ガイアの夜明け 感想

『ニッポン式【健康】を世界へ!』~今日の「ガイアの夜明け」感想~

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で

  • 今日のガイアは日本式の健康促進策が輸出されている事について
  • 北原国際病院ではカンボジアに病院を作りました
  • 味の素はベトナムで給食改革に乗り出していました

北原国際病院の挑戦

東京都八王子市にある北原国際病院。

「本当にホテルみたいで落ち着く」という地域に根ざした病院です。

脳外科系を得意とする病院で、1日に救急患者が何人も運ばれてきます。
救急患者を断らない病院でした。

「我々が患者を断ったら次に行くところが無いと思っている」

住民第一で地域の医療を支えてきましたが、2年前の5月にある大きなプロジェクトが動き出した。

カンボジアからやってきた医師や看護師、24人が研修を受けています。

日本で学ぶのは、最新の脳外科技術。カンボジアの選りすぐりの人材ばかりです。

理事長の北原さんにはカンボジア人を受け入れるわけがありました。

「カンボジアで何が起こったかというと、内戦で医療者を全員殺した。カンボジアの医療を復活させたい」

ポルポトの共産革命で、富裕層、知識層を虐殺したのは有名です。
そこには多くの医療関係者も含まれていました。

戦火が収まったときには医師の数は50人に満たなかったそうです。

その為他の国に比べて医師の数が少ないのです。1万人に1.7人しかいません。

そこで日本式の病院を輸出しようとしていました。医師不足の解消に役立てたいと。

「訓練を積んでカンボジアに病院が出来たらもっと良い治療が出来る。世界一信頼される病院へ」

カンボジアの現実

カンボジアの首都プノンペン。
オートバイが市民の足ですが、ヘルメットをかぶらない人も多いようです。
その上交差点に信号が無いため、オートバイと車が交錯して危険です。

救急車の後を追うと、事故現場へ…

オートバイに乗っていて車に追突されたそうで倒れていました。

交通死亡事故は日本の4倍以上(人口当たり)
殆どがオートバイによる物です。

国立コサマック病院

病室はとてもまともとは言えず床に寝ている人も。その病院に交通事故患者が1日20人以上運ばれるそうです。

更に健康保険制度が無く、全額自己負担。前払い制

カンボジアは金が無い人が多いため、前払いじゃ無いと治療が受けられないそうです。

娘がオートバイで事故を起こし駆けつけてきた女性

「お金が無いのでこれ以上何も出来ない。祈り続けるしか無い」

そんなカンボジアに、2016年9月ある病院が出来て記念式典が開かれた。

サンライズジャパンホスピタル

北原国際病院、日揮・産業革新機構のグループが建設した病院です。

日本製の医療機器が並びます。日本に負けない設備の病院の誕生です。

マスコミも多く駆けつけ注目度が高いものとなりました。

北原国際病院の理事長
「高度な医療を手ごろな価格で提供し、貢献したいと思います」

開業イベントの日本式試み

身体測定が行われていました。

血圧の測定なども行われています。
こういう簡単な健康診断すら初めての人が多いようでした。

院長の林さんは36歳
「早く治療すると病気になる前に防げる。意識改革から始める」

更に日本式を持ち込もうとしていた

年会費120ドル払えば診療費が10%割引になりますよ

病院専用の会員カード

患者は年会費を払い、病院がそれを貯めます。
病院は、その資金を元に会員の医療費を安くするというもの

病院独自の保険制度を導入したのでした。

2016年12月。
待合室には多くの患者が診察を待っています。

院長の林さんも患者を診ています。
通訳にはカンボジア人の勉強中の医師でした。

赴任してきた林さん
東大医学部を卒業、脳外科医として勤務していましたが、途上国などで医療活動を続けていました。

こんな思いを語ります。
「カンボジアは医療者がいない。まだ若手の僕でもやれる事は凄く沢山ある。ありがたがってくれるので、やりがいがある」

サンライズジャパンホスピタル

日本人スタッフ24人、カンボジア人111人が所属しています。

救命センターもしっかりあります。そこへ連絡が。

「昨日様態が悪化」という報告で急行することに。

救急車は病院から出動しますが、カンボジアでは救急車に道を譲る習慣がありません。
20分掛けて目的地近くに着いて患者の元へ。

しかしそこでは僧侶が集まりお経を上げていました。
親族達も祈っています。

横たわる男性の姿…間に合わなかったのか…と思いきや。

病院に行く前にお祈りをするこの辺りの習慣でした。

これで病気を治すという風習ですが、患者の症状が心配です。
手遅れになる前に早く搬送したいが…

運び出せたのは30分後。お経が終わってからでした。
病院到着は通報から1時間以上という時間がかかってしまい、容体は更に悪化。反応がありません。

恐れていたことが起こってしまったようで脳の状態を確認すると。
出血で脳が圧迫され危険な状態でした。

「意識が悪くなっているから今日手術した方が良いと思う」

と、カンボジア医師を手術助手にして緊急オペ。
頭部に穴を開けて内出血した血を抜いていきます。教えながらの手術。

「手元を揺らさず性格にこの部分を止血して…ピンセット型の電気メスで止血。」

と、2時間ほどで終了。危険な状態は脱しました。

カンボジア人医師
「患者のために少しは手助けが出来たと思います」
「林先生からたくさんのことを学び、良い医師として独り立ちしたい」

今回の手術費用は1300ドル。年会費を払い会員になれば割安だそうです。

「病院が存続しなければならないので金を貰って診察するという部分はしっかりと患者を集めないといけないが、貧しい国なのでそこで出来る事は何か。貧しい人も助けられるように取り組んでいかないといけない」

カンボジア生活

院長の住まいは病院のすぐ近くです。妻と子供2人を呼び寄せていました。

「日本からカンボジアに来て大丈夫かなと思ったが、順応した。子供は早い」

奥さん
「日本に比べて衛生面とか少し心配なところはあるので」

という奥さんも形成外科医として非常勤で勤務していました。

カンボジアの地方医療の現状

忙しい合間を縫ってある場所へ。
カンダールストゥーングン病院という地方病院の視察でした。

頭に傷を負った男性がやってきます。5日前車に追突されたそうです。
別の病院で傷口を縫って貰ったが、傷口を確認すると、化膿しているようでした。
早速治療開始。

膿を出すため縫合された糸を切っていき、大量の膿をを押し出すと、飲料水で傷を洗浄。

「毎日ガーゼをとって水で洗い綺麗にした方が良い」

現地の医師もじっと見ていました。

「怪我の処置がされていない。我々に出来るのは正しい医療を少しずつ広げていくこと」

サンライズジャパンホスピタルでは、育成したカンボジア人医師を地方病院に派遣しようと考えていました。

5月中旬。サンライズジャパンホスピタルに1人の患者がやってきた。

12月にお祈りされていた男性でした。手術後月に1度検査に通っていました。

診察室では研修を終えたカンボジア人医師が、外来診療を任されていました。
すっかり一人前に。

助けて貰った患者さんは
「この病院が無かったら今頃死んでいた。本当にありがとう」と、手を合わせてお礼を述べていました。
向こうの人はホント敬虔な仏教徒だなぁと改めて思いました。

カンボジア人医師は7人(6月現在)だそうです。

林院長
「日本と同じような質で出来る人を少数精鋭で育てていかないといけない。。そうした人たちが将来他の病院で働いた入り開業したりしてくれて、育てていくという形で広がっていけば良い」

日本式病院が根付こうとしていました。

ベトナムの給食改革

ベトナムのホーチミン。人口は840万人で経済成長が続いている町。

町を見渡すと外国資本のファストフードが沢山。
店内を見るとデブのガキがずらっと。
ハンバーガーを食う子供達がたくさんいました。

経済成長で食生活が大きく変化し、子供達の身体に変化が現れていました。

国立中央小児科病院。6歳の女の子が診察を受けていましたが身長110cm体重33kgというデブ。

都市部では小学生以下の肥満が問題に。

小学生の肥満率は30%を超えるそうです。(主要都市部の小学生)

原因のひとつが学校でした。

ベトナムの一般的な学校給食は、ご飯におかずとスープをかけて食べるもの。
猫まんま的な。

しかし育ち盛りのガキに、栄養もボリュームも足りていないようでして。
それを補うように敷地内には学校公認の屋台があります。

パスタやチャーハン、子供達の好きなお菓子がずらり。
炭酸飲料も小分けで売っています。

給食で満たされないお腹を買い食いで満たすという状態に。

学校給食は健康にするどころか足を引っ張っていました。

日本の学校給食:学校給食歴史館

埼玉県北本市に学校給食歴史館があります。

懐かしの給食の歴史が学べます。

鯨の竜田揚げが出ていた頃は、主食はコッペパン。脱脂粉乳が出ていました。
昭和40年頃にソフト麺が出てきます。
昭和51年からご飯給食が正式に導入。
昭和60年頃には、ビビンバとかが出てくるように。
平成元年になるとバイキング方式が始まったりします。

子供達に栄養指導を行い料理の中から選ぶという食育と言うことで指導しているそうです。

給食は主食、主菜、副菜、デザート、汁物と栄養士が献立の中に取り入れています。

学校給食では日本以外では?

外国でも給食はあるが、日本の学校給食は殆どの学校に栄養士がいるが、外国ではあまり無い
世界に誇れるひとつの文化


日本の子供達の健康を支えてきた学校給食を新興国に広げる試みが行われようとしていました。

ベトナム味の素の給食改革

ベトナム味の素。
ベトナム進出26年。

ベトナム人の味覚に合わせて様々な商品を開発。
マヨネーズ、醤油、アジゴンという調味料(豚のだし)など13種類の商品を製造販売しています。

社内キッチンで学校に提案する献立を考えていました。
ベトナム味の素を束ねているのは本橋さん

メニュー開発に当たり「調理時間、栄養バランス、見た目1食当たりのコストが重要」と色々考えています。

日本式給食「主菜、副菜、汁物、デザート」というのを普及させようとしていました。

中国との国境の町ランソンの小学校。
この町の小学校の給食を改善するために視察へ訪れました。

児童数1200人のホアンヴァントゥー小学校。

給食の下準備は屋外で行われていました。

野菜の仕込み

人海戦術で仕込みが行われていました。

「校舎の中で作りたいけど調理師の数が多くて無理」とのこと。

そして恐ろしく作業性が悪い状態でした。
切れなさそうな包丁とかで危なっかしく下準備。
効率最悪です。

調理が始まるとベトナムメーカーの調味料を目分量でぶっ込むという始末。
調味料を味の素に変えて貰うというのも重要な試みでした。

献立

おかずは豚の挽肉炒めで、ご飯の上に載せてスープをかけるものでした。
味は濃いめで少しのおかずでもご飯が進むようですが、カルシウム、鉄、亜鉛とか微量栄養素が取れる食事ではありません。

そこで先生達に集まって貰います。

見て貰ったのは献立作成ソフトウェア
管理栄養士がいないため味の素が開発したものです。

主菜、副菜、スープ、デザートと、組み合わせればバランス良くボリュームの増えた献立が出来るというもの。
一つ一つの献立には詳しいレシピも有り細かく分量も表示されています。

日本の管理栄養士を担ってくれるソフトでした。
真剣に見入る先生達。

「レシピ家で使ったら夫も喜ぶ」などと気に入ってくれたようです。

しかし視察を終えた本橋さんに心配事がありました。

「スープの他に主菜、副菜。後1品副菜を作れと言ったら大混乱が起きる」

改善案の検討

ベトナムハノイの事務所。早速対策会議が開かれます。

限られた調理時間でどのようにメニューを増やすかアイデアを募ります。

「便利な調理器具が沢山ある。どこなら安い値段で買えるか紹介してはいかがか」というアイデアは採用。

作業効率を上げるための調理器具を紹介する事にしました。

社長は
「献立ソフトを使い食育を進めたい」

栄養の大切さを知ってもらうための食育を始めようとしていました。

ベトナム政府の国家プロジェクトとして認定「学校給食の改革」

学校給食を改善するため、経験豊富な日本企業の支援に期待していると、ベトナム政府関係者。

主要都市では既に開始されている給食改革プロジェクト。
それを地方に広げて全国3800校に広めるそうです。

1ヶ月後ランソン小学校を訪れるとそこには驚きの光景がありました。

調理師達が使っていたのは調理器具。紹介した器具が使われていました。

「安全にしかもスムーズに作業できるからありがたい」

それぞれがやりやすいように工夫して作業効率がアップ。
同じ時間で2倍の食材が準備できるようになっていました。

味付けには豚肉で出汁を取った味の素調味料が使われて塩分が控えめに。

この日の給食主催は、牛肉と豆を煮たもの、副菜は豚の挽肉にインゲンとニンジンの炒め物
スープに、デザートにスイカがありました。

献立ソフトから合わせたそうです。

「とても便利。量もグラム単位で書いてあるので使いやすい」と好評。

実際に食べてみるとしっかりと忠実に作られていたようです。

給食の時間の前には、食育のためのポスターで勉強が行われていました。
食材に含まれる栄養成分、効果が説明されているのです。
子供達にしっかり食育が行われていました。

食材の栄養を学んで貰おうと提案したのが採用されました。

おかずも2品になりボリュームが増加。
食べ方は今まで通りのベトナムスタイル(スープをかける方式)ですが、ボリュームは増えました。

味はどう?

おかずの種類が多くて栄養もある

と、味も量も好評でした。

社長
「プロジェクトをきっかけに給食がもっと良くなる。おいしくなるし、食材を使いこなし、栄養バランスが良い給食が作れることを確信している。手応えを感じている」

味の素が始めた給食改革。ベトナムの子供をどう変えるのか

まとめ

アジアの新興国では経済成長が進むに連れ健康への関心が高まっている。
しかし医療の技術や健康管理の仕組みは不十分。そんな新興国の要望を捉え、日本式の良さを広げられるか。
医療関係、健康関係は、今がチャンスの時ですと締めくくられていました

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