今日のガイア~世界で勝てるものづくりとは!?~

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。
誤字脱字、支離滅裂となってますがお気になさらず
ガイアは2002年に始まって10年…。
私も結構見てきてますからねぇ。親父が好きで見始めたのを見始めて。
そこから社会人になって…
ちょこちょこ見るようになりましたが。
今となってはどっぷり。見なければ気が済まないぐらいに。
この番組に出会ってからは本当にいろいろな事を知りました。
ありがたい番組です。今ではこんな記事を書く程になりましたからねぇ。
そんなガイアはスペシャル。
日本経済はこれからどうしていけばよいのか!?
というのを考えるシリーズが始まりました。
【世界で勝てるものづくりとは!?】
【パナソニックの場合】
日本の一大家電メーカー「パナソニック」
ただ家電メーカーは今どこも厳しい状況。巨額赤字だらけですからねぇ。
パナソニックも例外ではなく。
白物家電にシフトしていく政策をとるようです。
入社式の社長の挨拶にも厳しさが。
「ものづくりを通じて社会の発展や豊かな暮らしに貢献する。これが実現出来ないのであれば、私たちの会社は存在する意義がない」
格好いいですよねぇ…。
そこまで強い信念を持っているトップがいる会社ですから頑張って欲しい物です。
私もつい最近パナソニックの洗濯機買いましたよ! 古いの壊れたんで。
安い奴だから音がうるさいのが難点です。
【パナソニックの場合:インドを攻めろ】
白物家電中心にシフトしたパナソニック。
現在新興国は人口も増えて、中間所得層も増えています。
そこの市場に食い込むのが急務となってきました。
そこで狙いを定めたのが「インド」人口は12億人。中国を抜く勢いです。
そのインドで人気のある家電メーカーは軒並み韓国勢。
「LG・サムスン」です。
しっかりとマーケティングが行われて商品が開発されているらしいです。
例えば冷蔵庫。
・ビューティー・ケア・ボックスがある
インドでは熱いので口紅とかが溶けちゃうので冷蔵庫にしまうらしい
・鍵が付いている
小さい子どもが勝手に開けていたずらしないように。「留守中にメイドが開けないように」
・オーディオ付き
インドでは音楽が好きだから…。え!?w
な、なるほどなぁ…。売れているんでしょうからそうなんでしょう。
このような感じで韓国勢の白物家電のインドシェアは50%を超えています。
パナソニックは冷蔵庫ではわずか1.3%というしょっぱい結果。
それを覆すために!
パナソニックが今回力を込めたのは「エアコン市場」でした。
ちなみにインド中間所得層の平均年収は30万円~150万円だそうです。
インドのエアコン
エアコンの普及率は2%程度。まだまだ増える訳です。
そこに食い込んでいこうと戦略を練っていました。
まずはマーケティング。
一番売れているのは「ウインドウ型」安いからという理由が一番。
室外機が外にある「スプリット型」は値段が高いこともあり売れていないようです。
ウインドウ型がないパナソニックのエアコンシェアは3.9%と酷いもんでした。
「パナのは高いからLGのを買うよ」なんて声がはっきりと聞こえて来る始末。
「ウインドウ型」
短所:窓を塞ぐ。音がうるさい
長所:価格が安い。パワフルな送風
「スプリット型」
短所:パワーがいまいち。高い
長所:窓を塞がない。静か。
どうやらインドの人は「直接風に当たりたい」という人が多いらしく。
急速に冷えることを望むようです。
そこでパナソニックの現地法人は。
じゃぁ、短所を消した「スプリット型」のエアコンを「低価格」で提供すれば良いじゃないと。
ごくごく単純な結論にいたりました。
ただスプリット型をそのまま作っていては、高くなるだけなので
どの機能を削りどの機能を残すかその取捨選択となっていました。
そんな企画から6ヶ月新しいエアコン「キューブ」が完成していました。
スプリット型のエアコンで、正方形の独特の形がポイントです。
送風口がかなりでかく、後ろに扇風機まで付いていてパワフルな冷風が送られてくると言う白物。
日本だったら「さみーよバカ!」とか言われそうな勢いですw
価格は2万円という凄まじい価格ですw
削られたのは…サイズもそうでしょうけど、風向きの調整機能という部分が削られるというw
思い切ったなぁ…。
そして、新商品発表会…かなりの好評を得ていました。
大物女優を使用したりしてアピールアピール。
好評すぎて、発表会の最後にはみんなで踊ってましたwww
流石インド。最後に踊らないと気が済まないようです。って。マジでやってるところが凄い。
インド…インド…w
そして発売されて、かなり売れているという様子がうかがえました。
パナソニックという名前がじりじりと浸透していきそうです。
やはり価格の安さが魅力で。
インドの中間層…それ未満の人たちの家というのは窓が1つなんて事がざらにあるようですが。
その窓をウインドウ型のエアコンで潰してしまう事が多かった訳です。
スプリット型になったおかげで窓も潰さずに済むと言うことで皆喜びに満ちあふれていました。
その内他企業がパクって来るんでしょうけど、それにどう打ち勝つかですよね。
最後には、豊かではない地域の家にも導入されているのが放映されてました。
感無量ですよねぇ。そういう所でも選ばれるというのは。
「良い製品を良い価格を出せば売れる。いらない機能を省いているものを強化すれば自然と売れる」
うん。重い言葉です。
【ホンダの場合】
ホンダの四輪事業は去年酷いことになりました。
大震災+円高+タイの大洪水。
1223億円の巨額赤字となりました…が、2輪事業は好調。1097億円の黒字と、4輪の赤字を補ってくれています。
流石ホンダですねぇ。
「よそと同じ事をやれば永久に勝てっこない」初代会長のお言葉。
ただ2輪の事業も日本国内では縮小の一途。
じゃぁどこで売れているのかと言えば。
インドネシアです。
名物になりつつあるバイクラッシュは半端無いです。
インドネシアも急成長している国の一つで、一人あたりのGDPは50%もアップ。
平均月収は3万円くらい。
4輪は買えないけど2輪なら買える人たちが増えているようです。
生活必需品という形で購入されています。(2輪の価格は10~13万円代が主流)
そしてそんなインドネシアでは日本のバイクしか無いようです。
ホンダ:53% ヤマハ:39% スズキ:6%
凄まじいですねぇ。
中国やインドに次ぐ第三の市場となっているインドネシア。
シェアトップのホンダですがしっかり努力は怠っていません。
ユーザーの声をしっかり聞き取り、マーケティングを行っていました。
今まで考えられなかったような事などが解り、新しい商品が開発されることになりました。
「新型バリオ」
ユーザーの声から生まれたスクーターです。
メインカラーはオレンジ。何故か人気があった色を取り入れました。
デザインは先進的で、インドネシアでは、シャープなエッジの立ったスタイルが好まれるそうでして、それがふんだんに取り入れられていました。
スタイリッシュかつ、スポーティーな物にw
エンジンもパワーアップして110cc→125ccになったのですが、お値段据え置き13万円という事でした。
おかげで3月の月間販売が7万5000台という凄まじいことになっていました。
【価格据え置きの理由】
知恵と工夫は日本メーカーの専売特許…ですかw
部品を組み合わせたりなんだりで、200点合ったパーツを180点まで少なくしたりと。
限界までのコスト削減を行い2万円分の仕様上昇価をひねり出したそうです。
勿論工場ではフル生産。
年間425万台というペースで作成されているようでして。(勿論バリオだけではなく)
7sから8sに1台が出荷されるという状態だそうです。
ホンダの二輪車シェアはアジアでかなりのものとなっていますが。
インドや、中国の格安バイクが幅をきかせている地域もあるそうです。
アフリカとか…。
そこをどうやって食って行くか!
ホンダはまだまだやってくれそうですねw
【必要な商品を必要なところへ:NPO コペルニク】
インドネシアを拠点に活動しているNPO法人のコペルニク。
途上国の貧困地域に、テクノロジーを格安で届けて生活改善の手伝いをする活動をしています。
例えば。
ソーラーライト1個1000円。 昼間外に出しておけば、一晩中ライトが付くというアメリカの商品。
バケツ型浄水器。バケツとセラミックフィルターを組み合わせただけの浄水器。ちゃんと調査期間でバクテリアが100%除去できているというお墨付きです。
バイオコンロ。1400円。そこらに落ちているココナッツのからなどを燃やすコンロ。火が付きやすく煙が出にくいのが特徴。薪を拾いに行かなくても済むというものです。
などなど…これらの商品を半額で売っているそうです。半分を寄付などでまかなっていると。
勿論貧困層ですから、平均月収は2000円~3000円あれば良い方。
だから皆、本当に必要な物だけを買うそうで、村などに出向いての販売は大人気だそうです。
ただこのNPOが売る商品のなかにメイドインジャパンは無いようです。
日本企業がそこをターゲットに物を作っているというのはないようでして…
「基本的なニーズが把握できていない」というのもあるようです。
日本で開かれていた中小企業総合展。
魅力的な商品は沢山あるのですが、「全部お高い」という特徴があります。
でもどちらかといえば、そういう展示会じゃなくて「百均」でもいけばいいんじゃないの?
とか、おもっちゃいましたがw
シンプルで生活の助かる安い物が沢山ありますからね(゚∀゚)
NPOが紹介出来る商品
・1000円~2000円
・シンプルで使いやすい物
・壊れにくく、生活を改善できる物
この条件に見合った商品があれば!
ちなみにバケツ浄水器を開発した人は、2009年夫婦で起業。
インドネシアだけではなくアフリカなどで1万5000個を売ったそうです。
その夫婦の言葉。
「価格の安さは勿論魅力的で使いやすいものつくるべき」
「それを沢山届けられればビジネスとして続けられるし、多くの人の役に立つ」
要するに市場というのはまだまだあるわけでして。
そこにどうやって食い込んでいけるかというのが重要ですよね。
大きく儲ける事は出来ないかも知れないけど、満足感は半端無い…のかもしれません。
【まとめ】
安くて高品質を世界に届ける。そこに日本市場の活路があるとなっていましたが。
・何はともあれマーケティング。
・現地の人にきいて、現地のニーズに合った物を、低価格で販売すれば絶対売れる
・要するに日本のガラパゴスな商品なんて売れる訳無いんだからまずは現地を知ること!
・それが出来れば活路はまだまだ存在している
・また違った視点(貧困層を助けるような商品開発)というところで、考えると新たなビジネスが生まれるチャンスがある。
なんて感じでしょうか。
これからもガイアでは、こういった話題を追い続けてくれるそうですから期待しています。