ガイアの夜明け 感想

『”異常気象”と共に生きる ~変わる気候に対応せよ~』【今日の「ガイアの夜明け」感想】

今日のガイアを3行で

  • 異常気象と共存する人々を追っていました
  • 水に浮く家という中々衝撃的な住宅があるみたいです
  • 品質の良い酒を造るために北海道に移住という手段がありました

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

水に浮く家の実験

実験施設に建てられた2軒の家

注水スタート

一斉に大量の水が放たれて家が飲み込まれます。
1つの家は室内は水浸し。
水害に襲われるとどうなるかというのが如実に分かります。
全てがぷかぷか浮いてました

一条工務店の実験です。

もう1つの家は水が入ってこない家でした。
水が入ってこないどころか水に浮く家です

1.床下に違い

通常水は床下の換気口から入ってきます。
水に浮く家には換気口の内側に仕掛けがあり蓋が閉るようになっている

水が流れ込むと板が押し上げられ入口を密閉する

2.窓にも工夫

つなぎ目のないパッキンで密閉されています。

1.4メートルになると浮上してくる

一定の水位になると浮き始めます。

浮いて大丈夫?

大型台風の風や凄い勢いの水でも家は留まり流されません。
家の中を見ても影響がありません。

その秘密が
係留ポール

船を繋ぐポールです。

「このワイヤーは浮上し水流でどこかに行かないため係留している」

3.ワイヤー

内蔵されたバネが家を繋ぎ止めます。
家の四隅に建てられた係留ポールとワイヤーで繋がれていて
水が押し寄せるとバネワイヤーが流されないように引き戻してくれるます。
水が引くとほぼ同じ位置に戻るそうです。

「あらゆる災害に対して最も有効な手段を開発して商品化しようと」

異常気象

近年特に酷く襲ってきます
毎年の集中豪雨では多くの住宅が被害。
暮らしが根こそぎ奪われます

被害者の方
「子供の時からずっと住んでいてショックで…」

更には猛暑、大雪なども。
こうした異常気象に抗うのではなく柔軟に共存しようとする動き

ガイアのカメラが追いました

一条工務店の浮く家

静岡県浜松市
海岸には去年完成した防潮堤。
東海地震の津波に備えて造られました。

そこにあるのが一条工務店浜松本社

浜松は防災意識の高い場所。
そこに本社があります。

全国501箇所に営業所
従業員5700人もいます。
注文住宅の受注数は年間14000戸で日本一

様々な災害に対応した家づくりに拘ってきました。
その成果が分かる施設もあります。

担当者
「災害に対応した家づくりを象徴するのは窓」

3層構造の窓硝子がありました。
水害や台風が来ても簡単に割れないようになってます。
外側が強化硝子だそうです。

一条工務店の住宅はそれが標準装備されています。

水に浮く家にも使われています。通常の7倍の強度
漂流物からも守ってくれます。
丸太がぶつかってましたが大丈夫そうでした。

一度家が浸水すると復旧に1000万円以上
水を入れさせないのが一番。

水に浮く家の切っ掛け

2015年9月鬼怒川の氾濫が切っ掛け
一条工務店の家が被害に遭いました。

「最初は黒田が1人で始めた」

その黒田さん
「2年で出来ると思ったら建物の水が止まらなくてナイアガラの滝と言われた」
「水漏れが酷くて」

かなりの失敗をしたようです。
黒田さんが汚名返上の為に造ったのが水に浮く家

去年秋に発売して、多くの問い合わせが来ています。
体験施設もあります。

「水圧が凄いので僅かな隙間から水が入ってくるのをゼロにするのがハードルが高い」

いかに水の侵入を防ぐかが重要

ドアには自動車のパッキンと同じ仕組みで中が空洞の物が

ドアが水圧で押されれば押されるほど建物が密閉される

2017年開発初期の実験の様子も。

密閉性が高まると思わぬ事態に

「どこまで水に耐えられるんだろうと試していたら
 床が曲がっているような感覚に陥った。
 何だと思ったら建物がゆがんでいた」

浮いてゆがんだそうです。
浮かないようにするには重さを2倍以上にしなければならないそうです。

そこで黒田さんは逆転の発想で水に浮く家に方向転換したそうです。

2020年12月 福島県いわき市

水に浮く家の第一号の完成が。
追加費用は70万円

意外と安いですね。もっとかかるかと。
水に浮く家

施主の岩谷さんに聴きました。

何故浮く家を?

「2階に逃げていたがここが何も見えなかった…」

台風19号による水害被害がありました。
いわき市内では12人の死者。床上浸水4034棟
岩谷さんの家も壊滅的な被害に

近くの川の堤防の復旧工事は続いていますが。
何十年も住んでいるので簡単に思いを断ち切るのは難しいそうです。

夫婦共に70代
転居は考えられず水に浮く家を建てることに

「これだけ大きいガラスだと水圧でパリンと行くんじゃ無いかと思っちゃう」

やはり心配はあるようです。
経験者ですからね。

「しっかりと水が入ってこないように割れないように実験…安心して貰えれば」

しかし黙り込みます。
気になっている事があるようです。

「新しく建てる人だけが気持ち良くなって良いのかなと思う」
近所の人たちは子供の頃からの顔馴染み
自分たちだけが助かっても喜べないそうです。

一条工務店対策チームは既に動いていた

他の家も水害から守るにはどうしたら良いのか

「これであれば配管とか止水出来る」
「古いタイプの換気口もカバー出来る」

浸水対策として家を防水シートで取り囲むというもの。
鉄のレールを埋め込んでおいて万一の際に防水シートで覆う

目標は数日耐えられるのか

実験の結果3日は持たなかったが48時間浸水をブロック。
改良に取りかかります

「本当はパチンパチンとはめていく…スピーディに出来れば」
浸水防止キット

価格は10万円以下で住民が自ら設置出来る物を目指します

一条工務店
「川が毎年のように氾濫するとか各地で普通に起きるような世の中に
 そこに対してもっと先手を打っていける物をより早く世に出すことが我々のやるべき事」

こういう技術が広まっていけばいいですねぇ

豪雨の原因? 気温上昇

日本で増えている豪雨は気温上昇が原因と言われています。

世界に影響が出ています

南極は赤い雪。氷雪藻というやつが発生。
赤のせいで氷が溶けやすくなっている

グレートバリアリーフには、アオウミガメに異変

雌ばかりが生まれているそうです。

「実は亀の性別は産卵する砂浜の温度で決まる
 最近では地球温暖化で砂の温度が高いので雌ばかりが生まれる」

グレートバリアリーフではアオウミガメの99%以上が雌に
オスが減っていくと絶滅の危険がある

秋刀魚の高騰

2020年10月 アキダイというスーパー。
秋刀魚が高かったです。

指数的にも2010年82.8だったのが2020年は150.3。
2倍近くに。

居酒屋「秋刀魚」は困りました

仕入れ値が高すぎて塩焼きは1本1500円で出した日も。
「秋刀魚が高級魚になって行くのがさみしい」

原因は記録的不漁。

花咲港

秋刀魚の水揚げ日本一のはずが…「漁がないので困っている」
前の年の半分ぐらいの8000トン程度しか取れませんでした。

釧路港

大量に採れていたのはマイワシでした。
マイワシの漁獲量は2年で2倍

釧路港で水揚げされる坂のあの7割以上がマイワシに。

北海道は秋刀魚の漁獲量が減る一方でマイワシが増えていました。

異常気象が原因?

専門家に聞いてみた

「2010年以降道東に暖水塊ができた。
 温かい水を抱えたプールのような渦が停滞している
 冷たい水を追いかける秋刀魚の習性が暖水塊を避けるという結果に」

秋刀魚は冷たい親潮の流れに寄って日本の沿岸を南下する。
暖水塊が出来たので遠く離れた沖合を回遊するように
そして暖かい海を好む鰯が北上してきた

魚種交代が起こっている可能性はある。

海水温の変化で秋刀魚が減って鰯が増えるという物。

魚種交代とは

海水温の変化で魚の種類が入れ割ること

これまで海の幸が豊富な北海道では鰯は食べて無かったのです。
私もあまり食べたことないです。

「鰯を食べる習慣なんて無かった」
「買わない。鳥の餌とか家畜の餌と思っていたから」
何て声が。

缶詰業者のマルユウ

変化に対応して秋刀魚の代わりにイワシの缶詰を作り始めた

「これから営業賭けて増やしていこうと」

北海道マイワシフェア

地域一丸の取り組みも
鰯を新たな秋の味覚としてアピールします。

居酒屋秋吉では鰯のメニューを考案中

「初めてのことだからどこまで叩いて良いかも分からなくて」
「叩いていると美味しさも倍増?」

鰯を豚肉の代わりに使って出来たのが、鰯餃子500円

早速常連さんに食べて貰います。

「鰯の餃子は思いつかない」
「道産子にはなじみの薄い鰯だが美味しい何個でも行けそう」

店主
「これから先は秋刀魚は期待出来ないので
 鰯にシフトして客に客に沢山食べて貰えれば」

岐阜県の気温上昇

去年8月岐阜県中津川市
猛暑日が増えて40℃に迫ることも

駅で待ち合わせた男性と友に山奥へ

「なんか熱いよね岐阜県って。毎日暑い」
やってきたのは、歴史を感じさせる建物

明治10年創業の三千櫻酒造

6代目山田さんが社長。杜氏も務めます。
従業員2人の小さな酒蔵

自然の湧き水と地元の酒米で造る酒は美味しいらしく。
年間出荷数2万本という知る人ぞ知る名酒。

しかし山田さんは大きな悩みを抱えていた

「冬が暖かくなってきたのは大きい」

異常気象により気温が上昇。

岐阜の平均気温
100年で1.7度上昇しました。

お酒は1℃単位で管理が必要なので大変です。

2020年2月の仕込み

酒米が蒸し上がるとすぐに冷ましますが
気温が高いので団扇、扇風機を使う

気温上昇の影響で酒米を冷ますのに時間がかかります。
時間がかかると米が固くなってしまい麹菌が入りにくくなる

麹は更に蒸した米と合わせて低温で発酵させます。

しかしここでも気温上昇の影響が。
発酵に適した温度まで下がりにくいのです。
氷を入れて冷やしていました。

山田さん
「自然の条件でやりたいので。
 自分が理想とする酒造りから環境的に遠ざかっていくのはしんどい」

普通ではあり得ない決断をしました。

異常気象は特産品にも影響が

愛媛県の温州みかん
猛暑と雨で「浮皮」がおきてしまうように。
品質が悪い状態に。
そこで、暑さに強いブラッドオレンジの栽培を始めました。
温州みかん農家の10%で栽培するようになったそうです。

青森のりんご

8月9月のリンゴが、猛暑でやられてしまい
変色や食感が悪くなるなどが発生しているようです。

そこで暑さに強い桃の栽培を開始
今では500農家が栽培しているそうです。

このような状況が続くと果物の名産地が変わるかも知れません。

異常気象に立ち向かう生産者

岐阜の三千櫻酒造の社長山田さん

2020年9月
酒蔵に似つかわしくない人たちが来ていました。

「サーマルタンク。動きます。正常です」

仕込み用のタンクの寸法をはじめコンセントの形状など調べていきます。
北海道から来た人たちでした。
山田さんはある重大な決断をしていました。

「これは「三千櫻酒造」の生存を賭けた挑戦」
「100年続くのかここで潰してしまうのか」


北海道東川町

北海道の中央にあります。
北の大地に岐阜から山田さんがやってきました

妻と二人の従業員その家族と一緒。

「ここがエントランス」

建設中の建物をを訪れました
三千櫻酒造の新しい酒蔵でした。

岐阜から酒蔵ごと引っ越すという計画

東川町が公設民営酒造を募集していました。
地元米で醸造を行おうという物。
運営出来る人を募集したので手を上げました

建設費3億5000万円

町と国が3億円を出してくれて山田さんは5000万円。

費用はある程度抑えられます。

「気候的には良い。涼しくて酒造りには良い」

東川町の平均気温
7.5℃
中津川市は14.0℃です。

そして東川町は大雪山の伏流水が豊富。
町の水道でも使用されていて、天然水で賄われている唯一の町です。

お米も2019年ゆめぴりかコンテスト最高金賞を受賞
新たに酒米を作って提供してくれるそうです。

良いことばかりのようだが、妻の出身は沖縄県那覇市。

「まさか北海道まで来るとは思わなかった」

皆山田さん信じて着いてきました

「不安はあまり無い」と従業員安藤さん。
「期待の方が大きい。良い酒が出来ると思う」

そんな山田さん達の思いと東川町の思惑が一致。
町は日本酒を特産にしたいと考えていました。

町長
「酒が国内外に知れ渡ることにより街に多くの人に来て貰える」
「これぞ東川の酒と高く評価されるような鮭が出来る事を期待したい」

山田さん達が移転の準備に奔走している頃、1人内地に残る人が

「水の世話になっている商売だから川は綺麗にしないと申し訳ない」

山田さんの母86歳でした。
64年前に嫁いで以来三千櫻酒造支えてきました。

「数知れぬ思い出があるけども思い出では生きていけない
 前を向いて歩かないと。後悔はあまりしてないよ」
「自分たちで一生懸命やったというその想いがしっかりあるから」

しかし何故、一人残るのか

「私は行きません。私が行くとお嫁さんが心配するし
年よりだから風邪を引いてはないかなど、足手纏いになるかも知れない」

長女が暮らす名古屋の高齢者施設に入る予定だそうです。

「ご先祖には茂睡訳無いと思うけど
どこかでこの「三千櫻酒造」という名前を残してくれれば
うちのご先祖様は良い人だから応援してくれると思います」

酒蔵の移転の日が迫ってきました

家族揃っての食事も僅かに
お寿司を食べながらこみ上げる想い。言葉は少なくなります

「大丈夫一人は慣れとるで」
「今生の別れでもないし」
「名古屋にいるから」


「きっとこの人達が向こうでまた一相大きくなってくると思う」

しんみりするシーンでした。

山田さん
「本当だったらこの家で天に召される予定でいたんだろうけど
 僕の都合で変わって閉ったのは本当に申し訳ない
 母親燃もこの三千櫻酒造という名前を野越していくための決断と分かっている
 ひとかけらも無駄にしないように
 邁進というか精進というかやっていかないと行けない」

140年以上続いた中津川の歴史に幕を閉じる日

10月4日 中津川市
三千櫻酒造の門出を祝うために町の人が祭を開いてくれました
「三千櫻酒造さん頑張って下さい!」

そんな方々に振る舞い酒
「夏濁り」です
妻が中津川の最期の酒を振る舞います

「たまらんね」
「こんなにおいしいなら北海道まで飛んでいって」
「さみしくもあり応援したくも」

地元に愛されてきたお酒です。

そして別れの時
「皆さんほんとうにありがとうございますす
 僕は動くけど中津川はふるさとなので
 ずっと記憶にとどめて頑張りたいです」

皆、暖かく送り出してくれました

10月17日

酒蔵移転の日
仕込みようタンクなど使える物を運び出します

「このタンクは僕と同じくらいの年だからまだ頑張って貰わないと」

大きな物で6000リットル一升瓶3000本分。
この地で紡いできた140年の歴史が幕を閉じました。

「中々辛い。後悔はしないけどさみしいのはさみしい」

10月22日北海道東川町

岐阜の中津川から1500km東川町にやってきました
新しい酒蔵も完成
20機のタンクはここでも使います

入口には看板がありましたが、中津川の看板を持ってきていました。
工場側に付けてました。

「今までやってきた重みが感じられるんじゃ無いかと思って」

新生三千櫻酒造が動き出しました

11月下旬北海道東川町は雪景色

初の仕込み。失敗は許されません。

気温1℃です。

東川町の酒米が蒸し上がったら一気に冷まします

「上から外気が入ってくる
外気自体が義父に比べて冷たいので非常に冷えが良い」

しかし空気の冷たさに手の甲が紫色に

「つらいけど嬉しい」

続いて大雪山の伏流水で麹と米を混ぜます。
氷を入れる必要も無く冷えます。
9℃発酵に適した温度

「生き物だから。自然に出来ると良いな」

美味しい酒出来そうですか?

「出来ます」

12月下旬移転後初めての酒が完成。
東川町の人たちへ振る舞いました

「すうっと入ってくる」
「米と水が美味い。次に来ると逝ったら酒。それが来てくれたのが一番嬉しい」

予約殺到で1ヶ月待ち

酒米農家
「自分で作ったお米が加工されて一般人に呑んで貰えるのは嬉しい」

山田さんデキは?@

「想像よりも良い物が出来た
寒い気候を求めてここまで来た甲斐があった

東川だけじゃない中津川に喜んで貰いたい
研鑽して恩返ししていきたい」

と締めくくってました。

まとめ

水に浮く家は中々衝撃でしたね。
あれはどこまで耐えられるのかというのは気になりますが技術敵に面白いなと思いました。

涼しさを求めるなら北海道移住しか!


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