がっちりマンデー

儲かる「シニアベンチャー」【がっちりマンデー感想】(2015/07/05)

がっちりマンデー『儲かるシニアベンチャー』

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているのでこちらも起きれたら書いていきます。

今週は、シニアベンチャーの特集です。
シニアベンチャーも結構注目されている分野ですね。
以前、発明家なシニアの方のベンチャー企業とかが紹介されていました。
結構儲かっている企業もあるようで紹介されていました。

シニアベンチャーは成功しやすい

最近シニアベンチャーが多くなっているようで年代別だと60代から起業するのが32%とかかなりの高い率となっているそうです。
その次が30代。ちょうど20代を過ぎて色々分かってきた頃ですよね。
そして、40代と続くわけです。
シニアベンチャーが成功しやすい理由のは3つの理由があるそうです。
  • ノウハウがある
  • 資金がある
  • 人脈がある
これがシニアベンチャーの強さとの事です。

(株)アクアテック

何の会社かと言えば、小型のポンプの会社です。
玉川社長は89歳で、松下電器出身。松下幸之助とも仕事をしたという生粋の技術者。
しかもポンプとは全く関係ない関連の仕事をしていました。
他の中小企業の技術顧問をしていたときに、小型のポンプが必要になりましたがちょうど良いのが無くて「自分で作ろう」となったそうで。
そのときに開発したリングポンプというロータリーエンジンみたいなポンプが世界的に大ヒットします。
チューブポンプの常識を変えて寿命を2000時間・・・通常の4倍にしました。
それによって3億3000万もの年間売り上げがあるそうです。

また勤めている方も60代以上が多数。
元松下電器が多く、玉川社長と一緒に働きたい!というベテラン技術者揃い。
何も言わなくても仕事が出来る人が多いというから凄いです。

更に次々と新製品を開発。
驚く程小さいマイクロポンプや、磁石を使い水を送り出すポンプなどまだまだ勢いは衰えず突き進むようです。

和田京子不動産

東京都江戸川区にある不動産屋さん。
設立から3年で年商3億円という不動産屋さんです。
社長は和田京子さん85歳。一度も働いたことの無い専業主婦でしたが、旦那が亡くなり一念発起。
80から猛勉強して超難関の宅建の資格を取得して孫と一緒に不動産業を始めました。

何故不動産屋? という問いに対して。
「欠陥住宅ばかり買わされてしまっていた。営業トークに乗って買ってしまった。その悔しさが積もっていた」と社長。

仕事の都合で何度も家を買い換えた事があるそうで、そのたびに騙されていて。
だから自分みたいな人を減らしたいと始めたようです。

この不動産屋さんは賃貸は扱いません。売買専門。
そして常識に捕らわれないサービスを行います。
仲介手数料無料(買い手からの)
普通の不動産屋だと売買契約が成立すると、売り手、買い手からそれぞれ3%ずつもらいます。
しかしこの不動産屋は買い手からの手数料を貰わないことにしました。
「その分数でこなすんだ」と社長は語っていました。

85歳とは思えない仕事量。朝から晩まで働いていました。
それもそのはず。24時間営業なのです。

「24時間仕事があるのはありがたい」なんて語っていましたが。
夢は「爆睡すること」という社長無理しないで下さいという不動産屋さんでした。

(株)シニア経理財務

定年退職した経理と財務の実務経験者を中小零細に紹介する紹介業をやっているかいしゃです。
社長は67歳。2年間に設立されました。
現在120名が登録しています。
殆どが年金受給者なので毎日働かなくても良いという部分。
中小零細としても週2~3日でて貰えれば良いというような会社が多いので需要は高いようです。
そういう所とマッチングをしっかりしています。
一例として、設計デザイン会社に勤めている方が紹介されていました。
経理歴41年の小林さん68歳
半端ない仕訳のプロだそうでして。
並の経理だと8時間かかる仕訳が5時間で済むというぐらい超速だそうです。
勿論経理系PCスキルもバッチリです。
時給は2000円程度。そのうち500円がこの会社の手数料収入となり現在40社に人材を紹介していて月に500万円の収入があります。
  • 定年退職後に雇用されてガッチリ
  • 紹介先も経理のプロが安価で雇えてガッチリ
  • 紹介元も手数料収入でガッチリ
と、皆Win-Winになれる素晴らしい会社でした

松渓ふれあいの家(デイサービス施設)

杉並区にある区から委託されているデイサービス施設です。
何が凄いかと言えば、高齢者の方が麻雀、囲碁、将棋をやっているのです。
本当に介護施設か?と言う感じで。
設立したのは、高岡さん81歳
「一般的に女性向けのサービスが多い。風船バレーとか、音楽、折り紙とか。男性が集まるデイサービスを」
と生み出されたのがこの施設だそうです。
高齢者に通って貰わないと経営が成り立たないわけで何かに特化というのは重要ですからねぇ。
男性のお年寄りの方々はやはり折り紙とか合唱とかをやりたいわけでは無いので通う人が少なかったようですが。
麻雀、囲碁、将棋ならやりたいという人が多いわけです。
少し勉強もしたいなんて人向けにパソコン教室があったり。
毎月5の付く日は昼食にワインがでたり一風変わっています。

普通の施設だと利用者は女性が7割をしめますが、この施設は男性が7割だそうです。
確かにここなら通える人が多いかもしれませんね。

雑感

シニアベンチャーってのは痒いところに手が届くみたいな感じがありますね。
だからこそニッチで儲けられるってのが大きいのかなと思いました。

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