がっちりマンデー

「シチズンの時間ビジネス」【がっちりマンデー感想】(2019/06/23)

がっちりマンデー『シチズンの時計ビジネス』を見て

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。

日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。

今週は、シチズンの特集でした。

決してズレない裏側には驚きの儲かり技術が。
シチズン代表取締役社長の佐藤敏彦氏が来ました。

加藤さんは、時計が好きですが「セイコー」つけてました

社長
「問題無い」

と腕を見ると社長がダブルでシチズン時計を。

秋に発売される、世界初の年差1秒の腕時計
180万円ぐらい

既に発売されているエコ・ドライブワン
厚さ3mmの世界一薄い時計

そういう時計があるようです

時間ビジネス:ムーブメントの製造

長野県佐久市にあるミヨタ佐久工場

時計にとって一番大事な物を作っている工場です。

ムーブメント

ムーブメントをメインに作っている工場。

ムーブメントは時計の心臓部

歯車・ねじ・基板・コイルなど。
30点~200点以上の部品が組み込まれた複雑な物。

ミヨタ佐久工場がすごいのが年間1億5000万個作ってます。
毎日40万個以上作っている

どうすれば複雑なパーツを大量に作れるのか?

生産ラインへ潜入。
かなり広いです。
ムーブメントを組み立てるラインです。

組み立てラインを見てみると作業スタッフが1人。

130工程がある

従来だと130人必要だったが1人。

誰もいなくても完成するまで自動化してる

ライン一周する間、人の手が入らないそうです。

金色パーツに組み込むのは分針用の歯車

機械が載せて、機械がすぐにチェックします。
取付行程と検査工程が1セットとしています。

部品の取付が出来ていないとラインから弾かれます。

オイルの給油やら時計の駆動に欠かせないコイルの
取り付け、画像による最終検査など。
ムーブメントの箱詰めまでを8分で行います。

大量に時計を作る為組み立てマシンはあるルールを
守って動いてます。

1個1秒でムーブメントが作れる

全ての行程が1秒に1個というスピードで動いています。
1個の工程を1.00秒丁度で仕上げます。
0.1秒でも作業が遅れるとズレていき1秒で作れなくなる。

1工程1.00秒で組み立てているのかを計っても。
部品のピックアップから取付までピタリ1秒。

130工程をジャスト1秒で動きます。
組み立てラインの作業が止まらず1秒で仕上げてました。

手作業工場

佐久工場とは違う方法で時計を作る工場が。

長野県飯田市飯田工場

手作業を中心とした高価格帯の時計の生産工場。
10万円から100万円の時計を製造しています。

エコドライブワン:70万円
カンパノラ:100万円など。

500人の時計職人が手作業で組み立てています。

さらに奥にこの現場で非常に重要な物を組み立てるエリア。

木彫りの高級感漂うスペースは?

マイスターと呼ばれる熟練の職人達の組み立てエリア

時計職人500人の撃ちマイスターは24人。
高価格帯時計を職人技で仕上げてます。

その中でも40年の熟練が。
マイスター24人中1人しかいないスーパーマイスター。

2018年ものづくり大賞を受賞

エコ・ドライブワンという厚さ3mmの世界一薄い時計を
組み立てます。

ムーブメントの厚さは1mm。
入るパーツ数は85点
長0.7mmのねじなど極小で極薄部品ばかり。
工具で土台となる部品を傷つけるとアウト。

顕微鏡無くてもひょいひょいと組み立ててました。

組み立て作業で大事な作業

部品のつかみ方

薄くてい小さいパーツがほとんど
つまむ場所力加減間違えると部品に傷が付いたり
曲がったりする。
10分で厚さ1mmのムーブメントが完成。

時計作りは特に難しい組み立てに。

時計の針付け

2mmの隙間に時計の針が2本あります。
「針と針」「針と文字盤」にぶつかってはダメ。

時針の取付、分針の取付。

真っ直ぐ平行になってるのか?

文字盤と分針の間。
分針と地震の間は平行になっています。

それを匠の技で1日20個から30個組み立てます。

シチズンの時計は匠の技でガッチリ

社長への質問

高級時計も自動化出来ないの?

AI時代だから出来なくは無い。
しかし、ハンドリングの精度が微妙。
極薄で極小の精密部品の為、ロボットの精度では作れない

ムーブメントは自社で使う?

年間1億5000万個生産可能のムーブメント。
これは完成時計を作るメーカーに卸しています。
ムーブメントはシチズンで完成時計はブランドで。

と、ファッションブランドに販売
世界中の時計メーカーが使ってます。

日本の方が海外ブランドの高い時計つけてるのを見て?

「うちの方が精度が良いのに」と思う

ちなみに私の使ってる腕時計はシチズンです。

時計ビジネス:設備時計

腕時計以外にも大事な時間ビジネス。

駅のホームにある時計などの設備時計

街中にある大きな時計とかです。

シチズンの時間ビジネス:設備時計の製造と設置

普通の時計とは違います。

絶対に時間がずれてはダメ
⇒特別な仕組みで動いている

「表の時計がすごいのでは無くて。
 見えないところに設置している時計がすごい。」

ゆりかもめの有明駅にある部屋に奥に。

親時計がありました、

その時計が各時計に信号を送っています。
ホーム子時計
コンコース子時計など…

親時計から各子時計に信号を送って制御

設備時計は親子時計の仕組みで動いています。

精度の時計が親時計

それと複数の子時計を繋げて動く事で、時間がずれて
トラブルになる事を防げます。
駅など正確さが欠かせない場所ではこの仕組みが必要。

確実に時間を送れるように配線で繋いでいます。

親時計からの信号には、電気が流れていて。
その電気を使って動かしています。

その為乾電池が切れて針が止まることも無い

配線から電気も遅れるので電池切れの心配が無いのです。

設備時計で大事な作業

保守点検と修繕作業

設備時計は屋外に設置されている為カバーしてても
傷みやすいわけです。
シチズンのスタッフが定期的にチェックします。

年間どれくらい保守点検?

「全国で1700件。私1人で年間100件」と作業担当者

設備時計の売り上げは年間30億円

計測ビジネス

こんな時間ビジネスも。

マラソンの時計。

シチズンでは様々なスポーツ大会で時間を計って
表示するビジネスを行っています。

長野マラソンに密着

本番前日の土曜日シチズンの人が作業中。

時計の親時計となる制御器を触ってます

「これがメインでここに時間を打ち込んで表示させる」

沿道に設置する表示板や表示板に計測時間を送ります。
大量の制御器が各ポイントに1台ずつ配備。

時間を管理する制御器がそれぞれに付いてます。

各区間の時計をどうやって合わせているのか

GPSで受信して現在時刻を受け取る

GPSの衛星2個受信しています。
GPSの信号には時間データを含んでいます。

シチズンの制御器は衛星から時刻情報を受け取っている
仕組みでした。
屋外であれば世界中どこでも受信可能です。

GPS式だと制御器が複数に分かれていても現在時刻が
ずれないのです。
正常に動作するのを確認したら作業終了。

翌朝6時。スタート2時間半前。

各区間で制御器と表示板を設置

スタート地点でセッティング中。

号砲と制御器を連動させてました。

正確さの精度を上げる為制御器とピストルが繋がってます

号砲と共にスタート。各区間の制御器も計測スタート

「何回やっても緊張するホッとする」

最近のレース観戦の楽しみ方として途中区間の記録が。

どうやって途中タイムを正確に計っている?

小さなチップを取りだして。

「チップになっている
 ゼッケンに付いていてタイムが計測できる」

スタートからの時間を正確に計測できるチップがあります

途中の計測区間にはマットが敷いてありタイム計測可能
無事にタイムを計測してました。

シチズンの時計計測ビジネス14の大会で使われてたり。
…意外と少ないなと思いましたが。
シチズンより何となくSEIKOのイメージが強いです。

チップは個人のデータを取る為、システム接続が必要。
システムを接続しなければいけなく全てシチズンで製造

「競艇、計時というジャンルは手がけてる」

なんか儲かりの秘密と言う程の物が無かったような…
なんで取り上げたんだろう。

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