ガイアの夜明け 感想

『寒い冬を乗り越える! ~最新版・省エネ生活術~』【今日の「ガイアの夜明け」感想】

今日のガイアを3行で

  • 最新版の省エネ生活術という話…断熱がメインでした
  • 内窓などをつけるリフォームが流行っているようです
  • パッシブハウスという新たな基準が凄いようです。

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。放送内容を引用してます

寒さの中で困っていること

暖房用の電気代、ガス代が2~3割上がって家計を直撃してます。

マジでヤバイですよ。
去年よりも使用量は減っているガス代が去年よりも5000円近く上がったんです。
直撃なんてもんじゃないです。全部ロシアのせいです。

という事で断熱が重要

探せばある手軽に防寒できるグッズや暖かくなる工夫。

世界基準の断熱

何てのもありました。
今日のガイアは寒さを乗りきる断熱について

内窓をつけよう

2022年11月東京都内
寒い冬を恐れる人がいました。

西さんという女性。
北向きの部屋に年老いた母親がいるそうなのですがかなり寒いそう。
築20年のマンション。
窓はアルミサッシ+1枚ガラスという最骨頂の寒さです。

サーモグラフィーで見ると窓周辺は真っ青となります。
10℃くらい。熱が逃げています。

家から逃げる熱

屋根は4%
換気は16%
外壁20%
床10%
窓50%

窓がポイントとなっています。
ということで、内側に新たな窓をつける窓リフォームをしました。

樹脂サッシとリフォーム用の窓。
プロの手に掛かればあっという間に二重窓となりました。
とても簡単でした。

作業時間15分
費用 工事費込みで87,000円

窓の部分が5℃も暖かくなりました

12月 冬到来しましたが、二重窓凄く暖かくて良いそうです。
外は10℃ですが室温は17.7℃。エアコン為しでも大丈夫に

窓一つで全然変わったようです。

YKK AP 内窓リフォーム

この冬窓リフォームの売上が去年に比べ29%増

かなりの人気のようです。

YKKAP体感ショールーム(断熱)

業者向けのショールームです。
最新モデルがあるだけでは無くて断熱性能の違う5つの部屋が体験できます。
外が0-5℃設定となっていて窓や壁などの性能が違うそうです。

断熱性能が低い部屋

ひんやり寒い状態。
特に足元が冷えるそう。

エアコン22℃設定だが窓はアルミサッシ1枚ガラスで冷たいです。
更に結露もしています。
日本にある5000万戸がこのレベルの性能だそうです。

最高レベルの断熱完備の部屋

暖かくてひんやり感が無い
エアコンは同じ22℃ですが全然違うようです。

壁と床と天井の断熱材が違い窓も違ってます。
樹脂サッシ+3枚ガラスという最強断熱

温めた熱も逃げていかず外の冷気も伝わらない状態。

こうなると電気使用量も低いです。

断熱等級2と等級7では電気使用量4割減

2025年からは断熱等級4が義務化される(新築)そうです。
2枚ガラスなどで断熱性能を高める必要があります。

日本も省エネ住宅に目を向け始めたようです

千葉にある暖かい家(エクセルギーハウス)

千葉に冬でも暖かい家
…とか言ってますが、千葉寒くないじゃん。
北海道なら分かりますが。

12月でもシャツ1枚だそうです。
部屋を見回してもエアコンがありません。
外は7℃でも室温は20℃超えています。

暖房無しで過ごせるのはどうして?

魔法の家を作ったのが黒岩さん(建築家:エクセルギー代表)

篠原さんの家の秘密は床下でした。

ウォーターベッドみたいな雨水タンクがあります。
その中に雨水1.5トンがあります。
それで年間通して約25℃を保つそうです。

屋根の上

太陽の光で湯を作る仕組みがありました。
雨水が溜まっているところから水を持ってきて温めて床下に戻すそうです。
冬は床下の雨水がポンプで屋根に送られてそれが温められて床下に戻ります。
それにより家全体が暖かいとのこと。

糞寒い地域じゃ絶対無理ですね。
凍ります

夏は、天井で調節するそうです。
天井が水浸しでした。
水がしたたり落ちています。

天井濡れて大丈夫?

明るく見えているのが風が入ってくるところ
大きな窓も開いていた
夏は、雨水が屋根裏に送られt硝子繊維を湿らせます。
そこに風が通り水が蒸発
天井の熱を奪い温度を下げるそうです。

これがエクセルギーハウスということです。

エクセルギー化の費用 500万円

25℃は夏は涼しくして冬は温める温度だそうで。

僕たちが暮らしていくのには25℃は夏も冬も別の意味の資源性がある。そういう見方をするとエネルギーをそんなに使わなくて済む

水を活用することでエネルギー効率の良いエクセルギーハウス
数々の賞に輝いているそうです。

兵庫の豊岡市にもエクセルギーハウス

兵庫県豊岡市。
築八十年の古民家もエクセルギーハウスになっていました。

住んでいるのは東京から移住してきた森夫妻

床下には雨水タンクがあり井戸水1トンが入ってるそうです。

折角築80年の古家に巡り会ったので上手くいかすのはエクセルギーが一番良いと思った

とのことでした。
冬対策が一番難しいようで。
古民家のため隙間も多く熱を逃がし放題です。
冬を前に何とかしたいと考えていました。

そこに黒岩さんが解決しにやってきます。

建物の外周にパネルを貼るそうです。外壁の仕上げがしてある断熱材をつける模様。

断熱用外壁を開発したそうです。

軽い断熱材です。
そとは堅くて内は柔らかい素材で40年は持つということです。

ただ発泡スチロールでした。

高性能な発泡スチロールの外側に強度のある外壁塗装が施されてます。
これで暖かくなるそうです。

発泡スチロールの断熱効果は知ってますけど…燃えないんですかね。
少し怖さがありますが。

大工さんに聴いて見ても取り扱うのは初めてとのこと。
軽くて扱いやすく簡単に施工出来るメリットも
大工さん

断熱するには既存の壁を全部剥がして断熱材を入れて大変な作業
住みながらできるので良い

1日で外壁パネル貼り終了
コストも大幅に削減できます。
古民家エクセルギーハウスへの改修は700万円程

あっという間に重厚な家になりました。

12月日本海沿いの厳しい冬
外気温4度となりました。

そこに黒岩さんが来ました
去年と比べたら格段の暖かさだそうです。

室内の温度は16.5℃(壁)床の温度が18.9℃と暖かいようです。

室温は改修前は2℃だったそうなので快適になっていました。
私の部屋で13℃ぐらいですね。暖房使わないので。

暖房費は3割減

森さんは改修工事手伝って暮れた人や地域の人を招待

山本さん同実感は?

パネルを貼った実感

実際に使って見た部屋に入ってみると

機械で温められた感じではなくてじわっと調度気持ち良いくらい

暖かさの質が違う。それは体感してみないと。

隙間風と寒さで捨てるしか無いと思っている
こうすればちゃんと生きてくるし次世代基準の物に出来上がる
本当の意味の省エネに繋がる

という話になりました。
アイデアと技術で古民家が断熱性の高い家になりました。

断熱コーナーが人気

カインズでの売れ筋商品を確認してました。

断熱コーナー

断熱効果がある商品が人気。

水張り断熱シート
硝子に水をかけて断熱シートを貼るだけ(980円)

それだけでも冷気を抑えてくれます

断熱カーテンライナー

断熱カーテンライナーを入れて外からの冷気などを防ぎます。

こういう断熱系が売上は4割増しだそうです。

フレームレールキットなんてものも。

自分で内窓をつけられるキットです。
日曜大工で内窓を作れます。

レールを内側につけるだけで別売りの窓をつければ簡単に二重窓に。
8260円

2倍の断熱効果が出るとのこと。

パッシブハウス

断熱性能を徹底的に高めるパッシブハウスというのがあります。

長野県軽井沢町(2022年9月)

世界基準の省エネ住宅を建てていました。

施主 森さん

天井にホースを突っ込んで断熱材をぶっ込んでました
屋根に40cmの厚みの断熱が施されます。

断熱材はウッドファイバー
間伐材で作られていて燃えにくく湿度調整しながら断熱してくれる優れもの。

更に今回の壁は壁の断面を見ると3種類の断熱材を使い32cmの厚みがあります。

こんなに分厚いのはないそうです。
森さん

断熱材は一番安い暖房器具と言われていて
絶対に壊れない100年持つかも知れない
暖房にも冷房にも効いてくるので、安い絶対に元が取れる
これを入れない選択肢がない

天井、壁、床が徹底的に断熱うされています。
空気の漏れを無くして魔法瓶のような家にするようです。

森さんは建築家で自ら設計してます。
1999年横浜国立大学で建築を学びドイツシュツットガルト大学へ留学。

そこで出会ったのがパッシブハウスという考え方

パッシブとは受動的

太陽光とかの自然エネルギーを使う事でエアコンの様なアクティブ(能動的)な設備を使わないそうです。

パッシブはドイツの研究所が定める省エネ基準をクリアした住宅に与えられる認証
世界50ヶ国以上に普及してます。

建築費は15%高いがエネルギー消費量は80%減
光熱費は安くなるそうです。

経済的なメリットをもたらさなければならない
そういう省エネ基準としてパッシブハウスが出来てる
日本でもこの概念が使えるのではないかと思った

日射を得たり窓から逃げたりなど省エネ量を計算しながら設計します。

冬は太陽光度が低く取り込める日射量を多くして。
夏は太陽が高くなるので屋根やひさしで防いだりとか細かく計算

はじき出された省エネ量

6畳用エアコンで40坪の家がまるごと空調されてしまう性能

森さんが軽井沢に作る家は究極のパッシブハウス
延べ床面積40坪で予算は5500万円 かなり高価

自邸なので実験住宅的な意味合いで色々チャレンジをしたそうです。

最先端の素材を試し次に活かす
自宅兼モデルルーム

パッシブハウスを切っ掛けに省エネにはこんなに威力がある
快適性住まい手にとってもメリットが大きいその威力を伝えたい

9月中旬
森さんがやってきたのは
山﨑屋木工製作所。木製窓を作る木工所です。

自邸の窓の加工をしてもらってました。

窓のサッシに使うのは木材。地元産の信州から松
13cmくらいの外枠をつくります。
窓の厚みは13cm
木工所が作る物と全然違います。

物凄く断熱性能が高くて日射が入る熱は逃がさないというもの

ガラスは特別仕様の3枚ガラス

オーダー的には非常にハードルが高いそうで。
今までの積み重ねを総結集しているそうです。

10月中旬窓が完成し設置する日
重さがガラスだけで250kgぐらいありクレーンが登場
南側にはコーナー全面のガラスがつけられます。

拡張パッキンというものを建物本体と窓の間につけます
時間がたつと膨らみ隙間を埋めるもの
丸1日かけて大きな窓がつきました

気密測定

建物の中に余計な空気が入らないかを見る試験をやってみます。

室内の圧力を下げること外気が入りやすい環境にして。
入ってきた空気の量でどれだけ隙間があるか確認します。

全ての窓や扉を閉めて測定開始

室内の気圧を下げます
発煙筒を取り出しました

家に向けると大量の煙が入り込んでくる事態に。
大失敗です。

3枚のガラスにして拘った窓回りに隙間があるという状態に。

家全体で6cmぐらいの隙間があることが分かったのでした。

これではパッシブハウスの基準をクリア出来ません。

大工さんが原因を探り対処法を探ります。

そして窓の回りを丁寧に埋めます
木製窓を作ったベテラン職人は目には見えない隙間を探して埋めていく作業
重箱の隅を潰していくというキツイ作業でした。

2週間後
再び気密測定

窓の隙間をなくしてきたが…

0.2とでました。
パッシブハウスの基準では0.6以下だが、0.2がでました。

関係者全員が大喜びでした。

キーアーテクツ


実験的な家を設計した森さん(KEY ARCHITECTS)

パッシブハウスジャパンというパッシブハウスの団体を設立してます。
10年以上前に団体を起ち上げてました

参加企業250社

森さんが来る前から高断熱やっている工務店さんもありましたが。

業界の中では頑張っている方だったが海外の方法を知らなかった
先頭を切ってやっている森さん
そのうち日本を変えると思っている

と話してました。

パッシブハウスリノベ

富山県黒部市
大手企業から依頼が。

老朽化した社宅を高断熱の賃貸住宅のリノベ
問い合わせ殺到の人気物件になりました。

YKK不動産 パッシブタウン

建築家の森さんが関わりました
全然違う外観になってます。

YKKの築25年以上の社宅をリノベーションしkました。

2棟分37戸

改修費用

8億7000万円で生まれ変わりました

エネルギーの消費量は76%減ったそうです。

集合住宅として国内初パッシブハウス認定

YKK相談役の吉田さん

全部壊して作るのでは無くリノベしながら作りあげていくところに面白さがある。
今の時代の新しい代表的な元として作って頂ければ

細部まで拘ったデザインと快適さ

家賃は相場の倍 賃料98,000(ワンルーム)でも常に空室待ちとのことです。

在京都フランス総領事館改修

京都市
森さんに新たな大型案件が

築87年日本の登録有形文化財に指定された歴史的建造物の改修です。

窓はスチールサッシ+1枚ガラス
相当年季が入っています。

サビて塗料が落ちるくらい。
北側で働いている人は皆コートを着るくらいだそうです。

そこで断熱改修をして欲しいという依頼でした。

森さん達はプランを用意していた

取り替える窓のイメージ

現在のスチール窓→断熱性の高い木製に変える

断熱のためにとても良いことだが
建物の見た目が変わる

両方のことを考えた解決策があれば1番良い

と総領事。

見た目のイメージは今のままで断熱性能だけを上げて欲しいという無茶振りです
2023年秋に着工予定
培った技術を注いで改修案をやり直すそうです。

パーフェクトなパッシブハウスは?

12月下旬の軽井沢
森さんのパッシブハウスは外観が完成していました
最新技術の結晶です。

室内では内装の仕上げをしていました
作業職人達は薄着

「ジャンパーを着ていたら暖かいから脱いで仕事をしている」とのこと。

少ないエネルギーでも快適な世界基準の家
ここでの取り組みが日本の住まいを変えるかもしれません。

地域地域に合わせてエネルギー効率を高めている
それを認知させたい
この建物綺麗だよね居心地良いよねが絶対条件
人の心を動かす。
綺麗な物を作りたいとずっと思っている

と締めくくっていました

まとめ

北海道基準で考えてしまうとパッシブハウスはやって見たいなと思いました。
そんな金もありませんが。
確かに寒いですからねぇ。窓。
気密性も高い方ですがまだまだですし。
賃貸だから何も出来ませんしね。

着込んで何とかするしか無いのが現状です。

そういう断熱もあるんだなぁと頷きながら見ていました

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