がっちりマンデー

【儲かる部品】がっちりマンデー感想(2015/03/29)

がっちりマンデー『儲かる部品』

毎週「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
毎週見ていますし、「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。

今週は若干マニアックな「部品」についての特集でした。
知らない物が多かったので今日は楽しめました!

最初に森永さんが「完成品より、部品が儲かる。一旦シェアを取るとずっと価格を変えずに済むから」と仰ってまして。
なるほど! と。やはりこういう基礎部分が強いと企業の体力も違ってくるよなぁと。
PCでもOSとか基本的なソフトが売れればガッチリですからねぇ。
そこら辺で変に納得してました。

椿本チエイン:チェーンでがっちり

1917年の創業以来チェーンを作っている会社です。
自動車、エスカレーター回転寿司のレーンなんてのも作っていて2万種類以上のチェーンを作り、チェーン業界では国内シェア6割、世界シェアは27%という企業です。

京都府京田辺市に工場がありましてそこで作られている儲かる部品は「ジップチェーン」
チェーンとチェーンがジッパーのようにくっついて完全な棒になるというもの。
2本のチェーンがくっつくことで折れない金属棒になるため、昇降リフトなどに使われるそうです。
今までの油圧式だとかなり時間が掛かる物がサクサク動くようになるので舞台演出などではかなり重宝されているようです。

プレートに爪が付いていて重なって詰まることでがっちりとかみ合います。それこそチャック(ジッパー)みたいな感じですね。
2009年に登場していらいかなり売れているようです。

伊東電機:ローラーでがっちり

兵庫県加西市にある1946年創業のコンベヤ用のローラーを作っている企業です。
ベルトコンベアってのは、ローラーでごろごろ転がってくるイメージですがローラー1つ1つが駆動する「パワーモーラ」というのを開発したそうです。
自分で回転する独立型・・・自分が回転するので細かい制御が出来るようになるというものです。
スピードの増減。ストップも思いのまま。使わないときに止めておけるので電気代の節約や、センサーによる制御で休廷し。
ブロックごとにスピードを可変にしたり、ゴムベルトなどを組み合わせれば横に流すこともできます。

そしてこの仕組みは世界最大のネット通販会社で使われているそうです。
・・・あー。AMAZONですね。
シェアは世界で7割。勿論No1です。
Amazonではこの自動のベルトコンベアを使うために、CD1枚でもあのデカイ箱を使うそうですよ。
なるほどなるほど。

東京ベル製作所:自転車用ベルでがっちり

埼玉県加須市に工場を持つ東京ベル製作所。
自転車用のベルを作成指定ある会社で、年間120万個作っています。国内シェアは6割です。
昔は引いたらチリンチリンなるベルだったのですが、今は単打式と呼ばれるチーンとなるやつですね。
昔のあの回して音が鳴る奴好きだったんですけどね-。
というのは置いといて、単打式で世界最小の自転車のベルを開発しました「チビ丸ピコ」と呼ばれる物。
コンパクトなのに凄く鳴り響きます。

自転車用ベルは75デシベル以上の音が出なければならないそうです(掃除機の音レベル)
それを鳴らすために樹脂とお椀の間のサイズを工夫したりとしているそうです。
従業員30名ですが、年間売り上げ7億円だそうな。
町工場も凄いですねぇ。

DG TAKANO:節水ノズルででがっちり

大阪府東大阪市にあるDG TAKANOという企業。
この会社で作られているのは節水ノズル「バブル90」と呼ばれる商品。
洗い物の時1/10の水量で汚れが取れるという洗い物専用的な節水ノズル。
主に「飲食店」など多く洗い物が必要なところで利用されているようです。
水の量は同じなのに、汚れの落ちが違うそうでその秘密は脈動流を出せること。

脈動流というのは、水の弾をマシンガンのように連続して出せるもので、その泡が汚れに当たることでよく落ちるそうです。
普通だと脈動ポンプと呼ばれる電気なので作り出すのですが(温水便座みたいに)このノズルは「水道の水圧エネルギー」で脈動流を出せるのです。
そのためノズルを替えるだけで良いという。

2009年に登場。1個数万円しますが、飲食店など全国3000以上の店舗で大活躍しているそうです。

喫茶店のPRONTなどでも使われていて、水道料金は35%も節約できて、3ヶ月で設備投資分を回収できたそうです。

しかも特許を取っていないという・・・え? でしたが。
取るとノウハウがばれてしまうので、あえて特許を取らないそうで・・・
それは「絶対真似されない自信がある」からだそうな。

へー。

次に儲かりそうな部品

「ペルチェモジュール」なんてのが紹介されてました。
ペルチェ素子ってのは私も知ってまして電気を流すと温度が変わる物ですよね。
温度を上げたり下げたり瞬時に出来るので便利みたいなんですが。

今後はこれを使った何かが出て来そうだってことでした。

全体的な感想

今日は面白かったです。見たことの無いお話が多かったので。
こういう部品ってのはなかなか見えてこない部分なので、こういう所から色々なヒントを得られそうです。
ペルチェ素子あたりはアイデア次第で面白いのが作れそう。
これってPCの冷却とかでも使われてなかったでしたっけね。

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