ガイアの夜明け 感想

今日のガイア『"不屈の町工場" 新たなる挑戦!』

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。放送内容を引用してます

今日のガイアは今まで紹介してきた町工場のその後のお話というのが多いですね。
色々取り上げてますからねぇ。

魔法のフライパン~錦見鋳造~

三重県木曽岬町にある錦見鋳造。魔法のフライパンを作っています。
現在購入するのに30ヶ月待ちという凄まじいフライパン。
薄くて軽い使いやすいということで、女性からも支持。1つ10,500円なのに大人気です。

勿論プロも愛用しています。名古屋東急ホテルのフレンチの総料理長も愛用しています。
使うとひと味違うそうです。

薄い鋳物を作る技術を使い、今までにないフライパンを! と。
最初は4mmあった厚みをどんどん薄くしていき、魔法のフライパンが完成しました。
その薄さは、1.5mm
ここまで薄い鉄鋳物のフライパンは世界中探してもないそうです。

熱が伝わりやすいので、素人が使ってもプロのような調理が出来るそうでして。
特にチャーハンがおいしそうでした。

下請けやっていた時代はピークの1/3まで売り上げが落ち込んだそうですが。
今では年商2億5000万円。

9人いる工員がフル稼働で作ってますが、どんなに頑張っても1つ1つ1時間かけて磨くという製品の為
1日生産が100個が限度。
だけれども注文が3万件以上。と全く捌き切れてません。

メールで「いつ届くのか」という声が多数寄せられる事態に。キャンセルしてくる方もいるそうです。

そこで社長は休みを潰し、3億円以上投資し「自動鋳造機」を開発していました。

金型がセットされていて、鉄などが合わさった合金をセット。
火花が出るほど熱せられる炉で溶かされ…金型に流し込まれてガチャコンとフライパンが出てくる謎の技術。
ただまだまだのようで完成すれば生産能力が3倍になるそうですが。
もうちょっとかかりそうでした。

「納期を短くして増産できる体制に一刻も早くなって世界中の人に売りたい」

と夢を語っていました。

曲がる食器~株式会社能作~

こんなんとか作っている会社で、以前取り上げてましたね。


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富山県高岡市にあって、銅の鋳物を作っている工場。
元は仏具の下請けメーカーでしたが。
今では錫の独創的な商品が「ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞」を取得するほどに。

錫(スズ)の食器は70種類以上が開発され世界10カ国に輸出。
売り上げは下請け時代の6倍になっているそうです。

そこで新しい商品が開発されていました。

富士山の「ぐい飲み」富士山の姿を精巧に再現していました。
火口や、大沢崩れという谷まで再現。
さらには、ぐい飲みの中にも富士山があって「富士見酒」が出来るという食器。1個4800円。
すでに5000個を販売と。ヒット商品になりました。

これから年末年始に向けてめでたい感じですよね。
それもスズの特性を生かし厚さ1mmという薄さを実現。

原型というアルミの型に砂をいれて「砂型」を作成
原型を抜き取るところに…高度な職人技が使われているそうです。

そして更に新商品の開発が…「桜島の焼酎カップ」
おぉ。桜島ときたか。

これも内部に桜島が再現されていました。

この会社の目標は
「日本全国の名山をスズで表現する」
面白い挑戦ですねぇ。いつか蝦夷富士も出来るかな~

「技術とアイデアが重要。新しい物作りにチャレンジして新しい伝統を築きたい」

と熱く語ってました。

鋳物ホーロー鍋「バーミキュラ」~愛知ドビー~

水のいらない鍋のバーミキュラ。
開発したのは、名古屋市の愛知ドビーと言う会社。
鍋の縁を精密に削る技術を持っています。
あまりの精巧さに薄い紙も通さないぐらいの密閉性。

この鍋も大人気で、現在8ヶ月待ち。
運良く買えた方も…

「買ったけど使いこなせない。いきなり焦がした」

などの書き込みがネットに沢山出る感じで。
ちょっと使いにくいようです。

そこで対策に乗り出したようです。

事務所の2階をキッチンスタジオに改造。
バーミキュラを使った疑問や要望に応えようとしていました。

副社長が先頭に立っていまして。

「使い方をいかに理解して頂き、楽しんで貰うかまでサポートしなければ」

と意気込んでいました。

使い方が難しいという話が多かったので、調理法の研究。
それをまとめてバーミキュラのレシピ本も作ったそうです。
20種類以上のメニューについて鍋の特徴を生かしたおいしく作るコツを載せているそうでして。

カレーのページでは、「鍋いっぱいまで水分の多い野菜を入れること弱火の火加減だよ」と。
難しいという火加減は、イラスト入りで説明

煮魚のポイント「少量の酒で、無水調理すること」など。

完成したレシピ本は11月から鍋に同梱してくれているそうです。

そして生産体制も強化。
生産量を増やすため新人を15人採用したそうです。

ただ職人の技術が必要な製品ですからねぇ。新人もすぐは使えないような。

採用した中にはフランス人のロマンさんという方まで。
来日5年目で、以前はフランスのアクセサリを販売する仕事をしていたそうです。
しかし愛知ドビーに惚れ込み10月に入社。海外担当として働いているようです。

「フランス人なので料理や鋳物ホーロー鍋に大変興味がある。日本の技術で出来た鍋を世界に広げたいと思いました」

と語っていました。

最近では、海外からも問い合わせが増えているそうです。
前回アメリカに進出する話をやっていましたねぇ。確か。

欧米向けの鍋も開発して着々と準備をしているそうでして。

「来春になれば待ちが解消できるという所まできたので日本のマーケット中心に世界へ!」

と社長が語っていました。

不思議な形の風車~株式会社グローバルエナジー~

独特の形をした羽をもつ風車を開発しているグローバルエナジー。
東京都の八丈島などに設置されていて、その性能の良さから東京都も購入。
国内企業4社が10基以上導入するほどになったそうです。
1基は450万円ほど。

そして海外展開も始まったようでして。
韓国企業が製造販売ライセンスを2億5000万円で購入したようです。
韓国ではありますが、世界へ広がる第一歩に。

そして今までは2.7mだった羽を7mまで巨大化させていました。

大きくなればなるほど「弱い風でも回る」という代物に。
羽が大きくなるほどパワーも出るそうでして。
実用化に向けて開発中のようです。

日本の自治体や、アジアの企業から引き合いが来ているそうでしてどんどん海外へと展開していく可能性を秘めていました。

「電気のインフラの無い国があるから貢献できれば」

という社長の言葉が素敵でしたねぇ
そうそうこの社長の言葉で更に良い言葉が。

「僕は世の中にムダは一つも内と思っている。うまくいかないことを「失敗」というが、うまくいかないことは「発見」だ!自分の想いを途中で辞めることが「失敗」」

格好いいですよね!
凄く心に響きました

今日のまとめ

町工場の技術こそ日本が世界に誇れる技術なんじゃないだろうか。
こういう所を支援することが一番重要じゃないかなぁと思いました。

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