がっちりマンデー

トップを狙え大作戦「ファミリーマート」【がっちりマンデー感想】(2017/06/25)

がっちりマンデー『ファミリーマート特集』を見て

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。

今週は、ファミリーマートの特集でした。

コンビニの店舗数(2016年2月)

1位:セブンイレブン:18,572

2位:ローソン:12,395

3位:ファミリーマート:11,650(ぐらい)

4位:サークルKサンクス:6,350(ぐらい)

という感じでしたが、サークルKサンクスを吸収して、18,006になり2位に躍進しました。

トップを狙え

トップであるセブンの背中が見えてきたのもあり今かなり燃えているのがファミマだそうです。

商品開発現場はピリピリ、転換研修もキッチリと。
それを率いているのが去年9月に就任した澤田社長。

まだ1年経っていませんが、伊藤商事入社しユニクロのファーストリテイリング副社長などを歴任してきました。

トップの背中は見える?

数は多いが、まだまだ内容は劣っているから、追いつくというか勉強させて頂く

かなり謙虚なお話をされていました。

コンビニのトップを狙うファミマの勝つ戦略についてです

ファミマトップ店舗

本社があるサンシャイン60が見える場所にある店舗。
来店者数が多く、売り上げ約52万円/1日という感じとのこと。

コンビニの生命線は中食

おむすび、サンドイッチと行った中食が売れるかどうかが一番重要だそうです。
コンビニ全般で中食が主力商品となっています。

メーカーから仕入れるのではなく、自前で作り自前のブランドで売るので儲けが大きい

そんな中ファミマの儲かりに貢献しているのは、レジ横のホットスナックコーナー。
特にファミチキは2006年の発売以来10年間で累計10億個という怪物及第ヒット商品です。

私も何度かは食べました。近くにファミマ少ないので余り買いませんし、コンビニはセブン派なので…。

話を戻して、今はファミチキを超える儲かり商品の開発をしている真っ最中でした。

儲かり目指す商品:焼き鳥

2ヶ月後の新商品の最終試食チェックが行われていましたが。

「焼き鳥を今回、発売する意義分かる? 工夫が足りないよね」と一刀両断。

ファミマの担当者は勿論、焼き鳥製造会社、調味料メーカーも蒼白になっていました。

焼き鳥自体は、サークルKサンクスの主力中食でした。
それをファミマ18,000店舗の流通に乗せることになったのです。

サークルKサンクスの看板商品を全店で売り出すための大リニューアルなので妥協するわけには行きません。

「新たな商品開発をしたが、出来てきたものが今までの現状を超えた物になっていない」

今までとあまり変わらなかったので一刀両断だったようです。

それも食べる前だったので、一刀両断されてから試食するという地獄のようなターン。
食べている人も表情は暗いという。

「塩だれ焼き鳥としては最高。ただ我々が目指すのはこれじゃない」

コンビニの新商品開発は大変

10人いて2人しか美味しさが分からないレベルの改善でも、ファミマに1日訪れる人は1000万人いる
そうなると200万人の客が美味しいと感じる商品となる。
一部の人しか気づかない改善でも売り上げにすると億単位で変わる。

数のメリットということでそういう積み重ねがファミチキを産んだんでしょうね。

焼き鳥の発売は今月末だが間に合うの?という感じでした。

焼き鳥6月27日発売で1本128円。

売り上げはどのくらいを目指す?

「サークルKサンクスは1億本売り上げていたので、倍を狙っていく」

トップを狙え作戦で元気な「サンドイッチ」

ファミマのトップを狙え作戦で一番元気なのは「サンドイッチ」
今年3月のリニューアルして1週間で600万個売れました。

今も前年より2割増しで売れているそうです。

埼玉県入間市のサンドイッチ工場

パンの甘い香りが充満する工場内で1日6万5000個のサンドイッチを作るそうです。

変わった所:パンの切り方

丸刃スライサーが導入されました。柔らかいパンが切れるようになり口当たりが良くなった

1秒間に30回転できる丸刃で食パンがあっという間にカットされます。
できたての柔らかいパンでもあっという間に表面なめらかに切れます。
普通に切ると表面が毛羽立ってしまいます。

ということで、パンが変わったようです。

業務改善もしっかり

ただ美味しい商品を作り売るだけではトップは狙えません。

社長室で開かれている会議

「絶対引いてくれないと駄目。足しちゃったんだけど引かないとダメ。いつまでにどう引くのか教えてよ」
「14種類ある どれくらい減らせる?」
「間違ってない?数字が。13.7%削減になってるの?」

何を引いて、減らして、削減するのか。

作業効率を向上し業務時間を減らせ

実際に会議のメンバーが店舗に行きます。

レジ上ポスターの付け替えをやり時間を計ります。
販促ツールを掲出する時間をやってみて、把握するために計測する。

店員が行う販促ツールの付け替えに、どれくらい時間がかかるのかを調べていました。

「従業員の作業を減らし、効率良く仕事できるか工夫できないか」

スタッフが採用しにくくなっている現在作業を単純化しないと店の負担は増えます。
自分たちが実際に実行し、無駄に気づいて改善していく

と、言うことで色々試したり、店長にも聞き取り調査をしていました。

販促物の種類量は?

多いかなと

店長もバッサリ言ってました。

販促グッズのポスターを減らしたり、簡単に付けられる物に変えたり。
分厚い業務マニュアルだったのを、図式に買えて分かりやすく。
更に漫画にして読みたくするマニュアルにしたりと改善したりなどを行ったようです。

漫画マニュアル良いなぁ。

社長によると
「作業時間が多いから、少しでもシンプルにして入ってすぐでも戦力化できるように」

確かにこれは重要だと思います。たばこを減らせば良いと思います。

「コンビニに行くとバイトが少ないのか、作業皆がしていていないときがある。」
と、加藤さんがクレームを言ってました。

サークルKサンクスとのブランド統合の現場

トップを狙え作成の大きな柱。

ファミマ、サークルKサンクスで一緒にやるわけではなく、全部ファミマにするという大転換です。
全国のサークルKサンクスをファミマにチェンジしている最中。

5月初旬のサンクス東馬込店

そこかしこにファミマと一緒になった印があります。

店長の心境

サンクスで15年やってるんで複雑ではあるが大きなチェーンに入るので客の認知度は上がる。
儲からないと困る


5月半ばサンクス⇒ファミマになる改装工事が行われています。
棚からレジから総取っ替えで1店舗1000万円程かかるそうです。

看板内装が変わるより変わらなければならないことが、店舗スタッフの仕事の仕方

晴海にある研修センターでは転換研修が行われていました。

挨拶の練習ちょっと高いのがファミマの特徴…そういえばたまに行くファミマの店長も若干声高いかな。

接客最大の違い

サークルKサンクスは「ありがとうございます。またお越し下さいませ」

ファミマは「ありがとうございました。またお越し下さいませ」

「ます」「ました」の違いがあるそうです。気にしたことないよ。

コンビニはチェーンにより使う用語が違うそうで、サークルKサンクスは「おにぎり」ファミマは「おむすび」

…どっちでもいいよ

品を前に出すことを
サンクスは「フェイスアップ」ファミマは「顔出し」
これは重要かも知れません。仕事に使う用語については統一しなければ。

とはいえ、挨拶語尾の統一は厳しいようで。

「なかなか言えない」と、転換店舗の店長さん。15年ですからねぇ。
「今までそういうところが厳しくないチェーンだったのが、チェーンイメージを合わせて行かないと」

一番大きく変わるのがレジの操作でレジ作業を覚えなくてはなりません。
機械が変わってしまうのでこれが一番大変なのかも知れません。

そして東馬込のサンクスがファミマにリニューアルオープン

どこが変わったのか?

今までは蛍光灯だったが、照明はLED。床も張り替えました。
レジ前が一回り広くなり通路に物が無くなった
入り口にあった雑誌コーナーがイートインになった

新しい店はイートイン必須ということで新設店には設置しているそうです。

雑誌が重要なのに…

接客も研修でしっかり語尾が治っていました。

「今まで生ぬるいと言っちゃいけないが…これからはトップチェーンの仲間に入りそれに合わせて頑張らないと、追いつくように頑張ろうと思ってます」と、店長が語っていました。

社長の激励

ユニフォームの澤田社長が、あちこちの店舗を回っていました。

サンクスから転換して5ヶ月の横浜スタジアム前店
店に入ると、スタッフを激励し、この近隣で3店舗運営するオーナーと面談。

「おかげさまで3店舗やってるが、売り上げが7割伸びました。看板変えただけで」

などと嬉しそうに語っています。
そんなに違う物なのか。リニューアル直後だからとは思いますが。

サンクスから転換した店を含めて40店舗回り、店のスタッフを激励して回りました。
私がバイトだったら邪魔だとしか思いませんが。
「こんな機会無いので光栄」などとスタッフさんも気を遣っていました。

社長自らフラッペを配るなんてこともやってました。

分刻みのスケジュールだが「喜んで貰ってるので嬉しい」とのこと。

社長への質問

店舗変えるのは大変ですが?

1店舗1000万超えるケースも。

それでもひとつにした方が良い

ブランドは1つにして、ファミマとして商品サービスを提供する。シンプルにした方が分かる

「ました」「ます」の統一はどう思う?

「全く必要無いと思う」
「なんでこんなことやらしてるの?と思った」

と、言い出したので、スタジオにいたファミマの社員さん達がざわつくという事態に。
慌てて加藤さんがフォローしていました。
あの勢いだと語尾統一とかはどうでも良いとなりそう。

業務改善としてメスが入る可能性が出ましたね!
ここが面白かったです。

いや。素人目に見ても「ます」「ました」はどうでも良いですから…


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