ガイアの夜明け 感想

『町工場リボーン!~日本の”ものづくり”が激変~』【今日の「ガイアの夜明け」感想】

今日のガイアを3行で

  • 町工場を救うための色々な様子について
  • キャディという会社が町工場と機械メーカーとを繋げてました
  • 大田区の城南信用金庫も中小企業を支えようと必死でした

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

疲弊する町工場

救世主と呼ばれる人がいました
何を救うか

疲弊する町工場

「技術力があるけど倒産寸前になるのは勿体ない」

彼に助けられた経営者は
「売上が5倍」

小さな工場が肩を寄せ合う東京大田区
追い詰められた町工場に救いの手が…

「お金が足りません」

町の信用金庫があの手この手で挑みます

日本が世界に誇る物づくり
崖っぷちから逆襲が始まっています

ベイシアが待ち望むもの

6月中旬静岡県磐田市
関東を中心に183店舗のスーパーのベイシア。

リニューアルを控えて準備の真っ最中
陣頭指揮を執るのが店長加藤さんでした。

ある戦略を考えていました。

「精肉部門自体の売上が伸びているので改装を機に更に飛躍させたい
 今回は目玉として精肉部門をやっていく」

コロナの影響で家食が増加
スーパーの売り上げが好調

外食が減ったせいかちょっと高くても美味しい肉を買う人が増えてます。
そこで加藤さん良い肉を仕入れるのは勿論、ある高価な物を買うことにしてました

「やっと届きました」

バックヤードに運ばれた機械は食肉スライサー

1台数百万円

「1日の出来高が変わる
 壊れると生命線がなくなったに等しいくらい大事なパーツ」

これを作っているのは大阪の藤井寺市にあるなんつね

工場を覗くとベイシアが買った機種がありました。

国内シェア1位の食肉スライサー

大手牛丼チェーンなどにも卸されています。

なんつね

1925年に創業
日本初の食肉スライサーを作ったパイオニア。

開発中の食肉スライサーは数千万円するそうです。

実力は?

2ミリの厚みで150g設定と入力すると
3D測定器で肉の形状を読み込み1分間で最大160枚切ります。
スライスした肉は同じ重さに分けられトレーにぴったり入れます

全自動でそこまでやってくれるのでした。


そんななんつねはコロナ特需に沸いていた
スーパー向けのスライサーが前年比150%増の結果となったのです。
創業以来最高の売上を記録していたのでした

肉は切る厚さで美味しさが変わる

肉は切る厚さで美味しさが変わる

それを教えて貰える新入社員研修に参加しました。

「薄切り肉の厚みによって
 どれだけ味わいや食感が違うかを体験して貰いたい」

1.5mm,1.8mm,2mmで切った肉を用意

しゃぶしゃぶに最適は?

2mm

肉を昆布だしでしゃぶしゃぶ…

「いつもスーパーで買って食べる肉よりも分厚い」

1.8mm

肉を噛みしめ頷く新入社員。

実際に食べてみたら違うのは分かりました?

「食べた瞬間に美味しいと思った」

最後は一番薄い1.5mm

僅か0.3mmだが…

「むっちゃ美味しい」
「噛んだときの感覚が全然違う」

しゃぶしゃぶに会うのは1.5mm

すき焼き1.8mm、牛丼2.0mmだそうです。

担当者
「コンマ数ミリの厚みの違いで肉を食べたときに感じる美味しさが劇的に変わる
 そのことは客である食肉加工業者はみんな知ってる。
 お客様の期待に応えるには今日のような研修をやり
 厚みの違いを理解することから始めるのが非常に重要」

なんつねで食肉スライサー部品調達を任されている長井さんに密着します。

「東大阪を中心とした町工場は半分とは言わないがそれに近い数が減っている」と語ります。

東大阪市

町工場が30年で4割減

それにより部品調達が出来なくなってきたのでした。

肉を切る刃の軸を作っている会社

「公転軸という物で2つの刃物を回すための真ん中になるので精度は厳しく要求される」

技術力があるが減る一方の町工場

「日本の製造業そのものがいるの?いらないの?と。
 市場としてはどんどん縮小している
 その時代の中で今までのように日本の製造業が必要とされるのか」

なんつねの担当者
「当たり前に手に入れられていた物が最早当たり前ではない」
「中長期的に見るといつそれが手に入らなくなってもおかしく無い状況」

次に長年の取引先を訪れました。
社長の西野さんは鋳物職人
昔ながらの製法で作っていて東大阪でも数える程しか残ってない町工場です。

1つ作るのに7時間
砂型に溶かしたアルミを流して作るのは食肉スライサーに欠かせない物でした。

肉の塊を支える部分

溝で摩擦を減らすそうです。
手作業なので大量生産が出来ません。
気の遠くなる作業です。

鋳物工場の社長
「後継者はもう誰もいない
 息子も大学で働いているので無理矢理「せい」ということもできない」

自分の代での廃業を決めていたのでした。

「作れる人がいなくなっているのが現実
 そう言った時代背景にともない当社のスライサー自体も
材料の選定を変えていかないと」

部品を作る町工場が消えていく現実がありました。

部品調達を救え

そんななんつねを訪ねて来た人物がいました

キャディ社長 加藤さん

長井さんが待ち望んでいた人です
物づくり起業の救世主

何物?

スライサーを見て
「部品を供給している会社は?」
「この製品に携わっているのは30社」

キャディとは

産業機械メーカーと町工場をマッチングさせる会社

日本の物づくりの仕組みを大きく変えようとしていました。

「どれだけ需要が来ても全国のネットワークでカバー出来るのがキャディの強み
 それぞれが得意な会社は異なる。
 その異なった会社の強みを結集するのが強み」
「1台の機械は得意な部類」

キャディについて

東京台東区
蔵前にキャディ本社がある

社内を覗くと広々オフィス。
社長も社長室は作らず社員と一緒に仕事してました。

大好物はコンビニのアメリカンドッグだそうで。
飾らない社長

キャディは2017年創業
社員230人 平均年齢32歳

社員の方に何故キャディに入ったか聞いた

「チャレンジしたいとう気持ちが抑えられなくなり気づいたら入社していた」

製造業からの転職組も多いそうです・

「最近増えてるトヨタ・ホンダ・日産・キヤノン・コマツ…
 日本の物づくりに興味があったりそれを世界に広めたい
 そういう熱い思いを持ち製造業をよくしていくことに惹かれて入ってくる人が多い」

社長は2014年東大卒業

アメリカのコンサル会社マッキンゼーに入社
史上最年少でマネージャーに昇格するなど頭角を現し26歳でキャディを創業

「せっかく生きるのであればより多くの人がより幸せになれる仕組みを作りたい」

「本当はポテンシャル、実量があるが発揮できない人・企業・産業はある。
 その中で大きいのは製造業
 それを解決sるうことは自分の自分の人生を賭ける意義がある」

キャディは発注を受けたら全国600の町工場から最適なところを見つけ出すそうです。

京都駅キャディ社長の加藤さんと待ち合わせパートナーの町工場に行くことに。
腕利きの工場を見せてくれます。

優れている技術が…ネジ穴を作る作業

開けてる穴の大きさは1mm

「物凄く細い穴なので…」

精密加工です。
職人の熟練の技で1マイクロメートル単位で金属加工が出来るそうです。

さらに手早く出来る強みが

「時間はお金なので1時間かかると言うことは
 そこにかかっている人の給料もある
 機械も減価償却の値段がかかるので時間が大事」

キャディのパートナーになったことで受けた事の無い仕事も来るように

「半導体や医療関係の部品を製作できるようになった
 めちゃめちゃ助かる」

キャディはどの業界をやっていたかは重要視してないそうです。

どう言う加工が得意なのか見極めている

別の町工場へ

溶接技術を磨き会社を起ち上げた人がやってる会社

溶接技術

普通の溶接をするだけでも撓みます。
しかしこの会社がやると鉄板との間に隙間がない。
撓まないのです。

多くの町工場がコロナ不況に喘ぐが2020年売上が前年を大きく上回りました。

「今までは売上が1億5000万だったがキャディに仕事をもらい売上は5倍くらい」

笑いが止まりません

「これだけ技術がある会社なので1社だけでやるのは勿体ない

 強みを活かし他の会社にも供給することが受発注側にとって良いこと
 新たには半導体など異業種の機械部品を請け負っているそうです

協栄医科工業の場合

東京墨田区に松下奈緒さんが来ました
販路拡大している町工場に行きます

協栄医科工業

18人の職人が働く金属加工が得意な工場です。
若い人が多いようです。
作業着もお揃いでお洒落?とか言ってました。

キャディと仕事をしてどう変化した?

「この会社は創業昭和22年。物づくりをしてきた。
 売上の9割を1社からもらい経営してきた。
 そこを打破出来ないままでいた」
「たまたま展示会に行ったときにキャディと話をした」
「フットワークが軽いので次の日には工場に来て貰い
 状況などヒアリングしてくれた」
「そこでも驚いたが1週間以内に受注をくださった」

凄いフットワークですねぇ。
中々出来ない事だと思います。

「すぐマッチングしてくれてずっと安定的にお仕事依頼して頂いている」
「今では累計20社。マッチングしてくれた」

一緒に仕事してどう?

「この会社は鏡面材料を使った加工が得意
 色々な強みがあって、医科だけではなくその強みを食品加工機械や半導体の製造装置に活かしている活かしている」

技術があればビジネスに繋げていけるのでは? 自分でも

「技術力には本当に自信があるが元々営業するという概念がなくて
 良い仕事をすれば勝手に仕事が来ると思い込んでいた」

キャディの方
「こういう状況は会社をこういう利用をしたら良いんじゃないかというのが増えていけば
 色々な事に広がって町工場の現状を助けるだけでは無く
 得意な領域を持った会社が色々な会社から請け負えるようになり受注側も発注側もハッピーな世界が…」

助けられる工場が沢山ありそうです

キャディはどうやって見つける?

キャディは600社のパートナーから最適な町工場をどうやってみつける?

精密な機械になればなるほど部品が増えます。

「これ1個の装置。全部ではないが2/3ぐらい」
「1部品1位部品図面がある2000枚ぐらいある
 それを1枚1枚調達の人が処理するのが通常」

部品の図面をシステムに読み込んで独自のデータベースと照合
最適な会社が割り出されます。

更に、部品の使う材料費
カットや曲げ、溶接などにかかる時間やコストを割り出し
適正価格を割り出します。

「この厚みの板と分厚い重い板があって
 曲げる時間はこちら(厚い方)の方がかかるのでコストが高くなる
 でも1曲げ100円と言ったら全部100円となる
 実際厚い方が高い
 キャディは厚み、材料、角度、色々な要素がある中でそれを踏まえていくらになるかを細かく計算している」

それは素晴らしいですよね。
適正価格を出してくれるのは必要です。

東京大田区の町工場を支える城南信用金庫

東京大田区
地域を支えているのが城南信用金庫

1945年終戦の年東京城南に出来た信金。
物づくりの町を本拠に中小企業を支えてきました。

羽田支店で外回りをしている山口さん。

「資金繰りに苦労する町工場が増えている」
「如何に販路を拡大して売上に繋げるか
 日々悩まれ相談されているので
 多岐に分けたってサポートしていかなければと凄く感じる」

外回りに同行して貰おうとある助っ人を呼んでいた

「今日言って貰うのが金属加工の会社
 自分たちだけでは分からない事を聴きたい」

助っ人は佐藤さん
「客から直接話を聞きながらどんな材料を加工しているかヒアリングしたい」

佐藤さん意外なキャリアが

元コマツのエンジニアで建設機械部品の加工技術を研究

城南では佐藤さんのようなスペシャリストを数名用意。

物づくりコンシェルジュ

として自動車、映像機器、電子回路など各専門家が無料でアドバイスしているそうです。

2人がサポートに言ったのは歩いて10分の東京精密溶断という会社。

社長を務めるのは寺田さん76歳
夫の後を次いで会社をやりくりしている方。

操業は1962年
元社長の夫が元気な頃には10人以上の職人を抱えて活気に溢れていたそうです。

それから町も変わりました

「工場がひしめいていたが嘘のよう
 マンションは全て無かった
 周りに一杯マンションがあるが全部工場の跡地」

大きいマンションや建物は一切無かったそうです。

大田区の町工場は東大阪よりも減少が激しくピーク時の半分以下

信金の方
「大田区の物づくり技術は素晴らしい物がある
 技術を残していって欲しい気持ちはある」

そこで寺田さんの相談に乗ってきていた

「今月来月あたり仕事の量は決まって先々の見通しは立っている?」

「目先で言うと何とか今は確保してる。
 コロナの影響で注文が減った。お金が足りません」

コロナが重くのし掛かっているようです。

経営を立て直すヒントを探すため工場へ

30年前から稼働している町工場。

フライス加工を得意としていました。

現在責任者は長男の誠さん

専門的な話は佐藤さんが担当

一番得意な加工は何?

「やはり穴開け」

こういう大きなドリルがある
長さ60センチのドリル

ドリルを専用の機械にセットし金属ブロックに横から穴を開けます
穴の位置がずれてしまうと部品がつけられない不良品になります。
なので難しい作業です。

一見単純加工に見えるが…

詳しい佐藤さんから見ると

「これだけ長いドリルをつけて深い穴を開けるのは難しい
 普通の機械でやると両サイドからトンボ加工をしなければならない
 それだと寸法精度が出ないから一発で開けた方が良い」

この技術を武器に営業することを進めます。

「ブロック加工が得意と売り込めば他のブロック加工から来る
 うちがこれが得意
 この技術を持っているならうちの製品も加工できるとなる」

でも営業したくても出来ないこんな事情が。
工場には寺田さんの他に職人が1人しかいません。

営業に出る余裕がない

長男さん
「出来れば人材募集や銀行との折衝などに経営に関わる仕事をやっていきたい
 現場の方に追われて中々大事な仕事が出来ない」

深刻な親子の悩みをどうやって解決するのか

城南信金羽田支店
支店に戻った山口さんはPCに向かいます。

書いていたのは「人材の確保が必須」というメモ
現場で見えた課題を共有していました。

実は城南では毎回訪問先との細かなやりとりも記録している

「情報を共有する
 私の所に止まるのでは無く全員が確認出来る状況にしておくことが大切」

5月の記録
社長は明日のワクチン接種を心待ちにしていたとか

7月には
事業承継を本格的に進めていきたい

など書かれてました。

「信頼される関係性を作り長く取引して貰えるような
 一緒に歩んでいける金融機関になれたら」

地元の信金ならではのちいきに寄り添ったサービスがコロナ禍の物づくりを支えてました。

…いや、何も解決してないんでどうなんだろうとは思いました

食肉スライサーの部品を探せ

食肉スライサー
その部品は約1000点
そのうち120点をキャディが調達を担当することに

日本中から選ばれる凄腕の町工場とは

その1つが…風光明媚な場所にある町工場。
担当は若い女性職人でした。

九州大分空港。

「スライスの食品機械を作る町工場はかなり優れた技術を持っているパートナーなので
 遠方ではあるがパートナーとしっかり作って行きたい」

キャディと契約する町工場は北海道から鹿児島にまで広がっている

今回の工場は大分県佐伯市の海沿いにありました。
従業員70人の精密な板金加工に強みがある会社

食肉スライサーの部品の中でも溶接が難しいところを担当して貰います

「曲面形状の溶接があったりフル溶接でつけて行かないといけない」
「若干このプロセス歪みが心配。フル溶接が必須?」
「難しいオーダーではあると思うが…」

翌日加工が始まります。
ステンレスの板をプレス機にかけて形を作る
寸法を測りながら慎重に作業を進めます。

いよいよ溶接
担当は女性で職人歴5年 橋本さん。

パーツを組み合わせて仮止め
ここでズレると大きな歪みとなるので一点を見つめて集中
更につなぎ目の部分をしっかり溶接
真っ直ぐに加工していく

「完璧だな」

見た目はバッチリ
副社長のお墨付きを貰います。

さらにファイバーレーザーという1台9000万円の高性能ロボットを使って加工

機械と職人の合わせ技が選ばれた理由

レーザーなので熱の影響が少ないのです。
溶接の歪みを最小限に抑えることができます。

最終チェック

狙い通りの仕上がり

「強度もありつつ余計にはひずませない」

裏側にはパーツを繋ぐ溶接の跡が残っているが
製品の顔の表は一枚のように綺麗に加工されていました。

食肉スライサーの部品は町工場の技術力で作られていました

ベイシアにもどって

ベイシア
バックヤードで出番を待っていたのは食肉スライサー

大きな肉の塊がセットされる
店長が見守る中軽やかに動きます。

千葉県産の和牛
肉を薄く切って丁寧に折りたたむ

「きれい美味しそう」

店長納品された切れ味に納得。
肉の厚みはすき焼きの1.8mm
気になる値段は283g 1975円
レジで半額…お買い得!

チラシの良いところでアピール

「これは間違い無く目玉になる」

リニューアルオープン当日

開店前から行列が
9時の開店と共に客が入る
お目当ては肉売り場

半額ですから!

選んでいる暇なんて無いよ
我先にと手が伸びます

「こういう時じゃないと食べられないから牛肉は」

6時から切っていた大量の肉が昼には品薄状態。
バックヤードではどんどん切られてました

店長食肉スライサーの導入が当たりました

「今回の目玉にしただけあってお客様に支持頂いている」

とほくほくしてました

キャディが語る未来

東京台東区
キャディ本社を訪ねると
オフィスをワンフロア拡大しようとしていました

8月には国内外から80億円の資金調達に成功

町工場リボーン

日本の物づくりを生まれ話変わらせようと動き出した
製造業の未来に思いを馳せます

キャディの加藤さん
「成長産業って若い人が入ってくる
 物づくりはそれが起きていない
 まず若い人に取って魅力的な産業になることが
 これから先何十年伸ばすのに需要
 人を惹きつける産業にしたい」

ホントこれは重要ですよね。
私も物づくりに携われていたら…また違った人生だったかなと



タイトルとURLをコピーしました