ガイアの夜明け 感想

『ユニクロ”世界初”への挑戦!』~今日の「ガイアの夜明け」感想~

今日のガイアを3行で

  • ユニクロの挑戦について
  • ダウンジャケットからダウンジャケットを作る取り組みについて
  • マスクの生産秘話について

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

東京銀座にUNIQLO TOKYOオープン

東京銀座 6/19

新型コロナの感染拡大と梅雨にも関わらず行列が…

国内最大級の店舗ユニクロ東京がオープン

セレモニーに登場したのは…柳井会長。
ユニクロを1代で築き上げた柳井社長
コロナ禍の日本に向けて何を語るのか。

「残念ながら、今、日本、東京、銀座元気がありません
 是非これを起爆剤にして頂きたい」

ユニクロの未来を見据えた旗艦店です。
これまでの買って貰う目的の店とは違います。

見て、触って、様々な着こなしを楽しめる工夫がある

そして店内のあちこちにサステナブルという文字

サステナブル(SUSTAINABLE)

持続可能なという意味の英語。

ユニクロは長年地球環境に優しい服作りに取り組んできました。

具体的には

生地の水洗いに使う水を9割削減したジーンズ
リサイクルペットボトルのポロシャツを開発

などなど。

なぜサステナブルに拘るのか

柳井さんには強い危機感がありました。

「地球の限界が見えてきていよいよ末期に近い。
 サステナビリティは命そのもの。継続すると言うこと。
 負荷がかからずコストもかからない方法を追求しなければならない」
「世界に先行して何かやろう先頭に立ってやろうという気持ちが個人も企業も必要」

山口県 ユニクロ創業の地

倉庫に集められていたのは大量の服でした。
着古した物です。

ユニクロが14年前から始めているリサイクル活動の一つ

全国の店で回収した古着を4000万点。
その服を難民の支援のために送ってきた。
難民キャンプなどに。

ついには集めたけれども着れない服でさえ利用する事に

細断して固めて新たに生まれ変わらせたのは…車の中にありました。

クルマの防音材になっていたのです。

東レと組んで新しい事を

ユニクロが東レと組んで新しい事をするということでガイアが取材。

前代未聞…服から服へのリサイクル

着古したダウンジャケットから羽毛を回収。
新たなダウンジャケットに再生します。

しかし一般的にリサイクル品は手間がかかり高くなります。

ユニクロでは6990円 7990円 9900円辺りで販売してます。

その値段を目指さなくてはいけません。
大量生産(回収)するとロスが多くなり回収羽毛が少なくなります。

エコと利益を目指す戦い

「これをやらない企業は生き残れない。
 同等の品質の商品を求めやすい価格で届けるかが我々の責任」

ユニクロが満を持して売り出してリサイクルダウンジャケット発売までの舞台裏

密着9ヶ月…ユニクロ”世界初”への挑戦!

リサイクルダウンジャケット

店で集めた古いダウンから中のダウンを抜いて作ります。

これはかなり大変な作業です。

古いダウンから取り出したダウン。それ以外の布、ファスナーなど。
仕分けたりも必要で手間がかかるだけじゃなくてコストもかさみます。

世界では5300万トンの生地が衣類用となります。
しかし服から服のリサイクル0.9%です。

そんな中ユニクロはリサイクルダウンジャケットをリーズナブルに作りあげました。
採算度外視の慈善活動ではなく商品として売り出すことに成功したのです。

持続可能な社会を目指すユニクロが作ったリサイクルジャケット
その舞台裏です。

リサイクルダウンジャケットの舞台裏

8ヶ月前 ユニクロ有明本部

リサイクルダウンジャケットのプロジェクトが本格稼働。

上質な商品に仕上げるのは元より。
いかにコストを抑えて低価格にするかがカギ。

「本当に無駄なく、手間をかけるほどコストが発生する」

プロジェクトの指揮は斎藤さん

ユニクロたたき上げの斎藤さん。
6年前からダウンジャケットの開発してきたスペシャリスト

もう1人のキーマンは東レGO事業部大川さん(44歳)

中古のダウンを取り出す責任者です。
大川さんもユニクロのダウンジャケット開発を支えてきました。
ダウンをリサイクルする構想を練っていたそうです。

2人の間にも課題は明白。


「ダウンのリサイクルは手作業で羽毛を取り出すため回収量も少なく高価に」

ユニクロは東レと開発した技術で羽毛を大量に回収して
低価格ダウンジャケットの大量生産を目指します。

「生産量が落ちるとコストが上がる」
「羽毛の回収数量が何グラム取れるかが課題」

ロスを減らしてコストを削る

2人とも前向きでした

「楽しい。新しい事に取り組むのは苦しいがこういう事に
 トライすることでサステナビリティな活動の先駆けになれれば良い」

3月中旬緊急事態宣言前

滋賀県大津市
斎藤さん達がやってきたのは東レ工場

東レ瀬田工場

開発した羽毛回収の機械がありました。
まず目に飛び込んできたのは膨大な量の段ボール。
中には全国の店舗から62万着のダウンジャケットがきていました。

そしてそのダウンから羽毛を取り出す機械がありました。

ラボ機
開発中の試作機の事です。
東レの技術者達が手作りした物。
コンパクトだが驚きの技術が沢山ありました。
(非公開)

回収したダウンを機械に投入すると裁断。
分離機で生地と羽毛が別れ羽毛だけを取り出します。
それらを全自動で行う

どうやって生地と羽毛を分けるのか

風の力

羽毛分離機の仕組みは風で撹拌して分離させる

それにより生地と羽毛に分離されていきます。

テスト結果も分離していて。
異物はなく上手く行ってるように見えました。

しかし…東レの大川さんが気にしていたのは生地屑。

「羽毛の残りが結構ある」

生地に付いている羽毛が残ってしまってました。
分離した生地に羽毛がついてちゃんと回収されていないのです。

回収ロスを減らすにはどこまでせめるか
生地に付いた羽毛が回収ロスに繋がります。

すぐに合同対策会議

ロスをどうするか
「20%を想定そこを追っかけないと行けない」

採算ベースには回収羽毛のロス率は20%に抑える必要がある

羽毛を8割回収しないといけないのです。

「必ずクリアしたい」

5月中旬東京日本橋の東レ本社。
コロナの影響で移動制限が出ていた

滋賀の工場では量産がスタートしたが視察に行けなくなりました。

東レ本社では大川さんに工場から緊急相談が。

「思ったような生産が出来ていない(回収)」
「回収ロス率は20%で読んでいたが
 33.5%まで上がってかなり悪くなっている」

量産に入ったらロス率が20%には遠く及ばないのです。

原因は機械で切断した生地の大きさ
長い切断物が発生してしまいそれにくっついた羽毛が多いようです。
理想の細断とは違う形に…大きくなってしまうようです。
細かくしないと生地に羽毛が残ります。

「長い生地を削減するのを5月20日までにやりたい」

しかしそれでは間に合いません。

「今週中のスケジュールにならない?」
「明日の夕方までに準備します」

対策をすぐやりたいが現場に行けずもどかしい…
もう信じるしかないようです。

ユニクロでも会議が

ユニクロ有明本部

斎藤さんを中心にリサイクルダウンジャケットの重要会議

商品にメッセージをいれることにしたようです。

その内容について。

「ダウンがリサイクルで作られていて
 更にリサイクルする初めての取り組みなので
 両方のことを並列で言ってもいい」

そんなジャケットの裏地にはこんな言葉

全てのダウン商品はリサイクル可能です
着なくなったらユニクロ店舗に戻して下さい
持続可能な未来は私たちの行動から始まります。

斎藤さん達の決意表明です。

「我々が出来る事
 我々が販売した商品を回収して作り替えていくことはチャレンジすべき使命だと思う」
「諦めずにチャレンジしていきたい」


6月下旬滋賀の工場に駆けつけます
移動制限が解除されていました。

滋賀県大津市東レ瀬田工場を初めて視察に行った斎藤さん。

5月から稼働した量産機がありました。
企業秘密なので全貌は見せられないが試作機と違い細断から分離まで全自動。

50倍以上の速さで処理します。量産化の実現の切り札。
生地の切断は随分小さくなりました。

肝心の羽毛ロス率は

ロス率20%に近い。回収率8割を達成

斎藤さんと大川さんに安堵の笑顔。

「ダウンの量が想定のロス率まできたのは安心出来る」
「最初のアイデアから4年くらいかかっている。
 できるもんもだなと感動もある」

回収力が見えてきたリサイクルダウン
低価格を実現するためにはまだ問題が

コストを抑えるため徹底的効率化に着手します。

東レ管理担当者
滋賀の会場とリモート会議をして他に見つからないか…

率直に困っていることなどを聴きます。
こうだったら効率上がるとか…

すると
「古着やマフラーが入っているので分けて貰えると効率が上がる」

どのくらいの割合で入ってるのか?

「700着の中に70着」

10%は多いです。

送られてくる箱にダウン以外が1割も混じってました。
早速工場に届いた山積み段ボールを調べます

ユニクロですらない帽子…ダウンではない古着次々
これらが東レ工場の負担になっていました。

更には…
「空気を運んでいる…」

各店舗には1箱に40着入れろと通達していますが。
3枚とかしか入っていない段ボールが。

「1つ送料480円くらい全部コスト」

物流費と保管費を以下に最小化出来るかが課題

店も結構適当なんですねぇ。
そんな仕事やってられないよなのか…

その問題を解決するため山口へ

一行は山口県に向かいました
ユニクロが難民支援のために古着の回収と仕分けに使ってる工場
リサイクルするダウンジャケットはこの倉庫に集めることに。

今は東レ工場に直接配送していました。
しかし山口倉庫を経由すると送料経費が2倍にます。
それを越える大きなメリットがありました。

「機械で圧縮すると小さくなる」

90着分がコンパクトに。
更に仕分けの腕もあります

仕訳のプロ達がまとめ東レ工場に送れば手間が省ける

「ウルトラCはないので1つ1つのコストを見直して
 良い製品に繋がれば良い」

ユニクロ東レ合同会議

発売まで5ヶ月大量生産の目処は付きました

ユニクロマスク

話題の商品のマスク

本当なら作らないつもりだったそうです。

柳井会長
「マスクは本業じゃ無いと思った」

有明本部である打ち合わせ
各部署の精鋭達が集まります。

ある商品のプロジェクトチームです。
作ってはダメ作ってはダメの繰り返し

人気のユニクロマスクを開発した人


4ヶ月前ユニクロ銀座店
客が殺到し入場制限もされた

当初は作る予定がなかったが何故発売?

柳井さんに聴いて見た

「客の要望も多くて1位がマスクだった」
「断トツで」
「要望された商品は作らないと行けない
 買って良かったと思える商品を作らないと行けない」
「それが全て」

ユニクロでは改良は当たり前。

「アジャスト出来るようにして欲しい」
「ここに金具を付けて欲しい」

金具を入れると商品そのものを変えることになる…
ヒモのアジャストも素材をのびる物にしょう

常に改善が行われているようです。


今売られているマスク既に改良された物だとしってますか?

呼吸が苦しいという声からメッシュ素材にしたり。
家族で付け間違いが無いようにサイズ表示も

柳井会長が大切にしてきた商売の哲学がありました。
「商売は人の思う意を感じ取ってその思い以上の物を作って行く

 その思いをこういう商品ですかと提供する」


隠れたニーズはまだまだ沢山あります。

前開きのインナー

ユニクロに最近こんな人気商品が誕生
9月オンライン限定で販売スタートしたもの・

前で開くことがで着るインナーのシリーズです。

商品化の切っ掛けは1通の手紙

「癌になり手術を受けました
 必要だったのは前明けインナー
 綺麗な物、可愛い柄物、そんなインナーを開発して下さい」

それを受けて大人向けだけじゃなく子供向けも開発。
発売から1月経つと改善点を確認します。

改良会議にかけられるのは子供用前開きインナー
開発に協力してくれた親子から要望を聞く

14歳の女の子とお母さん。女の子は障がい持ってるようです
母は介護を続けてきました

「前開きのブラジャーと半袖を合わせるとボタンが重なってしまう」

他のお母さんも。

「ボタンと服の色が同じなのでボタンを探すのが分かりづらい」

同じ色だと確かに探しづらいみたいです。

たくさんの意見が出るというのは期待が大きいからこそ

「こうした商品は少なく値段が高い物ばかり
 毎日使う下着なのに気軽に買えなかった

 切実な声を聴くうちに特別な思いが込められた商品に

「母の介護を楽にしたい
 手軽に変えられる値段ではないので
 そういう価格は私たちしか出来ないと感じた」

お母様に買いやすい価格子供の成長に合わせて買い換えられる価格を考えたそうです。

「気持ちが軽くなった気がする」
「毎日着せる物だし私たちの声を聴いてくれたことがビックリして感動した」
とお母さん達。

柳井会長も
「前から要望はあっていつかは作りたいと思っていたらうちの社員が作っていた」
「老齢化とか障害のある人に商品がある都内とでは偉いつがう
 その為には良いこと商売になると思う」

ユニクロサステナブル

ユニクロサステナブル担当
シェルバさんにユニクロ東京の案内

サステナビリティな活動の紹介

3Fメンズフロア

ペットボトルから出来ている
洗浄して砕いてペレットにして
最終的に溶かして糸にしてフリースにした。

「一部に使っている」

これだけの工程がかかるのでコストはかかっているが1990円

「始まったばかりだがこういった商品を増やしていきたい」

4Fキッズフロア

服を圧縮して救援物資として難民の人々に届ける前の状態のものがありました。

RE.UNIQRO

いらなくなったユニクロ商品を持ち込んでもらい
リユースからリサイクルに活用するプロジェクトを2006年からやってるそうです。
選別して二次使用する物を分けて
春夏秋冬男女子供と分別します。

ヨルダンにいたシリア難民の子供たちには防寒具としてフリースが喜ばれているそうです。

店も吹き抜けになっていました。

「美術館みたいになっている」
「古い建物を床をくりぬいて使っている取り壊しをしないで活用している」

「店作りでも…ですね。ここはサステナビリティが積もっている。
 見る楽しみも沢山ある」
と、松下奈緒さんが語ってました。

リサイクルダウンの発売

リサイクルダウンの発売日が近づいていた
運び込まれてきたのは…やっと出来たリサイクルダウン

総責任者の斎藤さんが着てみます
スッキリデザインです。

パリデザインチームが担当

パリとリモートで繋いでPR写真の打ち合わせ

「男性だけじゃなく女性も撮影した方が良い?」
「両方撮った方が良い」
「ユニセックス商品として男女兼用で着られるコンセプトなので」

男女兼用として考えられたリサイクルダウン
細やかな工夫がデザインにも

・襟がないので1枚でも羽織れて重ね着も出来る
・使う糸が少ない縫い方で環境配慮

9月17日記者発表です。

67店舗 海外22の国と地域 オンラインストアで販売するそうです。

記者からの質問

この値段で大丈夫なコストに下がっているのか?
意思を示してこの値段なのか
収益性はどうなのか?

リサイクルダウンジャケット
7990円

通常価格帯と変わらない値段でした。

「持続可能でなければ出来ないので、
 サステナブルな商品として我々の商売として成り立つ価格の設定をしている」

この値段で本当に大丈夫?

「値段が上がるならやる意味は無い誰でも出来る
 誰でも出来ない事を出来る企業になりたい」

10月30日発売日が迫った


世界初のリサイクルダウンジャケット

ユニクロの新たな人気商品になれるのか?
11/2

リサイクルダウンジャケットの発売日
国内68店限定

「デザインが良い」
「波形なので可愛い」
「かっこいいデザインが…」

これを買いに来たんだよ
少しでもエコに協力出来れば良い

評判は上々のようです
東レの大川さん

開発に苦心してきた斎藤さんと大川さん

様子を見に行くことに


「自分たちが1から考え技術開発し商品として完成させた物」
「感無量ですね」

リサイクルダウンジャケット大量生産する世界初の挑戦は成功しました

「ダウンを取り出す世の中に無い物を1から作れるのかとどうかなと思ったが
 やりきったという所は感慨深い」

「本当にペットボトルを分別するようにユニクロダウンはリサイクル出来る
 ユニクロに持っていこうかという風に日常生活の一部になれば
 そしてそれが継続することに意味があるかなと」

という感じで締めくくられてました。

ちょっと気になるダウンジャケットでしたね。
買うまでは行きませんが。



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