ガイアの夜明け 感想

『独占取材!がんに立ち向かう ニッポンの最新技術』【今日の「ガイアの夜明け」感想】

今日のガイアを3行で

  • がんに立ち向かう新たな技術について
  • ヒノトリという国産の手術支援ロボットが稼働し始めました
  • 光免疫療法という新たながん治療も始まりました

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

ヒノトリが羽ばたいた

2020年11月
東京港区で注目の会見が開かれました

画面一杯に映し出されたのは不死鳥のアニメーション

「新しいヒノトリの物語が始まる」

Mediaroid hinotori

メイドインジャパンの国産初
手術支援ロボ ヒノトリ

名前の由来は、手塚治虫の代表作。

開発の中心は川崎重工業

川崎重工社長
「医療ロボはダビンチによる独占を許してきた
 新たな価値創造を迅速に実施していく」

手術用ロボット「ダビンチ」はアメリカの「インテュイティブ・サージカル社」の製品です。

20年前に登場して市場をほぼ独占
ダビンチは日本国内に400台あります。

手術用ロボ=ダビンチというのが現状

ダビンチによるがん手術を1000例以上こなしたドクター
胃がん手術のスペシャリスト宇山医師(藤田医科大学)

手術室に案内してくれました。

「ここはダビンチ医専用に作った部屋」

大型のため専用の手術室を作らなければならない事も。
価格は2億7000万円
安くないです。

「日本人の外科医が望む形状の器具を作って欲しいと要望した事がある
 しかし欧米のニーズに合わないと通らない
 そういうことを経験したこともある」

でもダビンチ一強になっていました。

しかしダビンチの主要特許が切れました。
そして手術支援ロボ戦国時代に

そんな中、川崎重工がいち早く手を上げてました。
売上げ1兆6413億円の企業です。

オートバイが有名だが、自動車工場などの産業用ロボを日本で最初に開発した会社。

橋本社長に聴いて見た

「競争することでより良い商品が生まれる
 一社独占の間は…
 川崎重工は産業用ロボで50年あまり技術を磨いてきた
 その技術を使い医療の革新に貢献出来る」

川崎重工の主力拠点の明石工場。
そこで5年かけて密かに開発されてきました

開発責任者が、北辻さん
メディカロイドという別会社で陣頭指揮を執ります

川崎重工で産業ロボのシステム開発を担当。
その手腕を買われて抜擢されたそうです。

「毎年1世代ずつプロトタイプを作った
 かなり短い期間で凄く大変だった」

ヒノトリは5年をかけて開発
1年に1台試作機を作ってました。
ロボット開発では異例のスピード

5年で開発された珠玉の逸品です。

「医療用ロボで世界一を取りたい」

そのヒノトリが医療現場へ行きます。

ガイアのカメラが独占密着

松下奈緒が見に行くヒノトリ

国産初のがんの手術支援ロボット ヒノトリ
松下さんが見に来ました

「思っていたよりも大きい」

担当者
「この部分手術室では手術台。
 茶色の部分が患者に見立てた物」
「先生が手術するコックピット」
「松下さんにも使って貰おうと」

素人でも全然出来るそうです

コクピットから見えているのは3Dの映像
奥行も分かります。

そして操作レバーはダイレクトに伝わるそうです。

輪ゴムを掴んだりとか繊細な動きもします。

「特に若い先生には簡単に使い始めて貰える」

松下さんでも使えてました。

ヒノトリの特徴

アーム
人の腕と同じサイズになるように設計

関節
上に8つ下に4つの12個
上の8つの関節は人の手と同じような動きが出来る

関節が細かく動きます。

「8つの関節を設ける事で手と手が当たらないように出来る」

松下さん
「人間とロボットの融合」

「人をイメージして作ったのが大きな特徴」

お値段は?

「値段は公表出来ないが
 産業用ロボと部品を一部共通化していて
 数多く作ることでコストダウンが測れる部品もある。
 病院に提案出来るリーズナブルな価格を考えている」

ヒノトリの実稼働

12月4日神戸市
神戸大学国際がん医療研究センター
一台のトラックがやってきました。

ついにベールを脱いだヒノトリ

本番の手術で使われる第1号機
ヒノトリ開発責任者北辻さんが心配そうに見つめる中手術室へ
ヒノトリは日本の病院のサイズを意識して作られていて
問題無く運び入れました

初めて実際の医療現場に舞い降りたヒノトリ。

北辻さん何を思うか
「最初の症例が完遂出来ることを望んでいる。
 うまくいってほしい」

その最初の手術を担当するのが医学部長の藤澤医師
5年前からヒノトリ開発に協力してきました。

手術を受ける患者も決定
長谷川さん73歳(仮名)

前立腺がんでした。

前立腺は男性特有の臓器。
骨盤の奥にあります。
くるみと同じくらいの大きさです。

長谷川さんには左側4箇所から3箇所にがんが。

「前立腺にがんが出来ているので取り出す」

動揺を隠せない長谷川さん

藤澤医師がある物を見せました
ヒノトリの写真

「今回は国産ロボで1例目
 万全の体制をつくり手術に望みますので心配なさらず」

「よろしくお願いします」

1例目とか言われたら不安ですよねぇ…。

12月14日手術当日

藤澤医師が手術室へ

「基本的なシミュレーションや手技は確立している
 後は上手くヒノトリが動けば大丈夫」

いよいよ国産初のヒノトリが始動します

電気メスや鉗子などはヒノトリ専用に開発された物
それらをセットしていきます。
そしてコックピットへ
内視鏡3Dカメラで血管の1本1本まで鮮明に見えます

慎重にスタート。

手を動かすとその通りアームが動きます。
左手でつまむ動作も
鉗子が血管を傷つけないようにつまんでました。
手術開始から1時間で前立腺が現れました。

前立腺の尿道2箇所を切って前立腺を取り除きます
それらを電気メスで実行。尿道を慎重に切ります
前立腺が切り離されます
控え室のモニターでも手術の様子が

それを見つめる北辻さんたちは機械トラブルに備えます。

ヒノトリは今回一番の難所へ
膀胱と尿道を縫い合わせます。

尿道の直径は1cm 細かい技術が必要です

「縫おうか」

そして尿道を細かく縫い合わせてました
直径1cmの尿道を10回縫合。

手術開始から4時間30分

「何とか1例目終わりました無事終了」

控え室では拍手が起こります。

北辻さんも
「結構疲れた」
「患者の治療がちゃんとヒノトリを使って出来た
 非常に嬉しく思う」

手術後記者会見が開かれました。
国産ロボの初手術で注目度も高かった

「大きなトラブルもなく100点満点」

5年にも及んだ開発。苦労の甲斐がありました。

2週間後

手術した長谷川さんが退院してました

「初めてのロボでやるとは思って無かった。良かったかな」

家帰ったら何が楽しみ?

「酒が飲めることかな」

術後の経過も順調だそうです。
前立腺がんの手術は保険適用されます。

3割負担で約40万円から

12月下旬神戸市。メディカロイド
川崎重工とシスメックスが設立したヒノトリの製造販売の会社。

「次に診療科を増やしていこうと考えていて
 胃の模擬手術をしようと」

ヒノトリ

現在は泌尿器科の領域の治療に限られる

他のがんへ広げるのが課題です。
そうか…使える診療科が決まってるんですね。

胃がんの手術への適用を目指します

模擬手術で問題が発覚。
2本のアームがぶつかり止まりました
ヒノトリは動きをプログラムで制御しています

北辻さんが自ら確認。

前立腺と胃では距離が違う為プログラムを変えないといけない

ピンチに駆けつけてきたのは、川崎重工の技術者達。
総出で1から最適な設定を探ります。
皆ノート持って必死に…やってるのが凄い
立ったままやってるところが鬼気迫る物が。
日夜作業が続いてました。

2月3日
愛知県藤田医科大学病院

北辻さんに援軍が。宇山医師
ダビンチのスペシャリストです。
訓練用のヒノトリが導入されていました。

「消化器の手術でも使えるかどうか試して貰えたら」

宇山医師もヒノトリ開発に協力していました。

動作を確認してもらいます

「操作性とカメラの動きが非常に良くなってる」

「そこを念入りに仕上げてきた」と北辻さん。

宇山医師
「消化器領域で実際に使えるか臨床していく」

夏頃に胃がんへの適用を目指します

北辻さん
「まだまだスタート地点に立ったばかりの製品
 更に高みを目指しヒノトリを大きく高く羽ばたかせたい」

光免疫療法

千葉の国立がん研究センター東病院

がんに立ち向かう新たな技術が
医師達が色のメガネをかけ始めます
世界に先駆けてある治療法が始まろうとしていました。

がんの治療法3つ

手術

がんを摘出します。

抗がん剤

薬剤による治療です。
手術出来なくても効く可能性があります。

放射線

がんに放射線当てて破壊します。

しかしどの治療も
副作用が出る
体への負担が大きいという欠点が。

しかし日本人研究者が30年かけて生み出した治療法
第4の治療法として日本で始まりました

光を当ててがん細胞だけを狙い撃ち
副作用が殆ど無いという治療法

アメリカメリーランド州にあるアメリカ国立衛生研究所
国立癌研究所など27機関あります

テレ東は数年前からある人物に注目していました。

アメリカ国立癌研究所の小林久隆さん

光を使う治療
光免疫療法の研究をしていました。

レーザー光を使います。
テレビのリモコンに使われてるのと近い物だそうです。
後は特殊薬剤

薬剤をがん細胞に向けて点滴で薬剤を体にいれます。

がん細胞だけに集まる性質がある薬剤です。
そこにめがけて光を当てると
レーザー光と薬剤の成分が化学反応してがん細胞を破壊するという仕組み

秘密がもう一つ

これまでの治療法とどう違う?

一番違うのは殆どがん細胞だけしか死なない
正常な細胞は殆ど死ぬことがない
免疫細胞もほぼ残る
体にダメージが少ない
副作用も理論的には非常に少ない


実験

正常な細胞、がん細胞
両方にレーザーを当てますが。
レーザー光を当てた瞬間がん細胞が膨らんで破裂。
破裂したがん細胞は形とをとどめていませんでした。
しかし正常な細胞には変化がありません。

破裂したがん細胞は免疫細胞が取り込みます。
その情報を持ち新たな免疫細胞が生まれてがんの免疫が向上。
免疫細胞が向上するのです。

「この治療は早期や進行がん色々な患者に使えるポテンシャルがある」


2020年9月小林さんがアメリカから一時帰国

ある大きな節目を迎えた

「あれから7年」
「早いですね」

楽天の三木谷社長と話してました

三木谷社長
2013年から光免疫療法の研究を支援しているそうです。
私費で。


「父が膵臓がんを患って治療法を探すなかで光免疫に出会った
 父の治療には間に合わないと分かっていたが
 やっとこここまで来る事が出来た」

楽天メディカルが事業認可取得しました。
光免疫療法の実用化に向けて準備を進めてきたそうです。

記者会見の壇上
「光免疫療法が承認され実用化される大きな一歩を踏み出した」

厚労省から光免疫療法に使う薬と機器の承認が下りたのです。
世界に先駆けて日本で治療が行われる

第1例目になる患者が…
喉に出来た3度目のがんと闘う女性
関東のとある街で自動車整備工場を手伝う西川さん
50代
10年前からあるがんと闘ってました。

タブレットを使い筆談

声帯の所に咽頭がんが発覚手術で声帯ごと摘出

夫とも筆談で会話する日々

4年前再発
手術・抗がん剤・放射線治療してきました。

しかしおととし3度目のがんが発覚

そのときの気持ちは

「初めてがんと分かったときより辛かった」(筆談)

主治医の国立がん研究センター東病院篠崎医師

「喉粘膜の月当たりに塊がある
 少し赤く見える辺りが全部がん」

がんが広範囲に広がってました

「西川さんは2回の手術をして
 抗がん剤も保険診療で使える物は使ってる
 それでも出て来てしまっている
 光免疫療法が最後の治療かなと」

光免疫療法の使用範囲

頭頸部がん
首から上に出来るがん(脳や眼球除く)
局所で再発進行したがん患者が対象です。

光免疫療法にかける思いは?

「少しでも効いてくれたらと思っている」(夫)
「本当に完治してくれれば良いなと」

「1日でも長く一緒に生きて行けたらと思います」(妻)

1月14日
国立がん研究センター東病院

治療に向かう女性。
頭まで布団を被ってます。

布団を頭まで被ってるのは光に反応する薬を入れてるため。
10年間共に闘ってきた夫が励ましました。

第1例目の現場にガイアのカメラが立ち会うのを許されました

篠崎医師が指揮を執ります

がんの場所を改めて確認
病変が画面に出てます

盛り上がっている場所を中心にガンが広がっていました。
形がいびつで大きいので1回では無理
紙で小さな円を切ります
喉の上に置いて光を当てる目印に

3つだと確実にあてられる事が分かります。
3箇所同時にあてて殲滅させるようです。

メガネをかけます
直視すると目にダメージが来ます

レーザー出します

がんにレーザー光。赤い光です
大きく歪ながん2人がかりで3方向から光を当て続けます。

あと2分半

光免疫療法スピード承認されました
しかし有効性などデータを報告する必要があります。

いわば仮免許の状態

この1例目は特に重要です。
光を当てること5分

「はい 終わりです」

治療を終えて出て来ました。

1月27日 治療から2週間後

国立がん研究センター東病院

治療を受けた女性が診察にやってきました。
喉を診ていきましょう

主治医が喉の様子を確かめます

「大分平らになってきている」

「赤いところも殆ど無くなった
 白く薄くついてるのはかさぶた
 2週から4週で消えて綺麗なピンクの粘膜になりそう」

経過を注意深く見ていくことに
女性さんも嬉しそう

費用は13万円
保険と高額療養費制度を利用しました。

経過を見ながら繰り返し受ける事も可能です。

1月下旬広島市

開かれていたのは、光免疫療法の西日本の医療関係者向け説明会

今春限られた病院だけだが、全国20箇所の病院に拡大予定

光免疫療法の実用化に向けて動いてきた三木谷社長

「患者の治療を始められた。これが出発点だと思う
 これから上手く治療が広まり
 たくさんの患者を助けられたらと思う」

胃がん、食道がんの実用化に向けた研究開始されました。

そして、産みの親
小林さんにも気持ちを聞きました

「日本人だから日本の患者に役に立って欲しい
 アメリカの人にも役立って欲しい
 日本で始まった事は日本人にとっての私にも嬉しい
 感無量。非常に嬉しかった
 どんどん広げていけるように研究を進めたい」

まとめ

国産ロボット、新たな治療…
がん治療の最前線も日々進化していますね。
ロボットの総出対応は中々凄かったなぁ。
みなパナのノート持ってるし。
と、言うところに注目してました。

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