ガイアの夜明け 感想

『いま”木造”が大変貌!~新技術が家と街を変える~』【今日の「ガイアの夜明け」感想】

今日のガイアを3行で

  • 新しい木造の材料について
  • 液体ガラスによる難燃性が凄かったです
  • CLTという細い木材を活かす加工方法が注目されてるようでした

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

東京新宿御苑のスターバックス

東京の新宿御苑。
四季折々自然と触れあうことが出来るオアシスに話題の建物。
今年3月にオープンしたスターバックス

9:30開店ですぐ満席に。
普通の店とは少し違いました。

様々な木材が使われています。

福島県産杉、多摩産杉、天井は北海道産ナラ

木材に拘っている店舗でした。

「木の質感は柔らかみがあるので優しさを感じる
 居心地の良さを演出してくれる」
「自然と一体になっている。凄く長居したい」
というお客様の声。

ここ数年スタバは木を使った店作りを進めてきました。
東京西東京市の新店舗は大きな木造屋根が特徴
テーブルにも地域の木材が。

地域の木材を活かすプロジェクトをスタート

八王子産の楠を使ったテーブルでした。

「この木が町のシンボル…トトロの世界」

と指さしたのが店の前にある立派な楠。樹齢300年。

地域の木材に拘っている象徴らしいです

木造の弱点

地震に弱い、火事に弱い
という大きな問題があります。

しかしここにきて新たなシンボル国立競技場など木材を使った建造物が増えてきています。

帝京大学小学校なども木造です。

2010年施行された…
公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律
これが後押ししているようです。

高輪ゲートウェイ駅も木が使われている
旭川駅も木材使ってるなぁ…そういえば。
こういう法律があったんですね。

弱点を克服する技術革新も一躍を担います

株式会社ニッコー
塩田社長83歳が開発した建材があります。

塩田社長
「江戸の火災が起こると木材屋が儲かると言われていたが、儲からなくしようと」

おもむろに用意した2つの木造建築の模型

「魔法をかけた」

ガソリンをかけて燃やしていきます。

数分後

特殊な加工を施した木材は燃えてません
普通の木材は炭になり始めて5分後崩れ落ちました。

黒く煤が付いただけの建物と。
形がなくなった木造建築がありました。

「ここからが凄い」といってヤスリで特殊加工の木材を削ります。
ヤスリをかけてみると焦げてはいたが実際は燃えていないのです。
木の目が残っていました。

特殊加工の木材

見た目手触りは普通の木で木の音がします。
なのに火に強い

どんな秘密が?

この燃えない木

塩田社長が70歳を超えてからコンクリートの研究から木材の研究に転向して開発しました。

魔法の種明かし

見せてくれた窯の中には液体がありました。

「これを頬っておいたらどうなるか…」
「固まるガラスになる

「液体ガラス」でした。

液体ガラスはそのままでは木の中に入りません。
木材を80度のお湯に4時間つけます。
その後液体ガラスに4時間漬け込む

木材をお湯につけると水分と空気が抜けます。
その後液体ガラスに付けるとガラスの成分が染み渡ります。

それにより火に強い材質になる

燃えにくく腐りにくい一方、通気性、匂い、手触りなどはそのまま

塩田さんは新たな魔法に挑戦していました。

既に建っている家の壁に塗るだけで燃えにくく出来る塗料の開発です。

「日本は国土の2/3が森林
 その木を活かせばコンクリートは使わなくて良い
 木は人類に合う・感覚とか匂いとか。」

そんな木材の進化建築の常識を覆す人たちの闘いを追うのが今日のガイアでした

21世紀はコンクリートから木へ木造の逆襲の時代

岡山県真庭市
古くから西日本木材需要を支えてきた林業の町。
丸太のセリが行われていたりします。

そこで業界の常識を覆す木材を作っている会社がありました。

銘建工業

社長が案内してくれました。

引板横に並べて特殊な接着剤を付けていきます。
更に縦方向に並んだ板を重ねます。
縦横と交互に貼り合わせて層を作って板を作ります。
これは間伐材など細い木を材料にしています

板を交互に重ねて強度を高める方法
ヨーロッパで開発された技術とのことですが。

直交集成板:CLTと言う技術

7枚の構成の場合、強い板を外側、弱い木は中側というような配置など
材質の強弱を計算して重ねる事で巨大な一枚板に。

コンクリートの1/4の重さなのに耐震性が高いという特徴が。

2016年に実用化


八千代市の庁舎や南松本駅の待合室など。
あちこちで使われる予定の板が作られていました。

銘建工業が使った板は学校や養護施設など全国100箇所で使われています。

しかし銘建工業の方
「情けないことに1/3しか稼働していない」

巨大な工場作ったが苦戦中でした。

売りたいのは耐震性だけではなく日本の山を救うためでした。

岡山の山の中…

「祖父の杉の山」

亡くなった祖父が林業をしていた丹原さん

「全然枝払いをしていないから日が差していない」

手入れする者がいないから太陽な光が差し込まない暗い山になってました
間伐木の間引きをしていないから幹が細い木が沢山。
35年経っても細い木です。

子供の頃祖父お仕事を見ながら遊んだ森が荒れ果てていた


「下草が生えていないから雨降ったら鉄砲水がでて石がゴロゴロと」
「これが下流に行くと土石流。災害の発生源みたいなもの。」

終戦後の1950年造林臨時措置法
木を増やすために作られた法律。
その当時は木材に高値が付きました。

なので競って木を植えました。
日本の森林の4割が人工林です。

しかし鉄筋コンクリートや安い外国産に押されて日本の林業は衰退。
細い木は高く売れず赤字を垂れ流すので放置されてました。

それを利用出来るのがCLT
日本の林業も復活します

宣伝もかねてCLTで本社を建て直した銘建工業。
どっしりとして木の柔らかさを感じる素敵な建物です。

ここを訪れたのは岡山県の住宅会社
ライフデザイン・カバヤ窪田さん

戸建てモデルを8月に…
カバヤは銘建工業と組んでCLT住宅の市場開拓を担います。

立ちはだかるのはコスト

住宅でCLT構造にしたらコストが上がりターゲットが富裕層だけになる

懸案は値段

坪単価は数年で下がりましたが80万円。
普通の木造だと50万円。
コンクリートに比べても高いようです。

大幅なコストダウンが出来ないので普及されない

広げたいが立ちはだかる値段の壁

「普及させるためにまずは住宅から」

ライフデザイン・カバヤ

ライフデザイン・カバヤの本社は岡山の中心にありました。

戸建着工戸数 800戸以上。売上高238億円
あのカバヤ食品と同じグループ会社です。

カバヤ聴いたことあると思ったら…
ジューCとか作ってる会社と同じグループでした。

2014年CLTの研究をしていたみたいです。
実用化される前から多額の研究日を拠出してました。

CLTの特徴

耐震性、耐火性、耐熱性が強い

この秋からCLTの戸建て住宅を着手しようとしてました。
CLTと基礎を繋ぐのは金物
金物と組み合わせて更に強固にして行きます。
真ん中のCLTの壁が家全体を支えていて。
木造建築では考えられない開口部を作れます。
(柱がいらない)

現場を見せて新技術を知って貰おうとしてました。

杉の間伐材400本使われていたりとかするようです。

ただ問題は値段でした…

CLTの責任者として考える話題はコストだと分かっていた

「一般的に使われているのが3cmを5枚に重ねた15cm…」
「2.4cmを5枚重ねたものに…」

重量に比較してコストが上がります。
目標は坪単価60万円です。

薄くしたりして建材試験を行います。
更には耐火試験も800度で焼きます
45分以上耐えられるかが重要です。

しかし30分経過で燃えてしまいました。
燃えさかる壁も今後の貴重な参考になります。

コストダウンのためにやった試験は失敗。

超えていかなければならない課題が明確に。

やらないと何も分からない

数日後ライフデザイン・カバヤの本社

12cmの厚みで5分耐える計画

燃えた壁の残骸を見ながら話し合います。

「ひのきならもう少し燃焼時間が遅くなる」
「難燃塗料で10分稼いだら今の目標に達する」
「55分後が65分に変わる」

塗料を塗る、木の種類を変えるなどのアイデアが。
一筋の光が見えてきました。

東京南青山のスイーツ店の変わった木造建築

東京南青山のスイーツ店
風変わりな木造建築でした。

建築家隈研吾氏が設計。
あの国立競技場などの木造建築を手がけた人です。

「地獄組み」という組み方で木を編んでいる

日本古来の組み方で複雑で堅牢らしいです。

隈研吾氏は2度の震災を目の当たりにしてコンクリートの街並みに違和感を感じたそう

「20世紀は木造が駆逐されてコンクリートに支配される時代だった」
「森林が荒廃するとか地球温暖化が起きるとか
 そういういコンクリートの問題に世界中で気づいて
 21世紀はコンクリートから木へ木造の逆襲の時代と捉えられる」


松下奈緒がその店を訪れます。

「隈研吾設計の木造建築印象的な建物」

階段と共に斜めに庭のように土が敷いてあってその上に木造建築が。

「ベランダに出るとよく分かる。地獄組み」
「木が互い違いにとても頑丈」
「デザイン性に富んでいてお洒落」

このように木をふんだんに使った建築が増えているそうで
それが加速するとのこと。

大手企業が大がかりな木造建築を打ち出している

住友林業は2041年に木造の高層建築を作る計画が。

三井不動産と竹中工務店
2025年に竣工を目指す17階建てのオフィスビルも国産の木を使って建てるそう。

そこにはCLTが欠かせないようです。

大手が次々に来る中パイオニアは…

カバヤのコスト削減作戦

葛飾区の金属加工メーカー
BXカネシン株式会社

11月初旬カバヤの技術担当が乗り込んでいました。

接合用金物

CLTと基礎などを繋ぐ部分の金物です。

「少しでも小さく。もうちょっと短く出来ないかな」
「穴を空けるのは手間がかかる」
「小さくなるとコストが下がる

コストダウンのために金物にもメスを入れようとしてました。
今使っている金物の性能を洗い直します。
そこで糸口を見つける

小さくしつつ耐震性を守る
そのバランスを探ります

何トンまで耐えられるかの試験…

接合用金物CLTと基礎を結ぐ部品。

性能を落とさず小さく出来ればコストダウン


1つの金物で16トンまで持ちこたえれました。

木造住宅1軒の重さが20トンぐらい
「あれ1個で耐えられる」
「カバヤの住宅には金物が50個使われている」

この箱は小さくても行けるのかな…

単価が安くなればコストダウン出来ます。

10月26日カバヤのCLTのFC説明会

東京でFCを増やして世に広めようと説明会を開きます。
現在13社が加盟しているそうです。
CLTを扱い企業増えれば流通量が増えてコストダウンできます。

ワクワクして20社が入れる会場を押さえましたが誰も来ません

問い合わせも30社合ったが完全にドタキャン…
コロナの影響か…

開始直前千葉で建設業を営む方が来てくれました。

1社だけでしたが仲間にしようと必死

新しい建材に興味を持つのか?

「47都道府県の有力ユーザーと手を組んで広げていきたい」
と説明しているが部屋はガラガラだから…

でも1社だけどしっかり聞いてくれました、

「契約に向けて話を進めて」

前向きな話が聞こえてきました。

建築業者の方
「国が木造に公共事業をシフトしてる。 弊社も大工を一杯抱えているので…
 木造で非住宅、住宅もひっくるめてCLTについて聴きたい」

説明会の後窪田社長と技術担当の平岩さんは居酒屋に。

反省会

「2年前の方が人が集まった」
「今回は集まらなかった。経営者などの直接言ったので集まらないのは当然」

苦い酒になりました。

酔いが回ると…同じ話に

「住宅事業をやっていてあんな商材に出会い。
 小さい会社で先頭を走っているところは無い」

平岩さんは社長のこの話聴く度にやる気になるそうです。

CLTのモデルハウス

11月21日
CLT住宅のモデルハウスがオープン

次々に客が来てました。

埼玉浦和市
提携している近藤建設のモデルハウスです。

地震と火事に強い事を知って貰おうと言う展示が。
床材は15cmの床材がむき出しに。

見学者が多数でした。
木の匂いとCLTならではの柱が少ないリビング。

大開口が出来るのがCLTの特徴の一つ
少ない壁で空間を作って強度は確保

「木造では出来ないと思っていた
 1つの空間で大きいリビングで家族でいたい」

まとめ

先人達が残した森を上手くいかすためにもCLTを活かしたい
森の現場に未来を信じる若者の姿も。
間伐を行うようです。
木造が以前の勢いを取り戻せば山も活気づきます。
彼らの仕事の後には暗かった森に日が差し込みます

新しい技術が日本の建築と森を変えようとしている

「普通に使われる。普通に建材として使われるとしたら
 圧倒的に国産が良い。木材の需要が増える」

新たな夢が広がります

CLTという新素材と液体硝子合わせれば最強じゃ?
とか思いながら見てました。


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