がっちりマンデー

儲かる「ビッグじゃないデータ」【がっちりマンデー感想】(2015/08/02)

がっちりマンデー『ビッグじゃないデータ』

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。

今週は、ビッグじゃないデータの特集です。
・・・ビッグデータでは無いデータか。
普通の情報じゃないか。
あ、加藤さんの髪が短くないからあれ以前か

売り場担当者のカンピュータ / A-Zあくね

鹿児島県阿久根市にある24時間営業のスーパーA-Zあくねあ、これはガイアで見たことのあるスーパーですね。
何でも売っているというのがポイントで商品数は40万点。
生鮮食料品から中古車、五右衛門風呂や鼻輪まで。無い物は無いという品揃えです。

それで売り上げ100億円というのだからすさまじいスーパーです。

社長にビッグデータ使ってるでしょう?聴いたら『それは全くしていない。データ管理はしていない』
データ管理すら否定する始末。

POSレジ使ってますよね?と聴いたら。
『お客様を待たせないための計算機でしかない』

POS管理で使って居る訳ではないとのこと。
それどころか、売り上げ計画や、戦略会議、商品部やバイヤーすら無いのです。
どこぞでチャレンジとか抜かして粉飾する会社に聞かせたいですね。

じゃぁ40万点の商品を誰が仕入れて誰が管理しているかと言えば
売り場の各担当
自分で仕入れて自分で販売しています。
売り場を32の部門に分けて部門担当者が商品全ての権限を持ちます。

普通の店は、仕入部門が売れそうな商品を仕入れて、販売部門が売るという分担制だが、現場の担当者が商品の仕入れから販売まで任されています。
ということで、担当責任者が各自でビッグじゃ無いデータを持っているようです。

食品エリアの担当者は、客が何を手に取るかをみていて話しかけてリサーチします。
更に商品を前出ししながら数を数え何個売れているかを肌で感じるそうです。
循環棚卸しかな。
それもメモらないで自分の頭の中でやっているそうで、ある意味職人ですね。
これがカンピュータです。

商品や客と直接触れることで、売れ筋商品の流れを直感でつかめるようになる

凄い仕組み。ビッグじゃ無いデータです。
「頭では考えてない、体で感じている」

とか名言っぽいのも。

例えば、醤油なんかは400種類集めています。いらないとはおもうようですが、無いのか?と聴かれたら仕入れてと揃えていたらこんなことに鳴り。
A-Zの醤油売り場が凄いと口コミで広がり売り上げが伸びたとか成功事例もあるようです。

醤油のニーズが細かいのか・・・。

売れなさそうな物でも、流れを読んで仕入れる
カンピュータ-がA-Zあくねの年間100億円売り上げを支えていました。

ビッグデータを使いやろうとすると、POS使ったりして売れ筋だけ残してしまい普通の売り場になる
これはAmazonと同じ事をやっていると、森永さんが言っているのを聴いて凄く納得しました。
でもAmazonは絶対ビッグデータ使ってると思うんですけどね。

瞬足 / アキレス(株)

アキレスと言えばシューズメーカー。
そこでも一番の売れ筋が、瞬足です。子供用スポーツシューズのシェア5割以上。
年間売り上げは600万足です。
2003年発売で靴底のスパイクが左右非対称になっているのが特徴。
左回りのコーナーを回るときにグリップを効かせるために左足の外側にスパイクが着いてたりします。
ヒーローになりたい子供達に大人気となりました。

これを開発するのにどうやってアイデアを出したか。

それは子供の足の写真
2000年から子供の足と靴の写真を撮り続けていたそうです。シューズ商品本部の副本部長。
許可を得て子供の足を撮影して、足の写真ばかり5000枚もあるという究極の足フェチ・・・じゃないビッグじゃないデータ。

そこから子供靴開発のヒントを探しているそうです。

さらに別のあることに気づきました。
靴を固定する「マジックテープがはみ出して止まっていない子がいる」

靴に足が合っていないのに気づきました。
今の子供は「かかとが小さく、足も細くて足の甲も薄い」という特徴があるそうです。
昔と違って足が弱い。この子達が老人になったら歩けない子が多発して地獄になるだろうなぁ。
その頃私はいないから知りませんが。

話は逸れましたが、そこから開発した「瞬足スリム」を発売したところ100万足を超える売り上げに

アキレスは15年間集めている子供靴データでガッチリでした。

新技術を生み出すExcel / (株)インパクト

東京都大田区にある町工場「インパクト」
普通の工作機械では作るのが難しい超微細加工部品の作成をするこ町工場です。
それも日本トップクラスの技術があり、大学の研究室や、大手企業から開発以来が絶えないそうです。

そこが「新技術を生み出すビッグじゃ無いデータ」を使っているそうです。

「アイデアが出なくて行き詰まったとき、そのアイデアを引き出すアイデア集がある。」

と、パソコンに入っているExcelファイルを見せてくれましたが・・・謎のキーワードの羅列でした。
アイデア集?

ただキーワードを見るだけで」あ、そうかその手があったな」と解決策を生み出せるそうです。
要するにアイデア集は社長の脳みそのINDEX見たいなものなんですね。

一応そのExcelには5億10億のデータが入っているそうです。
なんてのをテレビで言ったら盗まれますから気をつけて下さいね。某国とか某国とか・・・
冗談じゃ無くて本気で心配です

さて、そのアイデアから生まれたのは。
「フッ素樹脂の直径1ミリ注射器計部品」

フッ素樹脂は柔らかくて加工が難しいそうですが、サンドペーパーを駆使して細く削ることに成功したそうです。
医療用部品の業界では画期的な発明だったようです。

「への字でまっすぐ」
というキーワードから、5ミクロンの銅線を伸ばす技術を開発したり。

経験とアイデアを詰め込んだものをデータ化したことでガッチリ儲けているようです。
とうか、あの社長さんがいなかったらこのデータ何も使えないからある意味セキュリティみたいな物か・・・。

高校よせがきノート / 有薫酒蔵

新橋にある九州料理の居酒屋、有薫酒蔵
あ、この居酒屋はテレビでやってましたね。テレ東系の番組でここ紹介されてましたよ。

何で有名かと言えば、高校寄せ書きノートです。

自分の母校のノートに寄せ書きをしていくという物。
ノートの中で同窓会をしている雰囲気になるそうで大人気。
ノート目当ての客が95%。リピーターもガッチリです。

東京は各地から来る人たちのるつぼですからこういうことが出来るんですよね。
北海道とかじゃ出来ないわけです。

客が書いたノートのデータが次々と客を呼び寄せていました。

始まりは28年前。とある客が自分の高校の人が来るからと連絡帳を女将に渡して、その客に渡してくれと頼んだ事が始まり。
それをみた他尚客が俺も俺もとなり今では2833校分ほぼ全国の高校の半分以上が集まっているそうです。

ノートにはルールがあるそうです。
・自分以外の高校のノートを見るのは禁止。
・初めて書き込む人はなるべく名刺を張る事。

女将もしっかりと懐かしさを煽るために高校の写真などを貼ってたりしてくれるそうで。
良い雰囲気を作っていました。

そういえば・・・まだ髪を切る前だった加藤さん。
この人小樽出身でしたね。小樽潮陵高校・・・たしか小樽の中では一番の進学校だった気が。
そこのノートもありました。

年内には3000校を超えるかもしれないそうです。

森永さんの紹介していた本

他にもビッグじゃ無いデータで何かあるか?と聴かれて。
今日は番宣じゃなくて、本が紹介されていました。
今でも売られているものだけを集めた、ロングセラー商品の図鑑みたいな本。
これ凄く面白そうだったので探してみようと思います。Amazonで品切れしてました(´・ω・`)



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