを導入して地域を巡回する乗り合いタクシーを作りました。

運賃150円

ぐるっと回っても150円です。
これによりちょっとしたことでも来てくれる人が増えたそうです。

2台のタクシーは1日62便フル回転で年間10万人以上運ぶそうです。
利益は小さいようですけど、商店街は昨年5店舗新規出店。今年も2店舗新規に出店するなど徐々に活気が戻ってきているそうです。
人が来れば店が増えそれを目的にさらに来る人が増えますからねぇ。

こういう投資も重要ですね。
ちなみにタクシーは間に病院も寄るらしく、これも呼び水になっているとか。
高齢者と病院は切っても切れませんからねぇ。

オススメの商店街-大阪天神橋筋商店街

最後の森永さんのコーナーで紹介されていたのが大阪天神橋筋商店街です。
日本で一番長い2.6kmの商店街で、観光客が増えているそうです。
そこでディープな食べ物が紹介されていました。

ラーメン丼

ご飯+卵+麺+あんかけというけったいな食べ物。美味しそうですけどね。
炭水化物率がやたら高いなと思いました。
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