がっちりマンデー

儲かる「開店プロ」【がっちりマンデー感想】(2016/02/07)

がっちりマンデー『儲かる開店プロ』

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。

今週は、儲かり店を作る開店のプロの特集です。

レマコム株式会社 / パン屋の開店をサポート

静岡県三島市にあるレマコムという厨房機器メーカー
この会社ではパン屋さんの開店を支援しています。

5年前にレマコムが支援した「東京渋谷区komorebi」というパン屋さんでは1日1000個のパンが完売するほど。
全国に200店舗以上手伝った店があります。

レマコムはどんなサポートをするのか?

パン屋さんに必要な設備(冷蔵庫、オーブン、発酵マシン、成形機、ミキサー等々)を全て揃えると1500万円以上かかります。
それがパン屋を開店する際にネックとなり若い人がなかなかパン屋さんをはじめることが出来ないそうでして。

その設備一式を初期無料で提供してくれます。

勿論その後分割で支払って貰う形となりますので無料ではありません。

それでは店が潰れたら負債になりそうですが・・・そこもしっかりです。
全て中古として引き取り販売するそうです。リサイクル品として販売すれば元が取れるという仕組みです。
潰れたお店に「支払え!」とかもないようでしてブラックリストにも載らないとのこと。
素晴らしいですねぇ。

とはいえ、潰れた方が利幅が小さいので潰れないようにする指導もしっかりしてくれます。
成功のノウハウ伝授が行われるそうです。

レマコムから指導係がやってきまして細かい所まで指導していました。
・空いたトレイは下げて真ん中に寄せて行かないとダメだ
・パンの並べ方は右利きの人がトングで穫りやすいように右が下になるように斜めで置くように
などなど。

商品であるパンの作り方指導もバッチリで、イタリア産小麦を仕入れイタリアから講師を呼び寄せて指導してくれます。
これらのサポート費用も無料だそうです。

これでは儲からないのではと思いますが年間売り上げ25億円だそうです。
多いのか少ないのかは難しいところですが・・・損はしていないようです。
2号店とかがオープンすれば自分のところの厨房機器を買って貰えますしね。

この仕組み良いなぁ・・・パン屋は作ってみたいですしね。好きなので!

飲食人大学 / 寿司屋開店サポート

東京渋谷区にある飲食人大学
江戸前寿司の店を持ちたい人に技術を教える学校です。

それも3ヶ月で・・・・・

寿司職人は、何年も修行を積まないと一人前になれないというのが定番ですが。
見て盗めというやり方のためそうなるだけで、さばくポイントなどを理論化してから実技にはいることで見て盗めより3倍速く育てられるとのこと。

ここで学んだOBがオープンした大阪の鮨 千陽というお店。
「仕込み段階の仕事が丁寧」などなど評判を呼び2014年に12月に開店しましたが、ミシュランガイド京都・大阪2016に載るほどだそうです。
なかなか予約が取れない一流店となりました。

さて、飲食人大学は受講生の殆どが料理未経験者です。
ウェディングコーディネーター、半導体装置のエンジニアなどがいます。
外国人の人も来ていました。

3ヶ月間のカリキュラムは覚えることが細かく具体的です。

鯛の酢締めの場合、トレイへの塩の振り方などまで具体的にして覚えやすく。見て盗めとは正反対です。
塩100に5~15%以内の砂糖を・・・など、ポイントは数字で示してくれます。
捌き方のちょっとしたコツもさりげなく教えてくれるようでして至れり尽くせり。

3ヶ月目になると実践学習として、仕込みから開店までシミュレーション
客が13時に来店食事するという想定でメニュー作りから。

鯛のおつくりも「淡路産の○○大霜降りつくり」などネーミングがあった方が良いなど、細かい経営的なノウハウも。

調理が始まると、まな板の上の整理整頓や捨てようとしていた魚のあらをみて「これで1000円は稼げるぞ!1000円捨ててる!」と注意したり。
魚の骨もお金に替わる食材だという事まで教えてくれます。

飲食店経営ではコストとロスの意識を持つことが大事ということまでしっかりです。

飲食人大学は2013年3月開講し60人の寿司職人を輩出しました。日本で7人世界2人が寿司屋をオープンさせたそうです。

覚えるところだけを効率的に徹底的にというスタイルはいいですねぇ。
後は年齢が高い人が覚悟を持ちやってくることが多いそうです3ヶ月間はそうとう集中してやるから覚えも良いそうです。

テンポスバスターズ / 開店から閉店まで

東京都渋谷区にある駐車場の奥・・・怪しい店があります。テンポスバスターズ

食器、レジスター、業務用厨房機器などの中古品が駐車場に並んでいます。
もう一つ下の階に行くとあらゆる種類の飲食店の開業を手伝っているテンポスバスターズの本部がありました。
居酒屋、ラーメン屋などなど何でもサポートしてくれます。

それも激安とのこと。
テーブル椅子のセット:70000円⇒21000円
業務用冷蔵庫:550000⇒99000円

などなど。
中古だと安っぽいかと言えばそうでは無くそれらを使ったお店でもかなり綺麗で賑わっていました。
オープンに掛かるお金が通常の半額で済んだと店主も喜んでいました。

激安の秘密

都内のある閉店した飲食店にテンポスバスターズがいました。
閉店する店舗の撤去作業をしながら使えそうな厨房機器を買い取るのがテンポスバスターズの本業です。

店のオーナーも普通に廃棄するので金が掛かるので助かるというお話をしていました。

厨房機器の廃棄にかかる料金は1台1万円。それを買い取って貰えれば全然違いますからねぇ。

買い取った物をトラックに積んで駐車場に戻るとメンテナンス開始。
掃除して修理して・・・しっかりとした商品へとよみがえらせていました。
故障も直りぴかぴかです。

厨房機器以外も買い取っているそうで、看板、呼び鈴、装飾品、2万アイテム以上という品揃え。
店で使う物は全て揃えることが出来そうです。
そのため2万アイテムを並べるため敷地が必要で地下駐車場の中に店を構えているそうです。

テンポスバスターズは全国54店舗あります。
そして閉店の情報が一番早く入る会社でもあります。

要らなくなったのが買い取ってくれるから撤去依頼がぞくぞくくるそうで年間2万件。
日本の飲食店は年間2万件潰れているという事実が恐ろしいですが。
飲食店は1年で半分潰れると言いますからねぇ。

さて2万件の情報は機器の買い取り以外にも役立ちます。空く予定の物件情報をゲットできるからです。
居抜きとか考えていたら超便利です。開店したい人に紹介するそうです。

更には政策金融公庫からお金を借りるための家庭教師もしてくれるというサポートっぷり。
元政策金融公庫に勤めていた方がアドバイスしてくれるようです。

銀行から借りれなくても政策金融公庫であれば貸してくれることがあるそうな。

開店サポートは年間1万件。テンポスバスターズの総売上は235億円となります。
両方Win-Winという素晴らしい仕組みです。

ゆりかごから墓場までじゃなくて、開店から閉店から開店まで全てをサポートするという。
テンポスバスターズのなかで飲食店が回ってると言っても過言では無いという不思議さ。
いや・・・これは大きいですね。

更には、働いていた従業員も仕事があぶれるので新しい店の仕事を紹介しちゃうなんて事までやっていて。
「資源の有効活用を図っている」と森永さんも語っていました。

買い取り専門店 かいとりや

最後に森永さんがご紹介していた会社です。
店を出したい人にレクチャーしてくれるそうです。
粗利率が4割以上なんてのもあるそうです。

タイトルとURLをコピーしました