ガイアの夜明け 感想

『知られざるアパレル戦争』~今日の「ガイアの夜明け」感想~

今日のガイアを3行で

  • 異業種からのアパレル参戦について
  • ワークマンの新たな商品開発に密着してました。
  • 他にも異業種参戦する企業の紹介がされてました

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。放送内容を引用してます

ワークマンのファッションショー

2019年9月で開かれた新宿のファッションショー

大量の水が上から噴き出して作られた土砂降りの中をモデルが登場します。
全身で雨を受け止める演出に観客の目は釘付け。
何これ?というファッションショー
奇想天外なショーを仕掛けたのはワークマン
大勢の女性を招待していました。

ワークマン過酷ファッションショー

高い機能性をアピールする場所です。
元々ワークマンは作業服専門ですが2018年一般向けアパレル市場に本格進出。
「高機能」「低価格」が大人気となりました。

商品をマネキンに着せてライトを当てればあアウトドアブランド
 スポーツブランドやカジュアルの大手とどれだけ勝負できるか

ワークマンは売上高右肩上がりで1220億円にも到達。
勢い増すばかりですが新たな壁が

有名ブランドと比べられ高いデザイン性を求められるように

アウトドア大手のモンベルや、ザ・ノース・フェイスを使ってる人からも
良いけどおしゃれ着としては使わないなんて意見がでてます。
ロゴがださいという意見も。ワークマンですからねぇ。
経営陣は危機感を覚えてビッグ4と呼ばれる社員に緊急指令を出します。
女性達とタッグを組んで新たな展開を見せました

躍進続くワークマン

ワークマンの躍進は意外なユーザーが機能に着目し着始めたことが切っ掛けでした

溶接工の作業着

火花が飛んでも燃えにくい綿100%で火の粉が入らないように二重の袖に。
沢山入るポケットも便利だそうです。
その機能を気に入り若い女性キャンパーが着るようになりました。

作業用防寒着

防水機能も完備。工事現場でも活躍しています。
それにバイクのライダーが目を付けました。

厨房用作業靴

滑りやすい床でも安全な靴です。転ばないところで妊婦が注目しました。
雨の日でもグリップするので転倒しづらいシンプルで人気だそうです。

高い機能性と共にヒットに繋がったのは価格の安さ

一般向けアパレルとしては経験が浅いワークマン。
苦手克服のため新たな挑戦が始まりました。

ワークマンの商品会議

東京上野に東京本部が入るビルで開かれている会議。
「製品への不満・ブランドにもの申す」というお題目。

作業着からアパレルに入った事で、高まったデザインへの要求が沢山ありました。
会議でお偉いさんが女性社員に何気なく「どうなの?」と質問してました。

すると女性社員からは「ワークマンばれしたくない」という声が。

この感想を受けて。

これは大変なことで、初期的な成功に甘んじずちゃんと
やらなきゃいけない


東京本部に全国から100人の営業が集められた新商品説明会

そこに現れたのは、商品開発生産までを取り仕切るビッグ4
その人達でワークマンの売上の9割で稼ぎ出してるそうです。

「インナーの貴公子」
「作業靴の探求者」
「アウターの匠」
「撥水の魔術師」


謎の二つ名が付いていますが…
そのビッグ4の一人「アウターの匠」八木さん
レインウエアやヤッケなどを作ってます

新商品はレインスーツ:3900円
背中のファスナーを開けると大きく広がるそうで。
リュックを担いでいても上から羽織れば雨を防げます。

従来、発売前の商品説明会は社外秘なのに
会場の一角に関係者では無い人たちがいました。

スマホで自分の姿を映しながら品定めするかなり会議から浮いてる人たち。

「バックパッカーに勧めたい」と語るのはユーチューバー「うめのさん」
呼ばれていたのはワークマン利用した事のあるブロガー、ユーチューバーでした。
新商品の感想を聞くために招集。

「ファスナーが素材感やデザインに合ってない。色が黄色だし」
「着たいと思う場面が思いつかない」
「なんでトロピカル柄なんだろう」

容赦ない駄目出し

今回このユーザーたちと商品を共同開発するそうです。
彼女たちの意見で決まるとのこと。

「作業服は39年で知ってるがアウトドアウエアは知らない
 こうしたらいいを取り込んで作る」

ユーザー参加型の開発でした。

アウターの匠と組むのは、キャンプブロガーのサリー氏
作業服ではなくアウトドアの人が格好いいから買ってみたいと考える物をめざします。
サリー氏は、ブログ「ちょっとキャンプ行ってくる」を運営
ブログで様々なグッズをリポートしていて月100万人以上が閲覧することもあるそうな。

ワークマンはお気に入りだがお洒落ではないという辛辣意見。

どんなイメージの物が欲しいかという質問に。

「ざくっと羽織れてたき火を楽しむ
 キャンプをする人が来てみたいと思える商品」


そこで匠が出したのは「綿の被りヤッケ」
溶接工向けに作ったヤッケです。

それを見たサリーさんはデザインの大幅変更を提案。
どんな機能を盛り込むかを詰めて行きました。
機能面に関してはワークマンが得意なところ。
ペン差しが必要かなど細かい所も詰めます。
そんな物はいらないと言われてましたが。
いままでと全く勝手が違う商品開発。
ユーザー代表の声を聞きながら開発します。

指摘された匠も多くの作業服を手がけました。

レインウエア

作業着としてだけでは無くてバイク乗り、釣り人にも人気で
ワークマン最大のヒット商品
レインウエアでストレッチの機能を持たせた商品は当時無かったそうです。
4900円だそうですが年間12億円売上げるとのこと。
そんな実績に奢ること無くサリーさんの要望に応えようと必死。

10月下旬の試作品チェック
最終作品のサリーさんのジャッジは好感触です。
さらに新たなアイデアを盛り込んでいました。

「テントを立てるときに使うハンマーループを付けてみた」
「これは便利だと思う」

流石アウターの匠
要望を聞いただけでは無くペン差しをなくし、ハンマーループを追加
懐中電灯がはいるランタンが入る大きいポケットも
沢山入るポケットも好評でした。

静岡県のキャンプ場

サリーさん出来上がった試作品を試すことに。
男女兼用で夫にも意見を貰います。
好感触でしたが、気になる点があるようで。

「転ぶと大変」
固いハンマーで怪我をする可能性もあるので改善して貰う事になりました。

作業靴の探求者の場合

作業靴の探求者は別のブロガーとの共同開発。
アウトドアブロガーの方で登山愛好家。
自らアウトドア用品を使い評価するサイトを作ってるそうです。

町歩きから軽い登山まで出来るハイキングシューズ

ワークマンには無かった商品の提案でした。
気をつける部分が違います。

「存在しない知識を補完してもらいながらより良い商品を作りたい」
「クッション性が気になる…」

など登山についての知識、靴作りの技術をぶつけながら試作

試作品が完成し埼玉県棒ノ折山で試していました。

沢に沿って岩場を登る難所も撥水と防水をしているから少々の水も大丈夫。
安全靴で培った技術も活かされていました。

「ここまでできれば上出来のレベル
 要望を掬い取り僕がうんとと言えるレベルまで盛り込んでくれたのは凄い」

という感想が出ていました。

ワークマン初のアウトドアシューズは1900円で秋に発売予定(既に発売済みと考えられます)

ヤッケも工場生産へ

中国大連 2019年2月。商品開発はゴール間近
海外アウトドアブランドも手がける技術に定番があるところに依託。
ワークマンは閑散期を狙い発注しています。
安く請け負って貰うことで生産コストを落としてます。

工場ラインを回りサンプル通り作られているか確認。
先ほどの共同開発者の要望も聞き入れました。
ハンマーループなどお尻の位置にしてました。

縫製チェック

特にハンマーループ・ポケットは重い物を入れるので念入りにチェック。
しかし…ビリッといきました。
ポケットの縫い目がほつれたのです。
工場のスタッフが慌てて走り出します。

すぐさま改善策として力がかかる場所の裏地に当て布が行われることに。
再び確かめます
解決しました。

キャンプブロガーサリー氏も、開発中の商品についての記事をブログにアップ。

今までも商品開発の過程を公開してきていた

その狙いは

私のブログでしか見れないようなワークマンの秘密を
 掲載することで読者がこの商品に親近感を持って貰えたら

完成品がワークマンプラスのとある店舗で発売されます。

オリーブ、ブラウン、キャメル
3色出しました。2900円です。

コットンキャンパー

キャッチコピーはキャンプで街で自由でタフに

サリーさんは報酬は貰いませんが商品にブログを見れるQRコードが張られてます。
読者を増やそうとしてました。
早速女性達が商品に目をとめて色が可愛いなどと褒めていました。
趣味がキャンプの男性も評判を聞きつけて買いに来てました。
サリーさんのブログを見たそうです。

サリーさんのブログ効果がしっかり出てました。

タッグを組んだ商品がワークマンに道を作りました。

「うれしいあんな下手な落書きからここまで」(サリー氏)
「ワークマンは苦手だったのでその部分でのアドバイス
 自分には無いセンスが色々と教わったのが役立った」(ワークマン)
「これで終わりじゃないですよ」

ワークマンの快進撃はどこまで続くのか

株式会社オアシス

異業種からの参入が他にも紹介されていました。

アバハウス原宿店にあるお洒落なスーツでした。
上下絵合わせて3万円程
ワークウェアスーツという物です。

使いやすいスーツになっています。
価格だけでは無い動きやすく様々な機能が付いてます。

ジェミーズ

高級中古車販売店で洗車してる男性が着ていたのがワークウェアスーツ

水が飛んでびしょびしょですが…払うと水が取れます。
撥水性が高く水が染みこみにくいそうです。
洗車をしていて客の来店があったらそのまま出れます。
作業着に着替えなくて良いのです。
業務の効率化に一役買っていた。

作ったのは、中村さん
オアシススタイルウエアという会社です。
アパレルとは関係の無いマンション向け水道工事、給水管清掃の会社です。
そこの人事担当が中村さんでした。

現場の作業に付きたい若手が非常に少なくて採用に苦戦。
そこで作業着のデザイン変更を発案

洗える ストレッチ 形状記憶 などなどを詰め込んだのが
ワークウェアスーツ

入社希望者 作業着のリニューアル前の3倍に増加。
作業着が格好いいなどと噂になりました。
あまりにも好評だったのでスーツを分社化。
中村さんは社員から社長になったそうな。

山形川西町にワークウェアスーツを愛用している人がいました。
トラクターから降りてきたのは斉藤さん
斉藤さんはファッションが好きで昔からスーツを着て農作業してました。
そしてワークウェアスーツを知る事になりました。
喜んだようです。

普通のスーツを着ていて動きづらさがあったり、
汚れたりするのがモヤモヤポイントだったようです。

この商品が出た時友達農家に教えて貰った
 これはお前の言ってた物じゃないかと。
 待ちに待った商品がついに誕生したと思った

気に入っているのは洗濯機で洗えること。
洗って脱水までしても皺になっていないのです。
更に部屋干しで3~4時間で乾くので毎日着ることができます。

すでに300社以上で導入されていて年間3億円を売り上げてます

元々アパレルのプロではない所からのスタートですがニッチを目指して頑張っているようです。

ダイワ:釣り業界もアパレルへ

意外なノウハウが旋風を巻き起こします。

ダイワは東京・東久留米の会社で創業は1958年

しなやかに曲がる釣り竿を作っています。
ダイワは日本一の釣り具メーカ
最先端技術で圧巻していたが虎視眈々と狙ったのはある分野でした。

表参道ヒルズにディーベック東京エクスクルーシブをオープン。
釣具屋さんのイメージがない場所でした。
来たくなる感じの商品も置いてあります。

釣り具メーカでは?

暑い寒い風の中でも釣りをする培った技術。
裏地に釣り糸と関係するモノ、フィラメントを使っている

透湿防水で雨に強く軽く出来る

水かけても弾きます。
カーボン竿の技術を使った傘も。とても軽いそうです。
ポータブルアンブレラ12100円

それらで表参道にお店を作りました。

「今は世界の表参道。原宿がある
 このような活動をすることでダイワや釣りのステータスがあがったり
 客に親しまれることでブランドや釣りの価値上昇に繋がれば」

アパレルチャレンジの釣り具のダイワが新たなチャレンジ。

釣り人の意見を聞いて回るダイワの釣りウェア開発一筋の方。
ダイアのウェアは意外な場所にポケットがあります。
釣りは指先を使う為、ポケットに入れて温めるそうです。
それ用のポケットがありました。

ただ釣り業界には厳しい現実がありました。

釣り人口の減少

1998年2020万人が2018年は620万人に。

ファッションの分野から風穴を開けようとブランド開発。
目指すはダイワが得意な釣り用ウェア。
ディーベック両方を組み合わせた新ブランドを

他ブランドの影響は?

ワークマンの安いレインウェアが出てきて客が流れているようです。
ダイワのリールを愛用する客も、ウェアはワークマンと言ってました。

強力な相手を目処にどう仕掛けようかと大胆なことを考えていました。

2月下旬原宿
ビームスを訪れました

1976年に発症した日本代表したセレクトショップですが
そのビームスとタッグを組みます
機能性とファッションの融合

ファッションのノウハウをそのまま持って行ければ 
新しい物がダイワに提案できることはすぐ感じた

我々も行けるなとビームスにやって貰えるのはありがたいこと

ビームスの名前は表には出さないように。
ビームス以外のショップで展開することが狙い

ビームスの狙い

今後はコンサルにも手を出すようで。
商品開発をコンサルティングをする第一歩にしようとしてました
ビームスが小売りでは無い形でどう言うビジネスを成り立てていけるかという挑戦でした。

東京・青山
新ブランド商品展示会

黒田さん待望の釣りが出来る街着が出来ました。
全国セレクトショップバイヤーが来ました

注目の的

透湿撥水のガウン
釣りの時は色々な小物をいれるのでポケットが取り外せるようになってます。
普段の生活の中でも収納があると鞄を持たない人などは便利です。

多くのバイヤーを驚かせたのはベスト
変な位置のポケットが話題でした。
ありそうで無かったからだそうです。

ジャーナルスタンダード表参道店

ダイワ念願のセレクトショップ展開となりました。

「釣り生まれのブランドとして中々置いて頂くのは夢だったので楽しみ」

異業種からの参入
それぞれの強みを活かした闘いは続くと締めくくられていました。

感想・まとめ

ワークマンがこんなことになっているとは思いませんでした。
ワークマンは私もずっと気になってるんですよね…

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