ガイアの夜明け 感想

今日のガイア~ニッポンの生きる道②どこでものづくりをしていくか~

ニッポンの生きる道②どこでものづくりをしていくか

今日のガイアもニッポンの生きる道シリーズ。
日本のものづくりの空洞化。

どこで『ものづくり』をするのかというのを問いかけるようです。

【山形米沢:NECのパソコン工場の場合】

NECといえば、壮絶なリストラが話題となったり。
パソコン事業がレノボに売却されたりと色々ホットな会社です。

昔はPC-9801で国内シェア9割とか栄華を極めましたが。
栄枯盛衰…盛者必衰か。今では見る影もありませんし、レノボに売り払われてしまいました。

そんなNECのPC事業。国内で唯一残っていた山形県米沢市の工場がありました。
働いている人は400人超
そこではベルトコンベアでの作業ではなく4人一組で作業するという仕組みになっています。

なんでこんな仕組みかと言えば。
「業務用を中心にオーダーメイドのPCを生産しているから」だそうです。
組み合わせは200万通りという状態のなかガシガシ生産をしていました。

そしてこの生産方式に特化しているからこそ生き残ってきたとのことです。

とはいえ、レノボに売り払われてしまった訳で存亡の危機となりました。
米沢工場はどうなるのか!?

中国の企業ですから、日本から撤退なんて事もあり得ますし。
仕事が無くなるのではないかと皆が不安に。

中国に仕事をとられない用にするには…「中国よりも生産効率をあげること!」

そう考えた統括マネージャーが色々と策を考えていました。
1人あたり1日29台だった生産台数を何処まで伸ばせるか!何処まで効率化できるか!

【改善方法】

・観察

まずは行動観察。無駄だと思った行動をリストアップしていきます。

・機械化

その無駄な行動を機械化して効率化できないかを考えます。
例)ねじ締めするときにドライバーにいちいちネジをつけてとかやっていたので「自動でネジが出てくる機械を作りました」

例)電動ドライバーの初期位置を工夫し見なくてもすぐ手に取り作業できるようにしました

例)段ボールの梱包材を手で作っていましたが、機械で作れる用に「緩衝材全自動折機おりおり君?」を作りました

例)指定された場所におくと全自動でねじを締める機械を作りました

例)どの順序でねじをしめたらいいかを教えてくれる透明シートをつくりました

例)梱包ビニールを「ころころ」を応用してとりやすくしてみました

何でも機械化するという。
その機械は「自分達で作る」という日本のものづくりがふんだんに生かされた改善をしていました。
というか、すげぇw 機械おもしれぇ!
よくそんなこと思い付くなーですし。それをできる機械を作れるのが凄い。
緩衝材全自動折機でどこまで効率化されているかはわからんのですが、費用対効果がどうなってるかはわからんのですがw(100万円かけて作ってた)

とはいえ、コンマ数秒の効率化の積み重ねを行っていった結果どうなったかと言えば…

29台→38台

1人あたり9台も生産台数を伸ばすことに成功
それによって、受注から最短三日で納品する仕組みができあがってました。

この仕組みはレノボの幹部も凄い注目して、褒めているらしく。
何とか存続しつづけそうな感じでした。

更に米沢には「技術戦略部」なんてのもあって。
目の動きだけで画面を操作する技術の開発なんかも行っていて。
それも注目されているようです。

…生き残るためには、他社にはない新しい技術を作り続けるか。
それが出来る体力があれば。
というか、日本の次世代の脳みそがそれを実現出来るのかが非常に気になります。

新たな人材がなんかいないような?
そういう所からもものづくりが崩壊している気がするんですが。

【日産の場合】

日産がNYのイエローキャブを受注したのは有名な話。
その「NZ200」という車は全てメキシコ工場で作られるそうです。

日産は「出来る限り現地の近くで作る」というのを主眼としていて。
世界16ヶ国に工場があり、海外生産比率はトヨタの57%を抜いて72%
おかげで業績も好調です。

そんな日産。
国内生産100万台は作り続けると公約しています。

そしてその生産の拠点として選んだのは「九州」でした。

九州のメリット
・中国や韓国が近いから安い部品が手に入る
・輸出もしやすい
・首都圏より人件費は2割ほど安い

それらによって、トヨタやダイハツも九州生産を強化しているそうでして。
日本の自動車産業は九州に集約される時代が来るかも知れません。

北海道なんて全然ダメダメですね-。
廃れるいっぽうだ(´・ω・`)

日本国内の自動車産業を廃れさせない為にも守っていく努力はすると言ってますが…
ね。うん。北の果ては廃れるしかないのか。

【自動車産業:2次、3次メーカーの場合】

海外へ行きたくても行けない自動車産業下層の企業。
大手も必死になるくらいですから、更に小さい企業は死ぬしかないような状態になっているわけです。

それを救おうと一人の元トヨタ幹部(東さん)が立ち上がってました。

【幸南工業株式会社の場合】

自動車部品のさび止め塗装を行う会社。3次の部品メーカーです。
1次部品メーカー等150社に納品しています。
どんな部品でも均等に塗装する技術を持っています。

ただ日本国内の仕事は減る一方。5本のラインのうち2本が停止する状況だそうです。
とはいえ、海外に行きたくてもノウハウも何も無い。
どうしたらいいのかと困っていました。

そこに、東さんが現れました。

日本を海外から支えるしかない! 国内で支えるのは無理だ!
だから特別バスを作った!

…中小企業が1匹ちょろちょろ出て行けば、食われるだけ。
あじの大群のような動きをするしかない!

と、中国の丹陽市という場所に「日本部品村」なるものを建設しようと尽力してました。
日本の、2次3次の部品メーカー400社を集めようという計画のようです。

3年間は無料で工場を貸し出し。
その後も格安の賃料で展開するよというプロジェクトのようです。

日本部品村?

中国の丹陽市は、自動車部品の街として成長しています。
そこの産業振興をしている人と旧知の仲である東さん。
土地や建物を3年間無償で提供して貰うと言う条件を引き出したようです。

丹陽市としては「丹陽を中国で最もレベルの高い自動車部品の街にしたい」という思惑があるようで。
だから日本企業に来て欲しいようなのです。

見事に技術だけ食われて捨てられるパターンに入りましたね。

とはいえ、何とか活路を見いだしたい企業はいる訳でして。

幸南工業が真っ先に進出することを決めました。
入る建物も決まり、機械の一部も導入。新規受注も決まった!
日本で減った仕事をカバーするぞ!
と意気込んだ時、チャイナリスク到来しました!

【チャイナリスク】

2月中旬ころ…建設作業者がストライキに入りました。
丹陽市のミスで金が支払われず、建設がストップしたのです。

要するに中国でスケジュールを組んだところでまともに始まることはないというのは、ガイアでも散々やってましたし覚えておかなくちゃいけないですよねw

納品期日が迫る幸南工業は青ざめました。
東さんも丹陽市に乗り込んだりして…何とか頑張りまして。

取引先も1ヶ月は待ってくれることになり、ギリギリ工場も完成し。
何とか間に合っていました。

新しい事業をこれからもしっかり継続できるかが今後の肝ですね。
なんか不安だらけでしたけどねぇ。あの状況を見ていると。

【光金属工業所の場合】

最後に冒頭で紹介されていた、名古屋にある光金属工業所という会社も部品村に進出するという話がでていました。
年商は17億円。従業員は130人。
父親から引き継いだ二代目女性社長が率いる会社です。

特殊な印刷技術により、プラスチックを金属的や立体的に見せるような物を作れるようです。
それによって「タコメーター(スピードメーター)」とかのパネルを作ったり。
エアコンの液晶表示なインパネとかを作ったりしています。

一部は、高級車メーカーでも使われているようです。

いろいろな高度な印刷技術を持っている企業なのですが、そんな企業でも海外進出して安く作るメーカーとの競合に負けて2万個も納入していた商品が奪われてしまったようです。

売り上げが3割落ち込む可能性もあると戦線恐々としていました。
技術力があっても生き残れない時代になってきたのなら日本のものづくりはどうやって生き残るんですかねぇ。

日本では開発力や商品力をつけることを一生懸命やり。
中国ではそれを作り販売する
その利益を使い日本で更に開発をするという良い循環を作りたい。

と、意気込んでました。

【個人的なまとめ】

・日本のものづくりの空洞化は更に加速しそう
・自動車産業は今後「九州シフト」が起こるんじゃないか
・東日本が空洞化するかもしれない
・高い技術力があろうが、「生き残ることは出来ない」
・チャイナリスクは半端無い
・軒並み技術だけ吸われ続けて崩壊するのを待つだけか

結論:日本のものづくりは崩壊する

…なんか暗い現実しか見えなかったんですが(´・ω・`)

物を作り続ける動き見えました?
私には一切見えなかっです。

コメント

  1. 通りすがり より:

    高級ブランドを生み出してその商品を日本で作るという形を造りだせない限りは、現状から脱せないと思いますね。

    自動車でいえば現状レクサスがありますけど、あれにしたって成功とも失敗とも言いづらい状況下になってますし、日本での外国車の高級イメージを打破できるぐらいの高級車ブランドを日産あたりが…… といけばいいんですけどね。

  2. Fuchs より:

    コメントありがとうございます。

    確かに現場を打破して行くにはブランドも必要かも知れませんね。

    自動車については詳しくないため…置いといて。
    日本も、「ジャパンブランド」というのがあるとは思うのですが。
    世界が考えているブランドの方向と違う方向を向いているような気が…私はしています。

タイトルとURLをコピーしました