がっちりマンデー

儲かる「禁止ビジネス」【がっちりマンデー感想】(2015/09/20)

がっちりマンデー『儲かる禁止ビジネス』

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。

今週は、儲かる禁止ビジネスの特集です。

自社内で色々制限を設けることで儲けにつなげるというお話のようです。
(串カツを除く)

アイリスオーヤマの禁止

家電、収納、園芸、ペット・・・ホームセンターに並ぶありとあらゆる物を作っているアイリスオーヤマ。
この企業で禁止をしているのはパソコン禁止

自分のデスクにPCを置いて仕事するのを禁止しています
部内に共有PCがありそれを使う形になりますが1回45分まで。1回使うと15分使えないという制限を設けています。

パソコンを使う時はデスクを移動する。PCの作業が終わったら自分のデスクに戻る。という感じに。

何故こんなことをしているか。
「だらだらとPCを長時間して、仕事をしている気分になる人も居る。PCをするときは限られた時間で行う」

作業のメリハリをつけ、ネットサーフィンとかくだらない無駄時間を省くためでした。
後はPC作業への集中力が違うようです。45分で終わらせなければならないので。
メールのやりとりも減少しました。

個人専用のPCを撤廃は2007年から行っています。
ただその代わりに増えたのは、立ちミーティング
何かをやりたいときは「集まれ~」という感じで声をかけて立ったままミーティング。
そのためのテーブルがあちこちにあり頻繁に打ち合わせが行われていました。

座ってミーティングだとスケジュール調整や会議室を取ったりが必要なので
集まれる人員を集めてすぐにミーティングを行うそうです。
「集まれる人員で決められることとタイムリーで決める」

打ち合わせは立ってすぐ、デスクでのPCは禁止

これによって38%だった新商品比率が56%になりました。
売り上げも755億円→1100億円に
今の時代とは逆行している形ですね。

アイデア勝負だとこういう所が重要なのかも知れません

ChatWorkの禁止

東京都台東区にあるお洒落なオフィス。
チャットワークというビジネス向けのチャットサービスをしている企業です。
LINEのようなもののビジネス版だそうな。

会社用の連絡やりとりツールで、複数でメッセージのやりとりが出来、会社用に便利な機能として過去メッセージをキーワード検索でき、それをリンクを張って送付できたりするそうです。

勿論ボイスチャット(映像付き)も出来て、遠隔地とのコミュニケーションもとれます。
メールよりも便利としてチャットワークのシステムは国内外に浸透し契約数は77000社。桁違いです。

この企業の禁止その1
「電話禁止」
・電話を取ってしまうと、作業を止めて出なければいけない。作業の集中を切らさないために禁止

連絡は勿論自社のチャットツールを利用します。

PCが無い客はどうすれば?
「PCが無ければ弊社のサービスも使わないので客にならない」

ごもっともでした。要するに自社ツールを使わない企業は顧客に居ないので出来るというわけです

禁止その2
「紙禁止」

エコ以外のメリットは?
紙は検索できないですよね、共有できない
データにして検索できるようにする
大阪やシリコンバレーだったら渡せないから。
社内の資料は全てデータ。領収書はスキャンしてデータ化してます。

徹底的に効率にこだわり77000社を社員55人でまわしてます。
年間売り上げ 6億円だそうです。

FiNCの禁止

ダイエットのサポート企業だそうです。
何が禁止かといえば、「ラーメン禁止」「ジャンクフード」「たばこ」
体に悪い物全般を禁止しています。

1回違反でイエローカード。2回違反でトイレ掃除などの罰則があります。


スマフォで客をダイエットさせたり、健康にさせるサービスを展開しているから当然と言えば当然。
太ってしまうような物、不健康を促してしまうような物は禁止です。

「太っていると説得力が無い」

社員は皆スマート。
入社したてのぽっちゃりしている人はダイエットプログラムに参加させるという形に。

肥満遺伝子検査を行ったり。
マシンルームで検査し体のゆがんでいる箇所を探したり。

最新科学で身体のタイプを調べて一番合ったダイエットを指導してやせさせます。

なるべくキツイ運動をせずにというのがポイント。

「ダイエットを始めてから1ヶ月で5kg落ちた」という新入社員がいました。

実際に社員がダイエットサービスの改善にも生かすことができます。
FiNCダイエット家庭教師 198000円~と馬鹿高いですがユーザー数は1500人を突破したそうです。

串かつだるまの禁止

大阪区浪速区の串カツや。
串カツと言えば「二度漬け禁止」です。
元々は暗黙の了解だったのを全国に広めたのがこの「串かつだるま」だそうです。

昭和4年創業の串カツ屋の元祖
4代目社長 上山社長

なぜ禁止?
・衛生上の問題
 これは当然分かります。

じゃぁかければ良いじゃないとなりますが。

「付け皿に置いてソースをかけたら皿の上にソースがあまる。勿体ない」

・・・なるほど。

あと二度漬け禁止が串カツを全国区にのし上げたそうで。
一番大きいのは宣伝効果だそうです。

「二度漬け禁止ってしらなければどんなんだろうというのが大きい。興味本位で行って見ようって客が多かった」

禁止心をくすぐられて客が来るという展開になりまして。
1店舗だった店は2度漬け禁止以降売り上げが増え店舗数増えて国内14店舗海外3店舗にまで。

社長は英会話教室にまでいって二度漬け禁止をしっかり対応しているようです。

ソースにもう一つ禁止がありますが、オリジナルソースのレシピは門外不出で公開禁止だそうです。
「私と、工場長と、役員1人3人だけしかしらない」

ということだそうです。
工場を見学すると大量のケチャップがあり、どうやらケチャップを炊いて何か配合して作っているようです。

串かつだるまは、年間40億円売り上げているそうです。

感想

PC禁止と電話、紙禁止・・・真逆なのにしっかり伸びている。
中途半端が一番ダメなんだろうなぁとか思いながら見ていました。
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