ガイアの夜明け 感想

【残業】やめられますか?【15周年企画 ニッポン転換のとき第二弾】~今日の「ガイアの夜明け」感想~

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

今日のガイアを3行で

  • ノー残業。残業を減らせと言うことについて
  • はるやまでは、繁忙期にノー残業を開始して社員の不満を高めつつも結果を出しました
  • フレスタでは残業削減と共に生活給についても見直していました

プレミアムフライデーは失敗に

2月に発表されたプレミアムフライデー。
月末の金曜日に早く帰ろうという取り組みです。月末なんて糞忙しいのに絶対無謀なんですけど。

日本テクノの場合

プレミアムフライデーを導入することにしていました。社員は1000人。
1回目のプレミアムフライデー。
13:00過ぎ。帰る人がゾクゾクと。

「子供とキャッチボールします」
「昼食べて夜スノボ」

全社員の3/4が制度を利用しました。

2ヶ月後。3回目のプレミアムフライデー。

皆、普通に仕事してました。
帰り支度の姿は殆どありませんでした。

「帰ろうと思えば帰れるが結局仕事が後ろ倒しになる」

2月に750人だったプレミアムフライデー取得者は4月は80人

広報担当
「ここまで少ないとは思わなかったどう定着させるかが問題」

そもそもプレミアムフライデーなんて無理なんです。
上が主導する作戦というのは必ず失敗しますから。

働き方改革

電通の長時間労働常態化。
ネット通販の裏で宅配業者の過重労働が表面化。

働き方は転換点にさしかかっています。

池袋にも働き方の見直しに取り組む現場があります。

パーフェクトスーツファクトリー池袋本店

はるやまHDが全国展開する紳士服ブランドです。

池袋店を含む10店舗を管理するブロック長は内山さん40歳。

閉店後も商品補充などに忙しいスタッフ。
これまでも残業の削減に取り組んできましたが成果は上がっていませんでした。

「前年度は1人当たり平均36時間出ている」

池袋店の1ヶ月の残業は36時間。
60時間近いスタッフもいました。

「削減という意識が弱い」

3月はるやまは改革に乗り出しました。

ノー残業手当

はるやま東京支社。

全国のブロック長が集められました

「プレミアムフライデーだったり国が中心となった取り組みがなされている。その流れに乗っていく」
「ノー残業手当を導入。残業せずに済んだ人や店を評価する」

突如会社から発表されました。

ノー残業手当

残業0の社員に手当を支払うもの。
残業をしなかった社員に月額15000円支払われます。

残業をしても、残業代が15000円以内だったらその差額を支給するものです。

内山さんのブロックは大きな店舗を抱えていて到底無理。

「人員増やすと言っても難しいですよね」と泣きそうな内山さん

トップ
「人は揃えられない。人員が足りない問題は解決できない」

内山さん
「難しい…」

解決策に頭を悩ませることになります。

ノー残業の押しつけ

業務の無駄を秒単位で削る残業を減らす上司。
難題を突きつけられ反発する部下。

「何でノー残業。一番忙しいときに」

残業を減らせと言っても思うようには行かない。どうすれば良いのか。

残業削減の理想と現実。戸惑う現場のお話でした

はるやまHDのノー残業手当

残業削減を行うパーフェクトスーツファクトリーの内山ブロック長。

3/15:ノー残業手当導入前日

「3/16からノー残業手当制度がスタートします」
「これを機会に自分たちの仕事の仕方を見返して貰いたい。皆さんの気持ちが変わらないと成功しない。ノー残業手当を成功させたい」

と思いを語りました。
会社を挙げて始める新制度にスタッフは

「率直に嬉しい」
「残業しないで金が貰える」
「残業はマイナスイメージがある。プライベートが充実できるのは良いこと」と歓迎する社員の一方。

入社3年目の百合草さんは否定的。

「残業を普段からしていない人が得をする。残業普段してない人に手当が出る」

そう語る彼は、系列店個人売り上げ1位。はるやま期待の販売員でした。

営業トークも軽快で素晴らしい接客。時間を掛けて客の好みを掴むやり方で売り上げてきました。
スーツだけでは無く、靴やネクタイも纏めて提案してまとめ買いで客単価を上げるのが売り上げNo1の秘訣です。

かなり接客に時間を掛けるのでどうしても残業が発生していました。

残業削減策1

ブロック長は、マス目を塗ることで残業時間が分かるグラフを作ります。
数字に出ると逃げれないとのこと。

残業削減策2

朝から、スタッフの袋詰めスピードを計測。
秒単位で袋詰め速度を上げるようにと、秒単位の時間削減を始めました。

移動も接客の時以外は早歩き。

靴の保管場所から売り場までの歩数を数えて、靴の在庫を売り場へ移動します。

「良く出る商品は売り場に出ていれば何秒か短縮できる」
「1日、1週間、1ヶ月とみれば時間短縮になる」

残業削減策3

百合草さんの接客スタイルにメスを入れてました。

「客が何を求めているのか。もやっとしているならこちらから何か引き出してあげないと延々と続く」

百合草さんは接客には拘りを持っているのでちょっとむっとします。

「接客のスピードは客によって強弱があるので、早くと言われても限度がある」

百合草さんは、両親と3人で暮らしていますが。

保険会社の営業マンの父。
「働いた方が良いんじゃないかという気がする。昭和の男は」

ノー残業よりも働けるときに働くというのが染みついているようでした。
それも分かるんですよね。

ノー残業で売り上げノルマも達成

残業削減意外に達成しなければならない物がある。

売り上げのノルマ

3月から4月は紳士服業界はかき入れ時です。年間の売り上げの半分以上を占める訳です。

忙しい時期に会社はあえてノー残業を求めた


「今が繁忙期のピーク。この時期に出来ないとおそらく続かないと思う」
「絶対にやって欲しくないという時期にあえてスタートを切った」

会社の強いメッセージでした。酷いですけどね。

忙しい時期だけに客足が閉店間際も途絶えません。接客に追われ残業に追われる社員が相次ぎます。

追い込まれる現場…残業削減に拘るブロック長。

客と接している時間の作業や商品を取りに行く時間を早めるしか無いと、これまで閉店後にやっていた商品補充なども接客の合間に行うようになりました。

それにいらつく社員達。
残業を削るため日中にやれる事が増えて接客に集中できない状態になっていました。

売り上げトップの百合草さんもノルマ未達成になってきます。

そしてついに百合草さんの不満が爆発します。

4/9閉店後
「マネージャーお話良いですか外で」

「残業しないで売り上げ取れないんだったら、残業しても売り上げ取りたい」

ノー残業への不満をぶちまけました。

「何で今なんですかね? 一番忙しいときに」

と言われ、ブロック長も。
「最初だから違和感がある。会社として制度としてやっていこうという・・・強引に押しつけるのは良くないかなと言う想いもある」
「ぼくはぼくで立場もあるし」

会社と自分の考えを伝えるブロック長がいました。

4月中旬。はるやま東京支社。

役員と話し込む内山さんがいました。
「百合草さんは負担を…負担と言うよりストレスに」

役員
「それは本末転倒。会社は望んでいない」

ブロック長は「え?」だったでしょうねぇ。

「いきなり100点じゃなくても良いと思う。一歩踏み出したことに大きな価値がある」

要するにある程度加減はしろという事のようでした。

ノー残業を目指すことで生まれた課題と結果

これにどのような答えを出すのか。

閉店間際に大勢の客が残る店内。
ブロック長は「閉店時間を延ばすことを決断」しました。

百合草さんも
「いた方が目標に行くならしたい」

残業削減より売り上げを選びました。

そこら辺のバランスを取るようにしたみたいです。

制度開始から1ヶ月

残業削減に取り組んだ成果。

「同時期が店平均で36時間。今月は3.1時間。1/10になった」
「売り上げも前年比110%」
「よく頑張ったと思うので自信を持ってくれ」

しっかり効果が出ました。

ブロック長
「15、16年くらいやってきたが価値観が変わった。社会が変わっていく中で私たちも働き方を変えなきゃいけない」

ノー残業手当制度は新たな働き方を考える転機になりました。

百合草さんも前年52時間から4時間に残業減りました。

何をもたらしたのか?

「俺の仕事量は残業無しじゃ出来る訳がないと思っていた。でもできた。」
「残業が当たり前だったときに比べると貯金しづらいところはある」

残業を減らす事の意義はあるが、手取りは減る。

日本には生活残業がありますからね。

そもそも給料が安いですから!!!!

日本の問題は基本給が安いこと。
給料を増やさないでノー残業しても消費が落ち込むだけなんですけどねぇ。

20~50代の会社員200人にアンケート

残業削減企業の社員が対象です。

収入が減った3割となりました。

残業代を当てにしていた社員にとって暮らしへの影響はどうなっているのか


とあるシステム開発社員のお話

パソコンに向かうのは田中さん38歳(仮名)

本業はシステム開発の社員ですがブログの記事のライターの仕事を副業としてやっているそうです。
副業は月2~3万円。

昔の給与明細では、残業55時間。手当が193000とか付いていました。

今年4月の明細をみると、残業17.5時間手当は35070円。

月収は46万から13万も減りました。

「家族で過ごす時間は増えたが、残業代込みで生活をしていた。家のローンとかあるので生活は厳しい」

残業を減らすことで人々の暮らしに影響が出始めていました

スーパーマーケット:フレスタの挑戦

広島市にある広島や岡山など58店舗を展開するスーパーマーケットのフレスタがあります。

本部では営業、管理部門130人が勤務しています。

定時は9:00~18:00終業時刻直前になると突如一斉に慌ただしくなります。

18:00を5分過ぎると、突如部屋の灯りが落ちてPCが消えていくという状態になります。

会社が考えた苦肉の策でした。

PC強制シャットダウンはシステム屋でやったら殺されますが。
定時での退社を促す仕組みだそうです。

指揮を執るのは人事総務部長 渡邊さん43歳。

「終わったという意思表示は電気を消したりPCをシャットダウンした方が分かりやすい」
「仕組みで意識を変える方が現実的」

2月から残業削減策を実施しています。かなりの荒療治です。


定時で帰る社員の一人佐東さん38歳。

「18:00は残るのが当たり前だったが、残るのが悪い事みたいな雰囲気には確実になっている」

とその効果を離していました。

3人の子供、産休中の妻の5人家族です。

一家揃っての夕食は和気藹々と楽しそうです。
定時退社を歓迎しているが、残業代が減るのは…

奥さん
「急な出費が来るとちょっと厳しいかな」

家計では不安があるようです。

佐東さんは食品バイヤーをしています。2万店の商品を担当している大事な仕事。

16:00から重要な仕事が始まる

取引先との商談

残業を減らすため商談時間も見直しました。1社は15分までと商談時間は半分にしました。

が、商談相手は簡単に了承してくれません。
次々に売り込み商品が出て来ては時間が延びます。

どれを仕入れるのかで売り上げが変わるので外せません。

2件目は、うどん…3件目はお茶…と。
45分のはずが1時間30分かかりました。

その日は勿論残業です。

事前申請が必要で、それがあれば落とされないそうです。
ただ、残業します札を上げなければならないようでして。

「定時で上がれない見せしめですかね?」と。

人事の人は、チラシのチェックを始めた佐東さんに
「早く帰ってね」と。
「無理です」と即答されまてましたが。

簡単には0にできない現実がありました。

残業が無くて生活が厳しい

人事の渡邊さんにメールが届きます。

「残業代が減り手取りが下がり困っている」「ダブルワークを認めて欲しい」

給与が下がって困っているという悲痛な叫びでした。

現場も一生懸命残業を減らしている現状で、生活給として残業していた物がなくなりました。

「インセンティブの設計をやってあげないと」

会社は対策へと動き出していました。

残業を減らした分収入が減ります。
その浮いた残業手当を社員に還元。

賞与時に1人最大20万円支給する事にしました。

残業をしなければ半年に1度20万円が貰える制度…羨ましい。

「働く人たちが残業せず最大20万もらえる事にメリットを見いだしたら働き方を変えくれないかなと」

制度にはもう一つ狙いがありました。

フレスタでは新卒採用説明会が開かれていた

「入社をするだろう来年以降は今よりも働きやすい会社を目指して取り組む」

残業減で賞与上乗せ

「残業はあまりしたくないと思っていた企業が率先してやってくれるのであれば」
「ダラダラ仕事するより減らして効率良く仕事が出来るのは良い」

と、説明会に来ていた学生からは好評

新たな働き方をアピールすることで学生から選んで貰える企業にしようとしていた

これは大きいですよね。人材確保も最重要課題ですから。

人事の方
「従業員の働き方を見ながら、この組織にいて良かったと思って貰える組織に近づけるようにこれからも施策を打っていきたい」

と語っていました。

まとめ

今やどこでも働き方改革。本来の目的は社員家族が充実した生活を送る事で残業削減は手段に過ぎない。
それを忘れると削減そのものが目的となる。働く人の改革が、会社のための改革になってしまう。

企業も社員もこの転換点で新しい働き方を考える必要がある。

今回のまとめは至極今回のことを言い表していて、思わず頷いていました。

働く人の改革が、会社のための改革

要するに残業代の削減だけに目が行ってしまい余計に社員を苦しめる事になるという恐ろしさを秘めているという事だなと思いました。

どうでもいいので、プレミアムフライデーは辞めた方が良いと思います。
ブルーマンデーをどうにかして下さい。


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